限られた時間の中で効率的に合格力を引き上げるには、志望校の入試傾向を熟知した上での 学習計画が必須条件となります。
試験時間50分、総問題数が15問弱(大問数は6題程度)で、一見少なく見えますが、応用の度合いが強いのが特徴です。また、余白に途中式・計算を書かせるため、じっくり順を追って答えを導き出す訓練が必要になります。問題編成は、はじめの一題が計算問題や応用小問の集合題、二題目以降が応用問題になっている場合がほとんどです。 計算問題は、傾向としてはやや複雑で、特に還元算は注意深さが要求されます。応用小問は、単位の換算や割り算など、基礎的な数量問題が中心となります。
応用問題では、図形分野が頻繁に出題され、多様な問題が取り上げられます(展開図・立体図形の切断・図形の回転・図形上の点の移動と面積変化、など)。図形の基本的な解法を幅広く身につけ、さまざまなパターンの問題練習をしておきましょう。 数量分野では、複数の単元が融合した問題が多く、特に速さなど割合と比に関連した問題はよく見られます。
文章読解が中心で、大半が記述形式での解答(しかも自由記述が多い)です。出題数は、論理的文章と文学的文章が1題ずつ、計2題のことが多いが、年度により1題のみの場合もあります。しかし、総文章量はほぼ変わりなく、全体のボリュームは同じです。 試験時間は50分です。
文章自体はそれほどひねったものはありませんが、内容や心情の読み取り(登場人物の行動や感情の原因・理由を問うものが多い)・文脈理解(段落や文章の構成についてなど)が出題され、筋道だった読み取りが要求されます。多分野の本を精読し、文章内の関係性(人間関係、原因と結果の関係など)を理解して読み込む訓練をしましょう。
また、漢字や語句の意味などの知識問題は、特に難しいものは出されませんが、訓読みは難解なものが出るので、注意しましょう。
大問数は4題程度で、試験時間は30分です。記述問題が多く、出題傾向がユニークなので、過去問や傾向に沿った演習が必要です。傾向としては、全問が実験・観察・観測をもとにしたもので、単純な知識事項はほとんど問われず、現象・ことがらのなりゆきの原因や、課程・結果の査察が主とされます。また、選択問題は少なく、文章記述や作図を要求するものが大半です。実験の結果や現象からその原因を考察したり、逆に原因から結果を予測して仮説を立てたり、論理的な思考訓練、理解力が求められます。
分野は、「生物と環境」「物質と変化」「運動とエネルギー」「地球と宇宙」の4分野からまんべんなく出題されます。各分野とも、実験・観察・観測に関する演習を繰り返しましょう。
毎年3題前後で、試験時間が30分。出題形式は記号選択と語句記入が多いが、論述問題も毎年含まれます。地理・歴史・時事問題・政治経済・環境問題と、各分野からまんべんなく出題されますが、なかでも国際関係、経済問題、時事問題の出題が目立ちます。
地理・歴史も、単純な知識問題だけではなく、一定のテーマに基づいて構成された問題が多く、知識力だけでは太刀打ちできないものもあります。地理・気候・産業の結びつきや、日本歴史の全体的な流れ・それに付随する他国の歴史を押さえるなど、総合的な理解を深めましょう。また、日頃から新聞やニュースなどで、現在日本の社会で問題になっている事柄にも関心を向け、疑問点は周囲の大人(家族や先生)への質問や対話を通して理解・思考力を鍛えましょう。
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