2009年国公立大学入試動向-結果 |
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国公立大学志願者数増減の背景 難関大を中心に後期日程の廃止や募集人員の削減が進んでおり、今年度も募集人員は467人(-2.3%)減少しました。前期一本化に向かう大学は難関大に集中しており、成績上位層の後期出願校の選択範囲が狭くなっています。 センター試験の平均点の変動が志願者数に大きく影響を与えています。2009年度は国語(-6.18点)、英語(筆記)(-10.24点)、日本史(-6.33点)、地学(-7.83点)といった科目で平均点がダウン。一方で平均点がアップしたのは政治・経済(+5.58点)、化学Ⅰ(+5.33点)という結果でした。5(6)教科7科目受験者の平均点は文系、理系のいずれもダウンし、特に文系のダウンが大きくなりました。この結果、思い通りにセンター試験で得点できずに、国公立大学出願をあきらめた受験生も出ました。 事実上の大学全入時代を迎えて、人気や合格レベルなど大学間の格差は拡大して二極化が進んでいます。また世界的な金融危機に端を発した景気悪化により、学費が安価という経済的側面や卒業後の就職に有利といった理由で、国公立大、特に難関大志向を強く持つ受験生が増加しています。 2009年私立大学入試動向-結果最終的な全国の私立大の延べ志願者数合計は前年度の263万人を超えることが予想されています。特に、首都圏や関西圏の有力私立大学では、新たな入学者の獲得を目指した学部、学科の新設や新しい入試方式の導入が2009年度入試でも続いたこともあって、全私立大志願者の中での占有率がさらに高くなる傾向が続いています。地方を中心に入学者の確保が厳しい状況となっている大学との二極化は一層進んでいるといえます。
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—安田教育研究所より— |
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2008年 大学入試動向を知ろう! |
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● 2008年 国立大学入試動向 |
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| <概要> | ||||||
| 2008年度入試の選抜方法をみると、一般入試での後期日程廃止の動きや医学部医学科で地域枠推薦入学がさらに増えることなどが特色としてあげられます。 | ||||||
| <試験日程と定員配分> | ||||||
2008年度には後期廃止の動きがさらに拡大します。東北大は文・経済・理学部を除く全学部が後期募集を廃止、名古屋大はすべて前期募集に一本化されます。東京大は理Ⅲ後期を廃止、それ以外の後期募集は存続させますが、文理一括募集で募集人員が07年度の3分の1以下になります。またその他の医学科でも神戸大、徳島大、高知大、札幌医科大、京都府立医科大が前期のみの募集に変更します。 |
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| <2次試験・2段階選抜> | ||||||
| 2次試験の変更では、明らかに負担増となる変更はそれほど多くありません。必ずしも負担軽減の傾向にあると言えませんが、大学の特色を出しつつ、受験しやすい科目設定の方向にあるとは言えそうです。 2段階選抜は、全体的には廃止または予告倍率を緩和する傾向にあると言えます。弘前大・医(医)前期、東京医科歯科大・医(看護・検査技術)前期や歯(口腔保健)前期、信州大・医(医)前期、岐阜薬科・薬中期などが廃止します。また、山梨大・医(医)後期、首都大東京・システムデザイン前期などは予告倍率を緩和します。 |
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| <試験会場> | ||||||
| 本学以外に試験会場を設ける国公立大学は、2006年度は26大学ありましたが、2007年度にはこれが30大学に増加しました。 | ||||||
| <推薦入試・AO入試> | ||||||
| 推薦入学を新規に実施する大学は、医学部の地元枠推薦の導入に関するものとしては、旭川医科大、岐阜大、徳島大、高知大があります。AO入試は、主要な大学では東北大、九州大が一部の学部で新しく実施します。長崎大・医(医)ではAO入試の募集人員を5名増員しますが、この増員分はすべて地域枠になります。 また新しい出願資格の推薦入試・AO入試が現れてきました。お茶の水女子大が付属校の生徒に限定した指定校推薦を実施、岐阜大・工はスーパーサイエンスハイスクールに限定した推薦枠を設置、岡山大・理(物理)のAO入試は「物理チャレンジ」の受賞者に限定、また佐賀大・医(医)で新規実施される「佐賀県推薦入学」の出願資格は、佐賀県在住者だけでなく日本国内の2浪までの者で、佐賀県の推薦をうけた者を対象としていますが、卒後、佐賀県内の病院等で6年間勤務することが条件になっています。 |
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| ● 2008年 私立大学入試動向 | ||||||
| <概要> | ||||||
| 私立大の志願者のべ数は、昨年比10万人増。センター試験の難化や上位国立大の後期廃止などの要因で私大へ流入した影響と考えられます。これは、上位有名校や大規模校への志願者集中を生み、私大の格差をさらに拡大させることとなりました。定員割れとなっている私大は40.4%にまでなっています。 | ||||||
| <科目> | ||||||
| 3教科型が278大学862学部と全体の半数程度なのに対して、2教科で受験できる大学は全日程・方式のべで458大学1,105学部と、私大の主流となってきています。しかし、ランク上位校、有名校では入学者の質(学力)の維持を優先するため、入試科目数の削減にはまだ慎重です。 | ||||||
| <複線入試> | ||||||
| 複数の選抜方法を実施して多様な受験生を集めようという動きは、少なくとも上位大学の一般入試では拡大していません。青山学院大・経済C方式の廃止、武蔵工業大の学群入試の廃止などがある一方、上智大・理工、青山学院大・理工のB方式実施、関西学院大での英数型、英語・小論文型の実施などがあります。幅広い層の受験生に対応したり、逆に受験生にわかりやすくアピールするように簡素化してきたりしています。 | ||||||
| <試験日と地方試験・地方会場> | ||||||
| 2005年から始まった全学日程導入は、昨年の明治大、法政大、明治学院大、専修大などに続き、駒澤大、成蹊大、武蔵工業大、武蔵大などでも、通常の試験日程よりも早い2月上旬に全学部一斉日程で試験が実施されます。他に、センター試験併用で2月中旬に実施する東京理科大、2月下旬に2期募集的に実施する東海大のB方式などもあります。中央大も地方試験を実施する学部を拡大するなど、全国から受験生が集まる「全国区大学」でも、その集客力維持のために様々な試みを行う必要がでてきたようです。 地方会場を設ける大学は全体で371大学・1,060学部、地方試験のみを本学とは別日程で実施する大学は26大学・78学部となっています。 |
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| <大学入試センター試験> | ||||||
| センター試験を利用した選抜を実施する私立大学は今春の450大学1,243学部から、創造学園大が利用をやめるものの、466大学1,307学部へと増加しています。短期大学は、公立・私立あわせて9短期大学が新たに利用を開始、全体で156短期大学が利用します。新規利用する主な大学・学部は、立命館大・映像、青山学院大・文、日本大・生物資源科学、獨協医科大・看護などとなっています。 センター試験利用はさまざまな方式を設定しても、一般入試とは違ってコストの増大とはなりにくくなっています。そこで、従来から利用しているところでも、センター利用の方式や募集回数を増やす大学が多くなっています。国立志望の受験生を狙って4科目・6科目型を実施する明治大・商、5科目型を実施する日本大・工、7科目型を実施する立命館大・経営、情報理工、生命科学、逆に3教科型の私大型を実施する中央大・経済・商、青山学院大・法、理工の一部学科、星薬科大、日本大・工、関西学院大の文系学部などでも実施されるなど拡大しています。 また、センター利用の募集回数を増やす大学としては、東京女子大、法政大などがあげられます。全体では398大学・1,048学部が2期募集を行います。 その他、センター試験実施前の出願になる昭和大・薬、日本大・文理、京都外国語大、実施後の出願になる日本大・国際関係、慶応義塾大・薬などの変更があります。 |
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| <推薦入試・AO入試> | ||||||
| 入学者確保のため、推薦入試の枠を拡大したり、推薦基準を緩和したり、「公募制推薦」「自己推薦」に代えて「AO入試」を新たに導入する大学は増加しています。上智大などで新規実施など、426大学1,008学部で実施されます。 AO入試の形態は大きく3つに分かれています。「選抜型」は、出願書類審査の合格者に対して2次試験としてプレゼンテーション、小論文等と課しその結果で合否を決定するもの。「自己推薦型」は、特定の基準・資格をクリアしていれば面接等で合否を決定するもの。「オープン型」は大学の入試説明会やオープンキャンパスに出席させたりして、予備面談、面接など複数回行い、許可者に対して出願させる方式のもの。 「選抜型」はランク上位校・有名校に多く、「自己推薦型」「オープン型」は中堅・下位校で多く実施されています。他にトップアスリート対象の推薦・AO入試が早稲田大・スポーツ科学部に続き、立教大と日本体育大で実施されます。 |
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| <新増設関係> | ||||||
| 新増設関係では、私立大が10校(昨年は9校)新設されます。医療や教育系を中心とした大学がほとんどです。 学部・学科の増設および改組は数多くあります。明治大に国際日本学部、立教大に異文化コミュニケーション学部とコミュニティ福祉学部にスポーツウエルネス学科、同志社大に生命医科学部とスポーツ健康科学部、立命館大に生命科学部と薬学部、法政大にグローバル教養学部と工学部から改組となる理工学部と生命科学部、慶応義塾大と共立薬科大の統合により誕生する慶応義塾大・薬学部や東海大3大学の統合により誕生する東海大の6学部などがあります。早稲田大の教育学部教育学科に初等教育専攻など小学校教員養成の学科・専攻も多く、教育・児童、国際、健康・スポーツ、生命といった系統が多く見受けられます。昨年まで増設がつづいていた薬学部は、立命館大、鈴鹿医療科学大の実質2学部増設にとどまっています。一方、看護は昨年に引き続き10学科増設となっています。 |
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—安田教育研究所より— |
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