医大・医学部受験プロ家庭教師 東京医科大学 物理の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

東京医科大学 物理
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)

力学、電磁気、波動、熱力学、原子全範囲から満遍なく出題されています。大問数も多いので、一つの年度をとってもバランスが良いです。難易度としては、公式を適用できる基礎的な問題が多く、複雑な問題はあまり出題されません。

出題量と時間配分

理科2科目120分です。物理は大問9題、または大問8題(2019年度)を解かねばなりません。大問当たりの設問数は、2021年度解答個数35個、2020年度解答個数28個と増加傾向にあります。数値計算が多く、速く正確に計算しなくてはなりません。物理定数表や三角関数表を利用するため普段から文字式の計算になれていなければ、時間内に解ききれなくなります。

出題形式

分野ごとにまんべんなく出題されていて、大問の中で流れをくみとる形式です。具体的な数値を計算させる問題が中心ですが、数式や定性的な分析結果を選択させる問題も出題されます。算数的な計算力をためす問題となっているので、普段から数値計算しない人は面倒と感じるかもしれません。また、物理定数表と三角関数表を利用するのが本大学の特徴です。

解答形式

全問マーク式で選択肢数は9と多い(2021年度)です。数値計算は、選択式ではあるものの選択肢間の数値の間隔が狭いので、適当に計算して選択すると微妙に選べられなくなります。最後まで計算して自分で確認して判断する必要があります。

攻略のポイント

典型問題を数値計算も含めて正確に解いていく事が求められます。公式をしっかりと定着させ、公式の導出ができるようになり、すぐにそれを利用できることが重要です。また、数値代入問題が多いので、選択式の数値計算を正確に早くできるように普段から練習しておく必要があります。

まずは、公式の使い方を説明しているような参考書を用いて、何か問われているときにはどの公式を使うのかについて整理していきましょう。公式の整理が終わったら、典型問題をできるだけ多く解いていきましょう。最終的にはセミナー物理の発展問題程度を解けるようにしておけば大丈夫でしょう。典型問題に一通り触れたら、単元別の復習と並行して共通試験や共通試験予想問題に時間をかけずに解き続けるとよいでしょう。総合的な復習にも、早解きの練習にも役に立ちます。

演習の際には解けなかった問題や、時間がかかってしまった問題にはチェックをつけておき、少し時間を置いて必ず再挑戦しましょう。最終的に全てのチェックがなくなることを目指し、何度も繰り返し解きます。また、解説を読む際には、問題文中の何が解答に利用する公式に繋がるのかを整理しなければなりません。

過去問演習は、数値計算が非常に多いという特徴がある大学なので、算数的な計算を普段から電卓を使わないで練習しましょう。したがって、物理重要問題集のような文字式を利用した演習問題集を使うより、セミナー物理やリードα物理の数値計算問題を多くやり練習することが必要でしょう。自分で計算練習をしたら、計算精度をあげるように、概算を意識して計算してできるように訓練しましょう。例えば、①1.3 ②1.5 ③1.7・・・のような選択肢の場合、有効数字は2桁に見えますが、287/191は280/200=1.4として計算し、分母を減少、分母を増加させているので、②だと判断することも可能です。

推奨テキスト

(1)『良問の風』(河合出版)
対象:公式の整理ができた方
エッセンス後にやる問題集という位置づけです。問題数は多くないものの、有名問題は網羅されています。

(2)『物理(物理基礎・物理)基礎問題精講』(旺文社)
対象:公式の整理ができた方
良問の風と大体同レベルの問題集です。こちらも問題数は少ないですが、良問の風とセットで解くことで問題数を確保できます。

(3)『セミナー物理基礎+物理』(第一学習社)
対象:問題を沢山こなしたい方
基本から標準まで幅広く扱われています。発展問題までを完璧にしておけば、本学の問題には対応できます。総合問題は長文を読む難しめの問題も含まれているので飛ばしてよいでしょう。

(4)『リードα−物理基礎・物理』(数研出版)
対象:計算問題を沢山こなしたい方
基本から発展まで幅広く扱われています。リードαの問題を中心に例題とまんべんなくこなしましょう。B問題とレベル分けされていますが、A問題でも本学においては難しめの問題も多いです。解くべき問題を示してくれる指導者がいることが望ましいです。

(5)『共通試験過去問&予想問題集』(各予備校等)
計算問題が本学の入試よりも少ないですが、形式もレベルもある程度近いので、練習に最適です。典型問題の整理が終わったら、忘却を防ぐために週に1回分以上を回し続けるとよいでしょう。40分ぐらいで解き切れるようになれば、計算でハマらない限り、本学の問題も時間内に終わると思われます。

(6)『スタディサプリ』(リクルート) ※動画視聴 
対象:物理の図などイメージがつかめない方
動画は全単元における図示の重要性、図示のやり方・描き方、物体の運動イメージ・電流や電化の動き方などが紙面からではわかりにくい部分が理解できます。基本的な全体の流れを確認するときにはよいでしょう。

 

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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