医大・医学部受験プロ家庭教師 東京慈恵会医科大学 生物の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

東京慈恵会医科大学 生物
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)

上位国立の併願校にもなるため、国公立を意識した全範囲からの出題で、生態系なども大問単位で出題されるので、全分野の学習が必須です。選択肢の一部として高校範囲外の内容を含んでいることも多く、記述よりも全選択の問題で難易度が高いです。

出題量と時間配分

理科2科目120分です。1科目あたり60分の計算で、大問4題、大問一つ当たり8設問程度です。60分は適正な時間だといえる分量ですが、他の理科の時間制限の厳しさに鑑みれば、60分使える前提は厳しいでしょう。空欄補充や頻出の記述問題をサクサク解き、全選択の難問で時間を消費し過ぎないことが重要です。

出題形式

空所補充、選択問題、数値計算、実験考察問題など様々な形式が出されます。各大問は一つのテーマを扱っていることが多いですが、大問内がいくつかの内容に分かれていることもあります。また、実験考察問題があることから、グラフの読み取りを求められることは多く、日ごろからトレーニングして短時間で読み取れるようにしておく必要があります。但し書きが入るべきところに但し書きがなく、空気を読まねばいけない問題も出題されます。

解答形式

解答形式記述式がメインで選択式も一部あります。記述は用語を書くだけのものから、数行に及ぶ論述をしなければならない問題も出題されます(字数制限は有・無の両パターンがある)。選択問題は「すべて選べ」があり、選択肢の難易度も高いです。数値計算は選択よりも四捨五入して求める問題の割合が多いです。

攻略のポイント

合格点は低い(5-6割程度)ことも考慮し、本学においては、しっかりと高校範囲を勉強したら取れる問題を落とさないことが何よりも重要です。はっきり言ってしまえば、高校範囲外の全選択問題は相手にしなくともよいでしょう。知識問題を整理し、計算問題や考察問題の対策を市販の問題集で練習を積んでいけばよいでしょう。

まずは基本知識をしっかりとインプットしましょう。教科書及びセミナーによって基本事項を拾い上げていきましょう。知識のインプットでは、まず全体的な仕組みや意義を把握し、その後、細かいタンパク質名などを整理していけばよいでしょう。

上記が終わると、入試中級レベルの問題演習を回せるので、たくさん演習しつつ資料集で知識を補填していきましょう。本学では、例え教科書に資料集に載っている内容ならば、ある程度は点を取らねばなりません。実験考察問題は有名実験だけではなく、初見となる問題も出題されるので、後に挙げる標準問題精講などでトレーニングしておくと良いでしょう。

最後に、過去問についてですが、夏休みには必ず1年分ぐらいは解いて、問題出題のされ方や難易度を確認しましょう。その後は問題集で研鑽を積み、11月には過去問を解き始められるとよいでしょう。本学は時間的な厳しさがある学校ですので、現役生には難しいかもしれませんが、できればもう一方の理科とともに解いて、本番さながらの立ち回りを練習しておくべきでしょう。というのも、問題を飛ばす基準や解いていく順番や時間配分は、ぶっつけ本番でやろうとしても上手くいかないことが多いので、必須だと考えましょう。

また、本学の過去問だけではなく、他大の問題を総合問題集として解いてみることはいいトレーニングになるでしょう。

推奨テキスト

(1)『セミナー 生物基礎+生物』(第一学習者)

対象:初学者、教科書に沿った学習に着手する方
教科書に沿って簡単な問題から、そこそこの難易度の問題まで1冊で行けます。他の教科書に沿った問題集より難易度が少し高いですが、本学を目指すなら一週目から発展問題にも手を出してよいと考えます。

(2)『生物(生物基礎・生物)基礎問題精講』(旺文社)

対象:教科書の学習を終えた方、入試基礎レベルの演習を行いたい方
復習作業においては「分かったつもり」の知識ほど放置されがちです。本書は設問の直後に関連知識の精講や解説が掲載されており、必修知識を再確認するうえで心理的な負荷が少ない構成になっています。解答の正誤にかかわらず精講は熟読し、定着や理解が不十分であった点を学び直しながら解き進めましょう。

(3)『生物重要問題集』(数研出版)

対象:入試基礎から上級への接続をしたい方
問題のレベルは幅広く、問題数も多いです。有名な問題はこの問題集でかなり押さえられます。また、実験考察問題も一部入っています。生物基礎の部分などで少し簡単すぎるところもみられますが、そこは早解き練習のつもりで臨みましょう。

(4)『生物(生物基礎・生物)標準問題精講』(旺文社)

対象:入試上級レベルの演習をしたい方
実験考察問題も多く載っており、中には高校生が知らないだろう内容を考察させる問題もあります。本学のように問題文の長い問題が多く、また、解答形式も論述であるものが多いので、練習になるのでぜひ手に取ってほしい一冊です。

(5)『大森徹の生物 計算・グラフ問題の解法』(旺文社)

対象:有名計算やグラフから整理したい方
扱っている図表は資料集に比べれば少ないですが、有名図表は網羅されています。図表に関する解説もしっかり載っているため理解が深められます。また、本学の計算問題に比べれば簡単なものが多いですが、その前の基礎として取り組むとよいと考えます。

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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