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中学受験トッププロ家庭教師の“驚異の成績UP”インタビュー

 
 中学受験専門のプロ家庭教師を20年以上専業としているY先生に、教務主任の佐藤がインタビューしました。

教務主任:まずは担当開始時の成績と、志望校の差が大きかったお子様を合格させた例をいくつかお話し下さい。
Y先生それでは、いくつか御紹介します。

<A君のケース>日能研の新6年生、3月から担当させていただきました。この時点で算数の偏差値が50未満。4科全体でもほぼ同様でした。まずは日能研の算数を中心に成績を伸ばすことを考えました。国語も並行して指導しました。本人の努力の甲斐あって、最終的に算数の偏差値が754科で66となりました。算数は余計なことはやらずに、塾のテキストにしぼったことが功を奏しました。その際本人にとっての超難問は全て捨てさせましたね。6年後半では、国語は過去問を中心に指導、社会は合格に必要なものを確認させました。過去問は4科目を6年分〜8年分、理解出来ていないもののみを理解できるまで繰り返し、見事「栄光学園」に合格することが出来ました。

<B君のケース>サピックスの6年生、4月から国語中心の指導を開始しました。当時サピックスで偏差値43。サピックスのテストの復習を中心に、文法を含めた自作テキストを使用。何回も同じ方法で読解を指導しました。論理系、物語系それぞれのシンプルな読解方法です。その方法でテストや過去問を解かせます。同時に自作ツールを使用して速読のトレーニングも行いました。その結果、四谷大塚の模試で偏差値70を取りました。また算数は後半の成績の乱高下が激しかったので、底上げを図りました。自作テキストを使用して計算力、精度を高めました。また11問解いている時間はないので、特に図形については過去問を解く場合の考え方、ヒント中心の指導を行いました。結果、下の成績を取ることがなくなりました。年末の学校別サピックスオープンでは4科全体で1桁の順位を取り、御三家に合格することが出来ました。

<Cさんのケース>神奈川県の中規模の進学塾に通う女の子を5年生の中頃から国語を中心に指導しました。当初は塾内のテストで偏差値50前後でしたが、塾のテキストの解説・テストの復習をメインに行い、その結果、偏差値が6065に安定しました。算数、理科に関しては弱点分野中心の指導でしたが、最初は自作テキストでしっかり計算力、精度を高めました。小611月、12月に日能研の模試を受けてもらった結果、ともに総合偏差値が72。しかしCさんは周りから勧められた東京の御三家は受験せず、当初からの第一志望であった神奈川県の女子名門中に見事合格しました。

教務主任:4科目のうち1科目でも成績が飛躍的に上昇すると、それに伴って他の科目の成績も上昇することが多いですよね。
Y先生その一番の要因は生徒本人に自信がつくということです。その科目がもともと苦手科目であったなら、尚更であることは言うまでもないことですね。

教務主任:A君・B君・Cさんいずれのケースも担当開始当初の状況から考えると大変素晴らしい結果ですね。
Y先生:志望校合格に向けて努力でき、合格の可能性を高める大きな要因のひとつが、第一志望校に対する生徒本人の憧れ、思い入れの強さです。それが大きな力を発揮します。たとえば

<Dさんのケース>6年生の受験直前4ヵ月間のみ担当させていただきました。東京の大手塾に通い偏差値は直前の算数が53程度(下がっている時でしたが)。最初に算数を中心に指導し、1ヶ月半で偏差値63となりました。その後、理科を復習し、最後に社会も確認し、総合で偏差値66となりました。短期で算数が上がったのは、問題をいっしょに解いている間にそのお子さんの能力が高いことが分かり、『大丈夫だよ。もともとの力を出せばいいのだから。』と励まし、自分の力に自信を持ってくれたからだと思います。その後、1ヶ月で過去3ヶ月分の算数の範囲をほぼ復習し終わり、短期間での成績アップとなりました。理科は苦手範囲に限定して、きっちり理論から指導しました。
その後も本人が懸命な努力を合格まで休むことなく続け、見事第一志望の東京の難関女子校に合格しました。

<E君のケース>日能研6年生、6月から算数中心に指導開始しました。指導開始当初は成績が下がっている状況で、日能研での算数の偏差値が5560を行ったり来たりしている状況。これくらいの成績のお子様は基本的な部分に関しての理解度に、ところどころ穴があいているケースがほとんどですね。
まずは自作テキストで基本的な計算力の養成から始め、塾の内容の理解を徹底して行いました。その結果、算数の偏差値が72まで上昇。その後は国語、理科の指導に移り、最終的に日能研の総合偏差値で72になり、見事、第一志望校である神奈川県の名門大学付属中学に合格しました。Cさんと同じように御三家の受験を勧められたのですが、生徒本人の第一志望校を貫いた結果ですね。

<Fさんのケース>6年生、受験3か月前から指導開始。算数中心の指導でした。これまで通っていた大手進学塾を辞めて家庭教師のみでの受験となりました。指導開始前の偏差値は4550未満。算数の理解でかなりの誤解がありました。塾であまり教わっていない部分に関しては生徒本人の努力もあり、相当に進んだのですが、塾で教わった部分に関しては、変な癖がついてしまっていて、その修正に大変時間がかかりましたね。しかし塾を辞めて、生徒本人に必要なものだけに全ての勉強時間をあてることができたため、ものすごい速さで成績が上昇、見事、第一志望だった偏差値60前後の女子校に合格しました。生徒本人の努力も素晴らしく、この3か月間での伸びはすさまじいものでした。

教務主任:私たちがこれまでに学習相談を担当した際、現在通っている塾を辞めて、家庭教師一本に絞ったほうがよいケースも多く見てきました。特に塾で伸び悩んでいる場合や授業についていけていない場合ですね。先生はどうお考えですか。

 Y先生:塾での学習で成果がほとんど出ていない状況であれば、その選択が必要でしょう。なぜなら家庭教師一本に絞った場合、そのお子様に必要なもののためだけに全ての勉強時間を使えるようになるからです。

教務主任:続きまして、生徒本人の性格面で苦労したケース、ご家庭からのご要望として非常に多いケアレスミス対策についてお話していただけますか。
 Y先生:これは算数が得意なお子様に多いのですが、計算が嫌い、字を書くことが嫌い(頭の中である程度出来てしまうので面倒がる)という生徒がいました。実は私自身も字が汚いので「数字の習字テキスト」を作って、ふたりで一緒に練習したりしています。本人だけにやらせると嫌がりますが、先生も一緒だと進むようです。計算は「1けた計算のプリント」から始め、速さと精度を高めていきます。長い計算は嫌いでも1けたなら進みますからね。そこで速くできるようになったら、少し長い計算も嫌がらずに出来るようになりますよ。ケアレスミスに関してはお子様それぞれに癖があります。まずはどんなパターンでのミスが多いのかをしっかり把握することから。見る力をつける(オレンジカードを使用)、見る問題を用意する。計算そのものについては、1けた計算から始めて計算の確実化。速度、精度のアップを図ります。そろばんの利用も有効です。整数の計算に関しては簡便な検算方法も教えます。の問題はすぐに入れること。つるかめ算などすぐに検算出来るものは必ずすぐにやること。濃度、速さなどは、問題文からおおよその答えのあたりを最初につけておいて、自分の解答と照らし合わせる。図形は裏にして見て確認する。問題文の読み間違いをなくすには、問題文の重要な部分、解答方法にしっかり線を引く。必要な部分は指でなぞりながら丁寧にやることも有効ですね。とくに模試は生徒本人が自分のミスをする癖を見つける絶好のチャンスです。『わかっていたからいーや』と軽く流してしまうのではなく、してしまったミスは必ず次へ活かしましょう。テストでは時間制限があり時間をあせるから、普段の学習では起こらないミスが発生します。先ずは、超難問は捨てて、“合格を確実にするための時間”を確保しましょう。具体的には終了10分前で必ず一旦立ち止まります。その時間を見直しに充てるのか、飛ばした問題にチャレンジするかは判断ですね。

教務主任:年々、4年生や5年生の早い段階から家庭教師を検討するご家庭が増えてきています。先生がそのくらいの時期から担当する場合の学習のポイントをお話していただけますか。
 Y先生:まず、お子様が塾に通っているのであれば、4年生、5年生の間は基本的には塾のカリキュラムをしっかり理解、定着させることが1番だと思います。それが、1番無駄が少ないですね。復習のポイントですが、家庭教師の指導において、その日にやった内容は必ず生徒と一緒に授業終了時に振り返ります。塾で学習した内容は必ずその日のうちに見る。見るだけでもOKです。翌日に復習。とにかく復習は「早いうちに」が肝心です。次に科目別、時期別に簡単にポイントを整理しましょう。

<算数>まずは基本的な計算力をつけることからです。計算をしっかり出来るようにする。計算の速さ、正確さに最大の注意を払います。また簡便な検算法も指導します。各単元の深い理解(根本の原理)をしっかり行うこと。例えば植木算なら答えの1のずれを完全になくすように。これは数列にもあてはまります。速さであれば、動くということを実際にやったりして、イメージをしっかり掴んでもらいます、イメージが掴めていない状況で後半の伸びは期待できません。それから分数をしっかり理解すること。意味(例えば1/2なら0.51÷2、1:2)、小数との比較。分数を理解した上で速く無駄のない計算方法を身につける必要があります。小4年生から指導に当たる場合、まったく公式を教えずに、全て数えてもらいます。それによって、生徒は50個くらいの数え出しは苦もなく出来るようになります。実際に数の扱いにも慣れます。5
年生からの場合は、まずは数え上げをしっかり練習した後で、それに対応する公式的なものを、実例をあげて教えます。その際、公式の丸暗記にだけは絶対にならないようにします。

<国語>読解を感情中心系と理論系の2つだけに分けて、基本的な読解方法を教えます。この時点では漢字はまだ完全でなくてもかまいません。それよりも言葉の使い方のほうがずっと重要です。アーバン出版の「10才までに覚えておきたいちょっと難しい1000のことば」や「中学受験必須難語2000」などをお母さんと一緒に使って、なるべく多く言葉の正しい使い方を身につけます。論理的な文章では接続詞が大変重要になります。また速読も身につけさせていきます。
私は5年生では特にことわざなどの細かい知識は扱わず、慣用句程度にとどめています。この時期に知識だけで高い偏差値を取ってしまうと、後で伸びしろがなくなってしまうからです。

<理科>
例えばサピックスでは5年生でほぼ全単元を終了します。全単元を一通り終えるのは早いほうがいいので、この方式はお勧めです。ただこの段階で超難問を解く必要は全くありません。基本的な理解、知識を完全にして、それを使えるようにする練習が大切です。

<社会>4年生、5年生の間は特に高い成績を取る必要はありません。早い段階で社会の成績によって総合偏差値を上げてしまうと、後半の追い込みがきかなくなります。各単元で「なぜそうなったのか?」の理由を簡単に1つか2つ言えれば大丈夫です。細かな知識は6年生になってから詰め込んでいけば充分です。

教務主任:最後に、これから中学受験に臨むお子様を持つ保護者の皆様にメッセージをお願いします。

Y先生:特に、いろいろな受験情報への対応の仕方や受験校選びに関してですが、とにかくお子様の希望、意志、第一志望校を中心に考えることです。お子様の第一志望を軸に考えれば、模試の偏差値、周りのお母様方の声、お通いの塾からの受験校の勧めにも惑わされず、第一志望校に合格させるための最短コースをご家庭で選択して突き進むことが出来るでしょう。お子様の合格を心よりお祈り申し上げます。 

                                                        スーパープロ家庭教師Y先生

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