中学受験プロ家庭教師 頌栄女子学院中学校の傾向と対策
中学受験専門プロ家庭教師が語る

頌栄女子学院中学校の傾向と対策

基本情報:偏差値動向

本年度:2023年度 1回

  本年度 一昨年度 一昨年比
サピックス 49

50

-1
日能研 59 58 +1
四谷大塚 61 61 ±0
首都圏模試 70

68

+2

 

※サピックス偏差値・日能研偏差値・四谷大塚偏差値・首都圏模試偏差値は各社公表の数値から合格可能性80%を記載。あくまでも比較検討の目安としてお役立てください。

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

頌栄女子学院中学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
お手元に過去問をご用意ください。 ※問題は、第1回

受験の攻略ポイント

東京の女子難関校。どの科目も、基礎事項をしっかり習得した上で、算数と国語は、設問の意図に合わせて的確に記述する「表現力」、理科と社会は、早く正確に解答する「処理能力」を養っておこう。

算数 式や考え方を記述する問題が一部あり。また試験本番では、得点しやすい問題を見つける力が必要。
国語 設問内容は、「説明記述」「選択肢」「抜き出し」「空所補充」等と多彩。「自由作文問題」は対策が必須。
社会 「時事問題を切り口とした総合的な問題」では、あらゆる知識を結びつける「柔軟性」が求められる。
理科 「物理」「化学」の大問で、難問が含まれていることあり、それらを後回しにする「判断力」が必要。

新しい傾向の出題が見られました

頌栄女子学院中学校では2018年度入試より、新しい傾向の出題がみられる。2020年度大学入試改革を踏まえた出題とみられ、受験生には対策が必要だ。

 

・2018年社会【大問1】[問6][問7]

選択肢問題と内容説明記述問題に新機軸の傾向が見られた。時事問題に絡めた「個人情報の拡散の惧れ」「個人情報の忘れられる権利」に関しての設問。与えられた情報から「思考」し、「判断」して適切な選択肢を選ぶ、または自分の言葉で「表現」する。当校のHPに「毎日の世界中の出来事に目を向けて、新聞やテレビで伝えられることがこれまで学んできたこととどのようなつながりを持つのか、自ら考える習慣も大切」とあるように、普段から「思考力・判断力・表現力」を磨く練習を積んでおきたい。公立中高一貫校で出題される「適正問題」で対策をするのも良いだろう。

算数の攻略ポイント

試験時間:
40分
満点:
100点

推理と論理、規則性、食塩水、数の性質に関する問題は頻出である。平面図形では、角度に関する問題が特に多い。その他、等積変形・等積移動に関する問題、図形の移動に関する問題も比較的多い。


本校では、日本語で説明する問題が出題されることがあるので注意したい。

2023年度 第1回

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問1】小問集合 標準 23分
【大問2】平面図形 3分
【大問3】立体図形 標準 4分
【大問4】速さ 標準 5分
【大問5】規則性 標準 5分

国語の攻略ポイント

試験時間:
40分
満点:
100点

※本校は例年2回の試験が実施されているが、ここでは「第一回試験」についての説明。
2019年度までは、「論説文」(説明文)と「小説」の大問2題という出題形式が定着していたが、3年前から「漢字問題」が大問として独立して3題となり、2023年度も踏襲されている(新傾向が定着した感あり)。


本年度の文章内容は「論説文」と「小説」。「総合的知識問題」は小問扱い。総文字数は7000~8000字程度(本年度は昨年度よりやや増えて約6900字。近年、文字数が揺れ動いている。要注意だ)。「設問内容」は、「説明記述」(例年数問。本年度は昨年度と同数で6問)、「選択肢」「抜き出し」「空所補充」「脱文挿入」などと多彩。そして、ここ10年連続で「自由作文問題」(「字数指定」なし、「150~200字ほど」の解答欄)が出題されている(本年度は「論説文」での出題)。本校での「自由作文問題」は完全に定着し、大きな特徴となったと言える。「国語力の根幹をなすものは客観的読解力と必要十分な日本語表現力」(本校HPより)だということを意識して、確実な「本校対策」が必要だ。
また、「入学試験は、大人の文章を読むための基礎力確認テスト」(同)と位置づけられていることも認識しておきたい。100点満点。試験時間は40分。「説明記述」「自由作文」を含めた解答数を考えると(本年度は34)、圧倒的な「時間との戦い」になる。

2023年度 第1回

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問一】「漢字の書きとり」(全5問) 2分
【大問二】「論説文の読解」(「長文自由作文」あり) 標準 22分
「小説の読解」(「説明記述」4問あり) 標準 16分

理科の攻略ポイント

試験時間:
40分
満点:
100点

例年、地学・生物・物理・化学の4分野から1題ずつの出題である。今年度は生物分野では「食物連鎖」、地学分野では「太陽系の惑星・月食」、物理分野では「電流と磁界」、化学分野では「中和反応」の出題であった。

「電気」「水溶液」「天体」など頻繁に出題される単元もあるが、各単元の基本を確実に理解し、秋以降は過去問等の実践的な演習に力を入れて欲しい。なお、時事的な内容の出題が多いのも本校の特徴である。日頃から自然や科学に興味を持つとともに、直前期には時事問題対策も行うこと。

2023年度 第1回

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問1】 化学 中和反応 標準 8分
【大問2】 地学 太陽系の惑星・月食 標準 8分
【大問3】 生物 食物連鎖 やや難 12分
【大問4】 物理 電流と磁界 やや難 12分

社会の攻略ポイント

試験時間:
40分
満点:
100点

※本校は例年2回の試験が実施されているが、ここでは「第1回試験」についての説明。
「地理」「歴史」「公民」「時事」、全ての単元から出題され、また、各単元とは直接結びつかない「考察問題」や「一般常識問題」などもある(2023年度も同。

ただ本年度は「一般常識問題」未出)。大問は例年3~4題(本年度は3題。近年では2017年度のみ2題だった)。
各大問は、「単元別問題」(1部他単元混在の場合もある)と、単元をまたいだ「総合問題」というパターンが多いが、本年度は全ての大問が「総合問題」。単元別配点比率では、近年は「歴史」がメイン。本年度は「歴史」が約5割、「公民」はほぼ2割で、「地理」が1割半、「時事」は1割強、「考察」はわずかだ。ここ数年配点比率が流動的なので要注意だ。全解答数は従前の60前後から近年は減少傾向で、本年度は昨年度並みの44。解答形式は、「リード文」や「説明文」などに関しての「事項等記述」、「選択肢」、「説明記述」(4~10問ほど。本年度は8問)。
特徴としては、本校が出題を明言している「時事問題を切り口とした総合的な問題」(本校HPより)と「思考力や記述力、また、図表や資料等から必要な情報を読み取る能力を特に重視」しているということ(同)。「あらゆる知識」を結びつける柔軟性が求められる。出題内容は多様で、「地図」「地形図」「統計資料」「歴史史料」「写真」「図版」等々からの問題がある(本年度は「歴史史料」未出)。時間と解答数を考えると、「スピード」と「思考力・処理能力の高さ」が必要不可欠となる。100点満点。試験時間は40分。

2023年度 第1回

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問1】「総合」(「地理」「歴史」「公民」、「考察問題」) やや難 17分
【大問2】「総合」(「地理」「歴史」「時事」) 13分
【大問3】「総合」(「歴史」「公民」「時事」) 標準 10分

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学校 頌栄女子学院中学校
偏差値 2023予測偏差値①61(四谷大塚80%) ①49(サピックス80%)
併願校 1月は市川中、2月は洗足学園中白百合学園中鷗友学園中豊島岡女子中渋谷教育学園渋谷中が多く見られる。
*入試日程の変更にご注意ください
合格者 合格最低点を見ると、年度による差があるが、事前の過去問対策では最低55%はクリアしよう。出身塾別で見ると、日能研が多く、サピックス・四谷大塚・早稲田アカデミーが続いている。
進学実績 東大東工大一橋大を始めとした国立大に15%、早稲田大慶應義塾大上智大に115%、MARCHに100%以上が合格している。
その他 高校での募集を行わない完全中高一貫校。「頌栄」とは神の栄光をほめたたえる、という意味で、キリスト教精神を教育の基盤としている。
基本情報 所在地 〒108-0071 東京都港区白金台2-26-5
最寄駅 都営浅草線「高輪台」徒歩1分・JR/東急池上線「五反田」徒歩10分・南北線「白金台」徒歩10分
連絡先 ℡:03-3441-2005
沿革 明治17年開校。
頌栄女子学院中学校

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