いずれも基本的な問題である。
(1)は計算問題。

(2)は数の性質の典型的な問題。

(3)は、6の2023乗の下2桁を求める問題。下2桁を調べてみると規則を見つけることができる。

(4)は約束記号の問題。工夫することもできなくはないが、それほど時間短縮にはつながらないだろう。そのままルール通りに計算していけばよい。

(1)は速さと比についての問題。基本的な問題である。

(2)は場合の数の問題で、白いタイルと黒いタイルをくっつけて大きな正三角形を作る。実際に書き出してみればよい。

(3)は比の問題。表にまとめてみると解きやすくなる。

(4)は角度の問題。補助線CEを結び、二等辺三角形CEPを作ることがポイント。気づかないと、かなりの時間を浪費してしまう可能性があるので注意したい。

本校受験生にとっては易しい問題である。
(1)は売買算の基本レベル。

(2)は、つるかめ算を利用するタイプの問題。

面積比に関する問題である。
(1)では、AG：GEを求める。「四角形BEGFと三角形BDFの面積が等しい」という条件をどのように活かすかが最初のポイント。GEとBDの交点をHとしたとき、「三角形BEHと三角形HDGの面積が等しい」ということに気づきたい。そこから先は、
①三角形BEHと三角形DHAの面積比に注目する。
②三角形BEDと三角形GEDの面積が等しいことに注目する。
など様々な解法が考えられる。

(2)では、三角形AFGの面積が四角形ABCDの面積の何倍かを求める。(1)が正解できていれば、それほど難しくはないだろう。

長い問題文の文章題だが、見た目ほど複雑な問題ではない。手を動かして作業することで、答えにたどり着くタイプの問題になっている。
(1)は、問題文をきちんと理解できていれば易しい問題である。

(2)はCさんの出発地点を答える問題。13秒後の位置は容易にわかるので、そこから逆にさかのぼっていけばよい。手を動かしてみれば、すぐに答えがわかる。

(3)は、ある程度の試行錯誤が必要であり、簡単には答えにたどり着かないだろう。

恒例の立体切断の問題。今年度は正三角柱を切断する。
(1)では、平面で1回切断したあとの体積を求める。この問題は易しい。

(2)では、平面で2回切断したあとの体積を求める。この問題では正三角柱を切断するが、立方体の切断で同様の問題を経験していることだろう。そのときの経験をふまえると考えやすい。

(3)では、4つの平面(あ)、(い)、(う)、(え)で切断したあとの体積を求める。見取り図が書きにくい問題で、空間認識能力も問われる。見取り図を書くには、図形の対称性に注目すると書きやすくなる。(2)をふまえると、3つの平面(あ)、(い)、(う)で切断したときの体積を求めることができる。その後で、平面(え)で切断することを考えるとよい。