中学受験プロ家庭教師 筑波大学附属駒場中学校の傾向と対策
中学受験専門プロ家庭教師が語る

筑波大学附属駒場中学校の傾向と対策

基本情報:偏差値動向

本年度:2023年度

  本年度 一昨年度 一昨年比
サピックス 70 73 -3
日能研 72 72 ±0
四谷大塚 73 73 ±0
首都圏模試 78 78 ±0

 

※サピックス偏差値・日能研偏差値・四谷大塚偏差値・首都圏模試偏差値は各社公表の数値から合格可能性80%を記載。あくまでも比較検討の目安としてお役立てください。

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

筑波大学附属駒場中学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
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受験の攻略ポイント

首都圏の男子最難関校。男子校の最難関だけあって、どの科目も、中学受験の全分野をまんべんなく、そして深く細部までやりきるような高いレベルで学習してほしい。

算数 頻出分野にこだわるのはおすすめしない。どの分野に関しても最高レベルの実力をつけておくことが望ましい。
国語 短時間で回答する「処理能力」に加え、高度な「読解力」と高度な「記述力」の両方が求められている。
社会 まずは「設問」を正確に読み解く「読解力」が求められる。「時事問題の対策」も必須。
理科 4分野全てから出題される。小学生の理科単元の基礎知識を通じて、物事をしっかりと考える力が問われる。

算数の攻略ポイント

試験時間:
40分
満点:
100点

本校では、数の性質、規則性、場合の数、平面図形がよく出題されている。ただし、分野を融合したような問題も少なくない。最難関校を目指すからには、必要以上に分野にこだわるのはおすすめしない。どの分野でも最高レベルの実力をつけておきたい。

2023年度

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問1】数の性質 標準 8分
【大問2】場合の数 やや難 12分
【大問3】平面図形 6分
【大問4】速さ・規則性 やや難 14分

国語の攻略ポイント

試験時間:
40分
満点:
100点

2018年度までは大問4題、その後一昨年度までは3題だったが、昨年度は再度4題になり、2023年度も同じ4題。本年度の大問内容は「説明文」・「随筆」・「文の漢字変換」(要は「漢字問題」)・「詩」だ(近年、出題形式や内容が大きく揺らいでいるので要注意)。

解答数はかつての10程度がここ数年は増加傾向だったが、本年度は昨年度とほぼ同じで12(この点にも要着目)。文章量は4000~5000字程度(本年度は約4600字)。「解答形式」は原則的に全て「記述方式」で、「説明記述」(本年度は「字数指定なし」のみ10問)、「漢字問題」・「語句記述」(本年度は後者が未出)など。尚、本年度久々に「選択肢設問」(1問)の出題があった(例外か? 今後の動向に要注意)。本校の最大の特徴は、「韻文」が必出だということだ。少ない情報から、さまざまなことを読み取る必要があり、十分な備えが必要となる。そして、「説明記述」では「必要要素」を捉(とら)えづらいものがあり、「文脈」からの的確な読解力が求められる。どちらも、本校に特化した対策が必須となる。さらに、「試験時間」が他校ではあまり例のない「40分」という短さだ。したがって、「時間勝負」になることも覚悟しておきたい。100点満点。

2023年度

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問一】「説明文の読解」(「選択肢設問」あり) 標準 16分
【大問二】「随筆の読解」(「説明記述」のみ5問) 標準 17分
【大問三】「文の漢字変換」(要は「漢字の書き取り」) 標準 1分
【大問四】「詩の読解」(「説明記述」のみ2問) 標準 6分

理科の攻略ポイント

試験時間:
40分
満点:
100点

「物理分野」では難度の高い「力学」、次いで「電流」が頻出であり、明暗を分ける大問となっている。
「化学分野」からは知識問題・計算問題が幅広く出題される。


「生物分野」、「地学分野」は一般に知識分野とみなされがちだが、様々な語句の意味や事象の原理について正確な理解を試される。実験・観察やフィールドワークを題材とする出題も多い。

2023年度

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問1】生物:弁の働き、種子の発芽(必答問題は1・2・4・5) 易〜やや難 7分
【大問2】地学:天体総合と計算問題(必答問題は1・2・3・4) 易〜やや難 5分
【大問3】物理:スイッチ回路(必答問題は1) 易〜やや難 7分
【大問4】物理/さおはかり やや難〜難 10分
【大問5】化学:溶解度(必答問題は1・2) 易〜やや難 7分
【大問6】化学:金属の性質(必答問題は1・2) 易〜やや難 4分

社会の攻略ポイント

試験時間:
40分
満点:
100点

「地理」「歴史」「公民」「時事」、全ての単元から出題される。それらに加え、3年前からは「考察問題」が出題されている(2023年度も同様で、新傾向として定着したようだ)。

大問数は例年3題(本年度も同)。各大問は従前基本的に各単元対応だったが、近年は「単元混在」や「総合問題」となってきている(これまた要注意。本年度は3題とも「総合問題」)。全解答数は30前後だったが、本年度は昨年度の24から一気に増加して36(今後の動向に要注目)。単元別の配点比率は、「地理」「歴史」がメインで(本年度は「歴史」が高くて4割半、「地理」」は3割弱)、次いで「公民」「思考問題」(本年度はともにほぼ1割半)、「時事」(例年わずかで、本年度は純粋な「時事単元」は未出)。設問では例年、「リード文」に関するさまざまな「地図」「地形図」「統計資料」「史料」「年表」「写真」などからの「小問」が並んでいたが、近年は様変わりしていて、本年度は「リード文」と「統計資料」からの出題だ。解答形式は、「選択肢」(「不適切」「組み合わせ」「整序」等あり)、「事項記述」、「説明記述」など。本校の最大の特徴は「選択肢設問」の複雑さだ。「選ぶ記号」が「一つ」「二つ」「三つ」「すべて」と混在しており、判別基準も一筋縄ではいかない。「適切」「不適切」も紛らわしく、よほど慎重に考えないと得点できない(ほとんどが「複数完全解答」なのでなおさら)。また、「リード文」は長いものでは3000字にも及ぶことがあり、全てが「手がかり」「ヒント」になっていて読み飛ばすことができないという厄介さもある(本年度最長で約2400字)。いずれにしても、「スピード処理能力」も含めて万全な「対策」が必要だ。100点満点。試験時間は40分。

2023年度

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問1】「総合問題」(「地理」・「歴史」・「公民」) 標準 13分
【大問2】「総合問題」(「地理」・「公民」・「考察問題」) やや難 6分
【大問3】「総合問題」(「歴史」・「公民」・「考察問題」) やや難 21分

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学校 筑波大学附属駒場中学校
偏差値 2023予測偏差値73(四谷大塚80%)・70(サピックス80%)
併願校 1月入試では渋谷教育学園幕張中、2月は開成中麻布中渋谷教育学園渋谷中聖光学院中海城中駒場東邦中が多く見られる。
*入試日程の変更にご注意ください
合格者 合格最低点を見ると、年度による差があるが、事前の過去問対策では最低70%はクリアしよう。出身塾別で見ると、サピックスが多く、四谷大塚・早稲田アカデミー・日能研が続いている。
進学実績 東大東工大一橋大を始めとした国立大に8割以上、早稲田大慶應義塾大上智大に9割、MARCHに1割が合格している。
その他 首都圏男子の最難関校のひとつ。自由でのびのびとした校風で「駒場の自由」と評されている。筑波大学への特別な内部進学枠などはない。
基本情報 所在地 〒154-0001東京都世田谷区池尻4-7-1
最寄駅 京王井の頭線「駒場東大前駅」徒歩7分・東急田園都市線「池尻大橋駅」徒歩15分
連絡先 ℡:03-3411-8521
沿革 昭和22年創立。
筑波大学附属駒場中学校

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