大学受験専門プロ家庭教師が語る

上智大学 文学部国文学科の国語試験対策と勉強法

出題傾向・攻略のための勉強法・推奨テキスト

「文学部 国文学科の国語」
出題傾向・攻略のための勉強法・推奨テキスト

出題傾向の概要

出題範囲(分野)の特徴

「出題科目」は「国語総合」「現代文B」「古典B(古文・漢文)」。
「現代文」は「論説文(評論文)」1題が近年の基本。文章内容は「文学部国文学科」らしく「文学論」や「哲学論」が多いが、「文化論」「歴史論」「言語論」などの出題もある。いずれにしても硬質な文章が多くやや読みづらい。「知識」は「小問」として出題され、「漢字の書きとり」(稀に「読み」もある。直近では2017年度)、「語句の意味・用法」「四字熟語」「慣用句」「近現代文学史」(頻出)等の幅広い分野から問われる。
「古典」では「古文」が1題で、主に古代~近世の「物語」「日記」「評論」(「和歌」も含まれる)などの他、「謡曲」(2015年度)といったあまり他校では類例のない題材も出題される。文法から解釈までの総合的読解力や、「歴史的背景」を含めた「古典常識」も問われる。「文学史」も頻出だ。
「漢文」も1題。題材は「日記(随筆)」「史伝」「思想」「評論」などで、「漢詩」の出題もある。「基本的句法」「書き下し」「語句の読み・意味」「内容解釈」、「漢文常識」等が問われる。
尚、「文学部国文学科」は本大学で唯一、「記述式」の出題があるということは特筆しておきたい。 

出題量と時間配分

問題文の文章量は、「現代文」が1題3000字前後で他校と比較して標準的、「古文」は700~1000字程度。「漢文」は150~400字程度。試験時間は90分。
全ての大問で「説明記述」があるので、決して余裕はない。「正確さ」と「スピード」が重要だ。
先に「古文」「漢文」を40分強で手際よくこなし、「現代文」は50分弱をかけて余裕を持って確実に解いていきたい。

出題形式の特徴

大問3題が基本。
「大問一」は「論説文(評論文)」で、「小問」は10~17問ほど(解答数は15~17程度で、そのうち7つほどが「記述式」)。
「大問二」は「古文」で、「小問」は10問前後(解答数は10~16ほどで、そのうち3つ程度が「記述式」)。
「大問三」は「漢文」で、「小問」は10問程度(解答数もほぼ同じで、そのうち5つほどが「記述式」)。

解答形式の特徴

「マーク・センス方式」と「記述式」の併用型。
「現代文」の「マーク・センス方式」は「換言説明」「理由説明」「内容説明」「本文内容(非)合致」などだ。「記述式」では「説明記述」(「字指定数なし」で、解答欄は30~60字程度)の「換言説明」「理由説明」「空所補充」等で2問程度、そして、「抜き出し問題」「漢字の書きとり」(稀に「読み」もある)、「文学史」などの「事項記述」がある。
「古文」では「現代語訳」「内容解釈」「換言説明」「主語特定」「本文合致」「和歌修辞」など、「漢文」では「句法」「語句の読み・書き」「書き下し」「文学史」等が、「マーク・センス方式」と「記述式」(「説明記述」は「古文」「漢文」ともに2~4問前後)で出題される。

攻略のための勉強法

知識

本大学の「漢字」等の「知識問題」は、難関私大の中では標準的難易度。「文学部国文学科」も例外ではない。従って、誤答は致命的になるので注意が必要だ。
そこで、先ずは「己が実力」を把握することが重要。「センター試験」の「漢字問題」(要は「同音異字」「同訓異字」の判別)がひとつの目安となる。最低10年分以上の過去問をこなしてみたい。その結果次第で、具体的な学習を進めていく。
尚、以下のサイトは「漢字問題」だけがまとめられていて便利だ。
http://www.kanjijiten.net/center/index.html

「現代文」解法①(マーク・センス方式)

「論説文(評論文)」特有の「解法」と全てに共通する「解法」を体系的に理解し定着させ、応用するために肝要なのは「復習」の仕方だ。「考え方のプロセス」を「トレース」することが必須。特に「間違った問題」が肝要。誤ってしまった「分岐点」をしっかりと確認しておくこと。
さらに、いくつもの練習問題を通じて同種の設問に共通する「解き方のプロセス」を身につけたい。それが「解法」となる。尚、「具体的解法」に就いては本HPの別サイト「大学入試”王道現代文”」を御覧あれ。

「現代文」解法②(マーク・センス方式)

判別しづらい「選択肢設問」は要注意。確実に正答とするためには、先ずは「設問」に対する「読解力」を養う必要がある。「設問」はそもそも何を問うているのかを常に正確に把握しながら、問題練習を繰り返すこと。そして、「選択肢消去の仕方」に習熟したい。
「換言説明」であれば傍線部の「原意」にこだわった「原意消去」、「理由説明」では「直接的理由」として結びつくかどうかによる「消去」等を常に意識することが肝要。

「現代文」解法③(記述式)

合否の鍵ともなる「説明記述」、正否の分岐である「最重要な要素」を「文末」として、他の「要素」を積み上げていくという手法を完璧にマスターすること。
そして、「内容」から必要度の優先順位を特定し、優先度の高いものから積み上げていく。それぞれの「要素」を「20~30字程度」でまとめられるように徹底練習することが必要。「40~60字ほど」の「解答欄」なので、2~3つ程度の「要素」でまとめることに慣れること。

古典

「古文」では、先ず「重要古文単語」及び「文法」を徹底的に習得すること。「単語の意味」は直接問われるし、「現代語訳」「内容解釈」(「記述」があるので要注意)をする上でも最重要だ。特に「助動詞」「助詞」の「意味・用法・接続」は完全に定着させること。また、「敬語」の出題もあるので習得が必要。
そして、「文学史」(頻出)「古典常識」や「和歌修辞」も出題される。しっかりと確認しておくこと。無論、「説明記述」にも慣れておく必要がある。
「漢文」では、「文の構造」「句法」「漢詩」等の基礎知識を習得した上で、練習問題を通じて読解力を培うことが重要(「説明記述」もあるので的確な「内容解釈」が必要になる)。「語の読み・書き・意味」「書き下し」「白文対策」も忘れずに。また、「漢文常識」「思想史・文学史」等も確認しておくこと。
いずれにしても、「古文」「漢文」の難易度は高いので万全の準備が不可欠だ。

推奨テキスト

知識篇

①『入試漢字マスター1800+(三訂版)』(河合出版)→②『現代文最重要語句 暗記いらずのらくらく練習帳』(学研)→③『頻出現代文重要語700(三訂版)』(桐原書店)→④『ことばはちからダ! 現代文キーワード』(河合出版)→⑤『現代文キーワード読解(改訂版)』(Z会出版)

前項の「センター試験(漢字問題)」チェックで、5割未満の場合は①から、6割は②、7割は③、8割以上は④から始めるのがひとつの目安。⑤では「キーワード編」のみならず「頻出テーマ編」も熟読し、完全に理解すること。
尚、必出の「文学史」対策としては、『SPEED攻略10日間 国語 文学史』(Z会出版)が時系列も理解でき、コンパクトにまとめられているので覚えやすい。

現代文篇

①『システム現代文 バイブル編(改訂新版)』(水王舎)
「解法」って何? といった諸君にお薦めの入門書。根本を徹底的に解説しており、マスターすれば「解法」は一通り理解できる。

②『現代文読解力の開発講座(新装版)』(駿台文庫)
中級レベル。文章を客観的に捉える術が的確に説明されており、G-MARCHから上智へのステップアップ段階の一冊。

③『入試現代文へのアクセス 完成編』(河合出版)
中~上級レベル。「読解へのアクセス」で問題点を喚起し、「選択肢設問」の「消去の根拠」も明記されており、「解法理解度」を自己確認できる。自らの実力を把握することで、上智合格に自信が持てる一冊。

④『現代文と格闘する(三訂版)』(河合出版)
上級レベル。「文章を読み繋ぐ」ことを主眼として、その為のシンプルな「視点」を提案している。「文学部国文学科」合格を確実にする一冊。

⑤『[記述編]現代文のトレーニング(改訂版)』(Z会出版)
上級レベル。頻出テーマに沿った問題構成で、「完成度」を自己採点で把握できる。「文学部国文学科」必出の「説明記述」対策用。

※尚、②④⑤には「要約問題」があるので必ずこなしておくこと(「記述」の練習になる)。

⑥『過去問』
実戦レベル。10年分以上確実にこなし、「解法」をトレースすること。

古文編

①『重要古文単語315(三訂版)』『標準古文単語650(三訂版)』(ともに桐原書店)
前者を反復して完全定着させた上で、後者を数回丁寧に通読すること。それで「語彙」はほぼ心配ない。

②『ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル(三訂版)』(河合出版)
「文法」の基本が分かりやすくまとめられている。「例文」は「品詞分解」し「現代語訳」も必ずこなすこと。

③『古文上達 読解と演習56』『最強の古文 読解と演習50』(ともにZ会出版)
前者は「入試古文」の全てを凝縮し、後者はその応用篇。「古文」への自信がみなぎる二冊。

④『速読古文常識』(Z会出版)
「古典常識」習得用。約300語を収録しており、実戦的トレーニング文章の中で効率的に定着可能。センター試験から難関私大まで対応。

漢文編

①『漢文必携(四訂版)』(桐原書店)
「漢語の構造」から「句法」まで、基礎力養成の一冊。

②『ステップアップノート10 漢文句形ドリルと演習』(河合出版)
基礎定着確認用。

③『漢文(河合塾SERIES―入試精選問題集/改訂版)』(河合出版)
「読解力」上達への道標。

文学部トップページはこちら

大学受験を成功に導く過ごし方とは

インタビュー =大学受験、「最後の一年」の賢い過ごし方とは?

リーダーズブレインの合格実績豊富な現役家庭教師が、プロならではの視点でポイントをお話ししています。
高校生活最後の一年の過ごし方は、合否を分ける重要なポイント。志望校合格を勝ち取るためには、どのように一年を過ごせばいいのか…ぜひ参考にしてください。

  • jouchi

  • 上智大学受験対策
    をお考えならプロ家庭教師による入試傾向対策指導を!

    お電話でのお問合せ資料請求はこちら
    0120-11-3967
    メールでのお問合せ資料請求はこちら
    資料請求はこちら

その他の学部

詳細はこちら

メールを送る

無料体験授業のご相談 お問合せ・資料請求

合格実績

入試問題傾向分析と対策

短期集中フリープラン

お申込は授業回数5回だけの短期間でもOK!弱点克服!

1対1専用の教室併設

アクセス

東京都新宿区高田馬場1-29-4
新陽ビルⅢ 6F(受付)・7F

TEL

FAX

  • プロ教師募集
  • 採用情報
ページトップ