• 圓井先生

    東京大学文学部卒

    合格実績(五十音順)

    愛知医科大・岩手医科大・大阪医科大・金沢医科大・川崎医科大・関西医科大・北里大・京都大・京都府立医科大・杏林大・近畿大・久留米大・慶応大・埼玉医科大・産業医科大・自治医科大・順天堂大・昭和大・聖マリアンナ医科大・筑波大・帝京大・東海大・東京医科大・東京医科歯科大・東京慈恵会医科大・東京女子医大・東邦大・獨協医科大・日本大・日本医科大・兵庫医科大・弘前大・福岡大・藤田保健衛生大・北海道大

チェックテストで英語の総合力を上げ京都大学医学部に見事合格!

  • 男子T君の場合

  • 指導を始める前の状況

    ■指導開始時期: 高校3年時4月~
    ■指導科目:       英語 
    ■指導回数:       週1回(1回2時間)

     

    T君は高校2年の終わりの時点で、他の理数系科目や国社に比べ英語の偏差値が60台に乗らない状態で伸び悩んでいました。高校3年になるにあたり、その他科目とのギャップを埋めたいと考え、英語の家庭教師に依頼しようと思ったとのことでした。

    彼はどちらかと言うと寡黙で、器用なタイプではありませんでしたが、内に秘めた情熱とポテンシャルは接していてひしひしと感じられる好青年でした。英語に関しての問題点は、英文法の大まかな理解はしていても、初めて触れる英文に接した時に、正確な構文把握をした上での読解ができず、その原因が自覚できていないことでした

    T君は中学1年生の時に、すでに京都大学医学部進学を目指すという目標を設定していたようです。そのきっかけは、幼少期からの持病を数年にわたって治療し完治させてくれた担当医師の出身校だったからだと教えてくれました。

指導内容

T君との初回授業で強く感じましたのは、単語・熟語の知識にかなりばらつきがあることでした。つまり、基本・標準・上級の知識が混在していて、その力がまとまっておらず、欠落が散見されたのです。その状態ではいくら真面目に英文法などに取り組んできたとしても、理想的な言語運用能力を身に付けることは叶わず、勉強するほどにもどかしさが募るものです。長文読解がうまく進まないのも、そうした根本的なボキャブラリー不足によるものと判断しました。

こうした問題点を踏まえ、学習方針としては、単語・熟語チェックテストを毎回厳格に範囲指定の上で行うことを大前提とし、並行して文法、例文暗記、和訳、作文、長文読解テキストも進めていき、ミクロ・マクロ両レベルでの英語の総合力を、バランスをとりながら伸ばしていく、という形を提案しました

授業では、担当し始めました高校3年4月から夏休みまではその形でコンスタントにテキストをこなし、秋以降志望校の赤本に取り組む、という計画を立てて実行しました。

 

学習状況の変化と合格までの成績推移

■成績推移 : スタート時偏差値56(河合塾高2記述模試)→ 最高偏差値82

T君はそれまで単語帳や熟語帳をまとまって取り組んだことがなかったらしく、最初の1ヵ月は習慣化するのに苦しんでいましたが、毎回一定量のチェックテストを課していましたので、良い意味で「あきらめ」、2ヶ月目からは大体9割以上の得点をキープし続け、それを入試日程終了時までひたすら反復チェックしました。

また文法、和訳、作文、長文読解につきましては、毎回課題としてノート作成をしてもらい、授業ではそれを添削・解説する形で進めました。それぞれ次回に軽い復習チェックを口頭で行い、インプットできていない知識があればその場で覚え直しを促し、フィードバックしていきました。

こうした作業を夏休みいっぱいまで続け、9月に入って京大医学部と私大各医学部の赤本に取り組み始めました。そして12月末の段階では京大医学部の過去問でも、70から80%の得点を取れるレベルとなっていました

T君の英語の成績は、担当した時点では直近の高2河合塾記述模試の偏差値が56でした。その後の偏差値は、3回受けた高3河合塾記述模試で、60 →72 →84でした。秋の河合塾京大オープン模試では70、駿台京大実戦模試では72でした。また2回受けました駿台全国模試では、58 →74でした。

結果

■結果(進学先)  : 京都大学医学部
■結果(他の合格校): 慶応大学、東京慈恵会医科大学、日本医科大学、順天堂大学、昭和大学(全て医学部)

 

生徒とのエピソード

T君と授業をする中で、時々無条件に感動することがありました。それは、彼の口癖が「間違えて覚える」というものだったからです。間違えた瞬間に、その間違いから学び、即座に新たな知識にしようという気概あふれる宣言です。

新しい知識に触れたときに、誰でも何らかの違和感を覚えます。しかし、次の瞬間にただ嫌悪感となるか、あるいはそれをマスターするべく、何回繰り返してでも覚えようとするかで、その後のその人の真の知識量は変わってきます。そしてそれは、やや大げさに言いますと、受験生活での命運を分ける知的態度です。彼はもちろん後者のタイプでした。なぜ彼がコンスタントに成績を上げていかれたかと言うと、そうした知的謙虚さを一貫して貫いていたからに他ならないと確信します。そのブレなさは、寧ろこちらが見習いたいと思うくらい素晴らしいものでした。

教える立場の教師が、教えられる立場の生徒さんから教えてもらう。この逆説的な関係性の中に、教師でいられることの喜びを体感できました。

 

京都大学医学部を目指す受験生へのアドバイス

数ある大学入試問題の中でも非常に特徴的ですが、京都大学の英語の問題は和訳と作文が大半を占めます
基礎力トレーニングは当然のことですが、始めは簡単なものでもよいので、ある程度早い段階から和訳と作文のトレーニングも並行して行った方が、基礎インプット作業と相乗効果が出ると思います。特に作文トレーニングは1番後回しにされやすいのですが、取り組みやすい例文集などの暗記をコンスタントに行いつつ、短い作文から始めアウトプットし、出来れば他者に客観的に添削をしてもらう練習も早期にする方がよいでしょう。
するとその作文力が自信となり、ご自身の英語力にとっての骨格を自然と作ってくれます。そして残りの知識が増えれば増えるほど、自然と筋力も体力もつくのです。

 

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