医大・医学部受験プロ家庭教師 愛知医科大学 物理の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

愛知医科大学 物理
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)

最新年度は力学、波動(レンズ)、電磁気(モーター)からの出題であり、熱、原子からの出題はありませんでした。熱、原子からも出題されうるので、特定の分野に偏らず、全分野満遍なくしっかりと対策をしておきましょう。

出題量と時間配分

理科2科目100分です。分量は標準的ですが、独自の誘導に基づいた計算を解かされることが多いので、出題者の意図をすばやく見抜く能力が要求されます。見たことのない近似計算を解かされることもありますが、出題者の誘導にしたがって、手早く計算していきましょう。誘導の意図が掴めないときはとりあえず飛ばして後ろの問題を処理し、タイムロスを防ぐようにしましょう。

出題形式

最新年度では大問3題構成となっています。文字計算をさせて数式を答えさせる問題が多いですが、語句を穴埋めさせる問題や、グラフや図を選択させる問題もあります。

解答形式

答えの数式だけを解答欄に記述させる形式がメインです。定性的な記号選択問題や、グラフや図の選択問題もあります。かなり複雑な計算を要する問題も多いですが、部分点はもらえないので、最後まで慎重に計算を進めましょう。使用できる文字の指定が代わる場合もあるので、問題文を終わりまでしっかり読んでから計算を始めるようにしましょう。

攻略のポイント

まずは基礎を固めることである
そのためには、まずは定義や公式を理解した上で、しっかりと覚えましょう。これがなかなか難しいです。理解するというのは、「自分の言葉で説明する」、「図で表す」、「他の公式同士のつながりを考える」など様々な方法で公式を「考える」ということです。公式を覚えて、問題をただただ解きまくるといった学習ではなかなか物理の点数を上げることは難しいでしょう。一見、面倒だと思う作業を地道にやっておくことが、物理攻略の重要な出発点となるでしょう。

次に問題演習
物理で登場する公式や概念はそれほど膨大ではありません。それらを、完全に理解したら、次は、問題演習に入ります。問題を解くことで、基礎が理解できているかが確認できるからです。基礎の新たな面の発見につながることもあります。そういった意味で、問題演習も重要な作業となります。問題演習はただただ多くの問題を解くのではなく、1冊の問題に絞り、1つの問題を解いたら、他の方法で解いてみる、問題の現れる現象を深く調べてみるなど、多角的に検討します。その作業が、新たな問題を解くためのカギになってくるでしょう。問題を見たときにどのようなプロセスで解いていくか、いわゆる、問題解決能力を身につけないと、いつまでたっても新たな問題が解けるようにならないでしょう。何度も強調しますが、ともかく1冊の問題集に絞ることです。それを徹底的にやりこむことが物理の得点力を伸ばすのに非常に重要となるでしょう。

計算力がないと時間制限内に自分で正解にたどり着けない
立式だけを行い、解き方がわかったら細かな計算を最後まで解かないといった受験生を多く見かけます。必ず最後まで答えを出しましょう。そうしないと、あっという間に計算力が落ち、試験になったとき、一向に点数がとれなくなります。どのように工夫すれば、より効率よく計算できるかを自分なりに研究することも大切です。しかし、自分ではなかなか効率よい計算にたどりつかないこともあるでしょう。そのときは、いつも習っている先生に、自分の解き方を客観的に見てもらい、アドバイスをもらうのが一番の方法です。

過去問演習
標準レベルの単元別の問題集を解き終えた後は過去問演習を行います。ペース配分や回答形式に慣れることが重要です。本学の問題では、解答の過程も書かなければならない問題が多いので、答えの正否だけではなく、解答を書く練習も忘れてはなりません。
この学校は力学・電磁気の分野が主に出題されます。問題の設定が凝っていて受験生の大半は初見と感じるスタイルになっています。しかし、よく見るとどれもみな既存の問題の組み合わせで解けるレベルです。誘導も親切なので、出題者の意図をすばやくつかむことが出来れば、一気に計算していくことが出来るでしょう。この手の問題に対応するにはまずはよくある問題の設定に一通り習熟しておきましょう。その後、さまざまな傾向の問題を解いて、基本パターンを如何に初見の問題に適応していくかの訓練を積むことです。なお、この学校は出題スタイル上、初見対応が重要なので、出来る限り手広くさまざまな医大の問題を解いておくといいかもしれません。解いていく過程で忘れていた問題があれば、関連問題の問題集を用いて何問か解いておくのも忘れないようにしましょう。

推奨テキスト

(1)『セミナー物理基礎+物理』(第一学習社)
定番の教科書傍用の問題集です。基礎事項の定着に向いているので、はじめにやるテキストとして最適です。まずは基本問題をしっかり解いていきましょう。基本問題をきっちり解けるようになったら、発展問題に進みましょう。指導者がついている人向けです。市販されていないので手に入らない人はインターネットで落札するか、『リードα』などの学校で配られる問題集でもよいでしょう。

(2)『物理のエッセンス(力学・波動)』(河合出版)
(3)『物理のエッセンス(熱・電磁気・原子)』(河合出版)
こちらも基礎事項の定着に用いる問題集です。問題を解く前の説明が詳しいので、読み物として読みながら問題を解いていきましょう。物理的なものの見方・思考法を身に着けるのにとてもよいでしょう。独学の人はセミナーよりもこっちが使いやすいかもしれません。

(4)『名門の森』(河合出版)
手ごたえのある難問がそろっています。じっくり考えながら解いていきましょう。センスを問われる問題が多く、解法を間違えると計算不能になる問題が多いです。最適解を短時間で見つける練習になるので、最低でも2~3周は解いてみましょう。
難しいと感じる人はまず同じ出版社の『良門の風』(河合出版)からはじめるといいかもしれません。こちらは問題数が比較的少なく典型問題が網羅されています。難易度的に早解きの練習に使うのもいいでしょう。

(5)『物理重要問題集−物理基礎・物理』(数研出版)
基本から難問まで幅広く扱われている定番問題集です。おそらく一番売れている問題集でしょう。典型的な問題はすべて入っていると考えてよいです。この問題集の最大の特徴は、初見ならば絶対引っかかるトラップ問題がすべて網羅されていることです。一度引っかかっておけば本番で引っかかることがないので安心です。AB両方の問題を2周程度はやっておきましょう。

 

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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