医大・医学部受験プロ家庭教師 日本医科大学 生物の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

日本医科大学 生物
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)の特徴

2科目で120分という規定なので、ここでは生物を60分の試験とみなす。しかしこの形式における作戦的な時間配分はあくまで目安にとどめておくべきだ。とくに先程申し上げた実験・考察問題の時間配分は要領が求められ、その部位がじつに大きなウェイトを占めることに他意はない。ここで、自身も読者の皆さんと同じ受験生であった立場から、筆者の個人的な感想をはさむ。まず過去問をいっさい解かずに試験場へ出向く冒険好きはいないだろうから誰もが目にしたことのある《やや難》マークだ。過去問集の解答ページにただよっている例の宇宙人らしき不思議野郎だ。はっきりいってこれに説得力は感じない。このマークを信頼して時間配分の目安を立て被害をうける受験生が全国に何人に上るかと思うと、じりじりと腹が立って夜もせいぜい8時間ほどしか眠れない。先に云うが、日本医科大学の出題自体にはまったく腹を立てる要素はないので誤解のないように願いたい。むしろ、日本医科大学の問題の多くは優れた問題だと筆者は感じる。
この《やや難》問題には受験【生物】を牛耳る方々のお高い格式が鎮座しているはずだ。一瞬で解ける問題にも、頭を抱える問題にも、曲がりなりにも前例にないユニークさを備えている問題にはこのような冠を被せる決まりがつくられているのだろうということで話を落ちつけておけば炎上問題もなさそうだ。
激しく難しい問題で、涼しげに《やや難》と謡ってみたり、さほど簡単ではない問題を《易》と書き放っておいてみたりした揚句に、どう見ても誤った解答を露呈する出版社があると「したら」、それは目を覆うこと「でしょう」。仮定法現在という話法が日本語にあれば云えることだが、こちらは英語でなく【生物】なのでひとまず閉店することにしよう。

出題量と時間配分

毎年定番なのが大問3問立てで最終問題にクライマックスが持ち込まれる。とくに細胞生物学と分子生物学がせめぎを削るホットスポットに切り込んでいく流れが用意されている。その点、前の2個の大問は1次試験の様相を呈するので時間的にも労力的にも節約を心掛けたい。

出題形式の特徴

前半では記号選択や短答の適語補充が目立つ。計算問題もめずらしくなく、たとえこのような問題が解答形式で記号選択により設定されていようとも、あてずっぽうの書き込みはまず勝算がないことを覚悟し、苦手なら苦手なりの修行が必要だ。

解答形式の特徴

書き込み式であり、適語補充と記号選択が多い。近年は最終問題が実験考察に関する記述であり、予想される結果とともに、そのようになる理由も併せて答える形式ばかりである。これは、解答者が完全に問題を解決しきっていないと正解が得られない手厳しい問題である。

攻略のポイント

他の大学にたいする対策と同様、日本医科大学での基礎固めも「生物基礎」に重点をおくことだ。とくに、日本医科大学の場合、分野を問わず設問内容が深いので、興味を持った点をどんどんウィキペディアで検索し、知識の枝葉を広げていくのが良い。ウィキペディア自体、不特定多数の人の手になるものだから執筆内容の責任が浅薄なのではないかと疑われ、卑下されることがある。しかしウィキペディアには、書きこみ式PCやスマホがあればいつでもどこでも手軽に短時間に検索が行えるという利点がある。このような立場から見ると、情報内容の小さな誤りにこだわるより、手軽に調べられる便利さや、その場で興味を持った項目へすぐにジャンプできるといった知識の広げやすさのほうに軍配を上げるべきだ。こうした巨大な知のプロジェクトにたいする意見は世間でも賛成派反対派の双方が積極的に飛び交っているが、筆者は何もない手掛かりのなかであがいているよりはウィキペディアから何かしらのきっかけをつかんでくることは有利に働くととらえる。

 これで、【生物】への親近感もだいぶ増すのではないだろうか。要領もつかんだ頃から「生物」の教科書を紐解き、それがしっかり「生物基礎」の延長線上にあることが実感できるようになるはずだが、これは良い中間目標のチェックポイントとなる。生化学や分子遺伝学を鬼や閻魔のように厳しく取り締まる学校が世の中にはあるので、そのようなときは『異化と同化』および『遺伝情報の発現』を「化学反応」のレベルから復習しないといけないが、日本医科大学ではそこまでの必要性は薄い。「化学反応」というと分子の「個数」や「分子式」が注目されるが、日本医科大学でもっと注目されるのは、合成された物質の「役割」や、それが合成されるまでの「過程」や「要因」であるからだ、というのが筆者の主張だ。言っていることが難しくて筆者も頭がこんがらがっているが、10回は読み直しているのでいくら奇人の筆者でも誤ったことを口走ってはいないはずだ。

 またひと山こえたので話をもどす。同じような目標を持つ受験生が進めている問題集を解き進める段に入り、友達との会話の中でも相手の進捗状況が気になる時期に入ってくる頃になると、様々な情報が錯綜し、集中力が削がれてくることもあるかもしれない。であれば腹をくくり、友人より劣っている要素を別の要素で上回る作戦を作ればよい。

 自分より良い塾に通っている相手には秘蔵の教材で有利に戦う。何時間もかけて勉強している相手には仲良しの先生への質問で効率よく戦う。暗記事項多すぎて時間的に間が合わないのなら市販の教材に頼らずピンポイントだけ選んで自作の暗記カードで時間短縮に闘う。世の中には自分の想像を越えた効果的な方針が隠れている。柔よく剛を制す、というわけだ。適当な方法も活路がある。そう発言してみると自分がいかに高田純次に影響を受けているかが分かる。

推奨テキスト

『田部の生物基礎をはじめからていねいに(東進ブックス 名人の授業)』ナガセ

まずはナガセの『田部の生物基礎をはじめからていねいに(東進ブックス 名人の授業)』を読んで基礎理解を深めてほしい。軽妙な語り口とカラフルなイラストでスラスラと解説してくれるのがこの教材の長所だ。写真の多用で想像力を固化させすぎないところも図説とは一味違う好材料となってくれる。

『セミナー生物基礎・生物』第一学習社 『リードα』数研出版 『生物重要問題集 生物基礎・生物』数研出版 『体系生物』教学社

学校で配られた第一学習社『セミナー生物基礎・生物』や数研出版『リードα』をある程度解いたら、定番の数研出版『生物重要問題集 生物基礎・生物』を解いて、練習の回数を重ねるとよい。類似した問題集として新しく出版された教学社の『体系生物』が存在するが、これは読者各自の判断に委ねたい(形式的にちょうど良いこと、著者の伊藤先生は大森徹先生との共著があり信頼できることからこの場でも挙げてみた)。

『大森徹の生物 計算・グラフ問題の解法 新装改訂版(大学受験Doシリーズ)』旺文社 『大森茂の生物論述問題の解き方―達人講座 ピンポイント攻略』あすとろ出版 『生物合否決定問題攻略38』代々木ライブラリー

さてあとは難題となる実験考察問題だが、旺文社の『大森徹の生物 計算・グラフ問題の解法 新装改訂版(大学受験Doシリーズ)』、あすとろ出版の『大森茂の生物論述問題の解き方―達人講座 ピンポイント攻略』は力になってくれるはずだ。さらなるトレーニング用に代々木ライブラリーの『生物合否決定問題攻略38』を推してみる。書店で最新版を調べたところ最終出版年度が古いが、難しい問題への対応力はまだまだ維持しているのではないかと思う。少なくとも化石にはなっていないので、別の教材からでは学びとれないことも多いだろう。

『カラー図解アメリカ版大学生物学の教科書』講談社

また、近年のラストの大問に現れる細胞内シグナル伝達に山を張るならここで密かに最終兵器をお教えしよう。講談社から出ている科学文庫、ブルーバックスに収められている『カラー図解アメリカ版大学生物学の教科書』だ。大学、と銘打つだけあって紐解くには覚悟がいる。しかしこのシリーズのとくに第3巻『分子生物学』には日本医科大学合格への大きな助けが隠されていることだろう。

 

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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