医大・医学部受験プロ家庭教師 産業医科大学 化学の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

産業医科大学 化学
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)

大問数が4問から3問に減ったことにより、扱える問題のテーマも限られることとなりました。理論では酸塩基の滴定について、また化学平衡についての出題が多く、無機化学単独での出題はここ数年ありません。有機は芳香族までの範囲がよく出題されています。高分子は全体として出題が少ないです。

出題量と時間配分

他の多くの医学部医学科の試験時間に比べて短い2科目で100分の試験時間です。大問数は4問が続いていましたが3問になったため、医学部入試にしては問題の難易度とのバランスで珍しく時間的なプレッシャーの少ない試験であるといえるでしょう。

出題形式

全問記述式、一部に化学現象の理由を記述させる問題などもあるので、普段の学習から単なる答え合わせではなく「なぜそうなるのか?」、間違えた場合も「なぜ自分の解き方や考え方では良くないのか?」を考える癖をつけて取り組んでいきましょう。

解答形式

記述式で計算問題の結果の有効数字に関しては問題文中に指示があるので必ず指示通りの有効数字で答えましょう。化学反応式や有機の構造式を書かなければならないこともあるので正確に書けるように練習を積んでおきましょう。また計算に必要な原子量をはじめとする化学量は問題の冒頭にあるのでそれも見落としの無いように気を付けましょう。

攻略のポイント

本学の化学の入試問題に関してはそのほとんどが教科書傍用問題集や難易度の高くない問題集の基本から標準までの問題で構成されています。したがって受験者の得点率もおのずと高くなっていくことが考えられるので、どこかで見たような問題に関しては確実に、かつスピーディーに解ききることが求められます。そうすることが可能になれば浮かせた時間で理由説明など解答にやや時間がかかりそうな問題に落ち着いて取り組めることへつながっていくでしょう。すなわち以下にあげる問題集をただ解き、解説を読んで理解して終わりというような淡白な学習姿勢ではなく関連事項なども貪欲に取り入れていくような「攻め」の姿勢で学習を進めていきましょう。

後述の「推奨テキスト」にも記しましたが、確実に解ける問題の種類を増やしていき1つの問題から関連事項が次々に溢れてくるところまで学習を進めていきましょう。また、本学においては無機化学単体での出題は近年みられていませんが、無機化学とは周期表を出発点とした化学に出てくる元素や物質全般について学ぶ分野です。故に一見無機化学と分類されない問題の中にも無機の知識を必要とするものも当然あるので満遍なく学習を進めていくことを提唱します。

さらに志望校への合格という目標を達成するためには自分が立ち向かう相手について知る必要があるので、過去問に関しても一般的に言われている直前期からスタートするのではなく、基本的な問題が解けるようになった時点で既習の分野の問題から拾って解いてきましょう。それにより志望校との距離感をつかむことに役立つので、早い段階から取り組みましょう。決して直前期まで取っておいて「結局過去問は持っていただけ」という事態にならないように気を付けましょう。

推奨テキスト

(1)『セミナー化学』(第一学習社)
教科書傍用問題集のため、学校で使用していない場合は入手することがやや面倒な問題集でありますが長年多くの受験生に親しまれてきた網羅性は卓越したものがあります。多くの受験生は「基本問題」からスタートすると思いますが意外に各章の「プロセス」に答えられない問題があったりするのでその部分もしっかり読み込みましょう。

(2)『化学の新標準演習』(三省堂)
セミナー化学が入手できない場合にはこちらを代替させても良いでしょう。問題のレベルは非常に素直な問題が多くそれほど考え込まずに進めていける問題が多いと思うので使いやすい問題集といえるでしょう。

(3)各社から出版されている写真がふんだんに掲載されている『資料集』
問題集は時期によって使用するものが変わったり、過去問演習になったりしますが、『資料集』は全ての期間で使用します。常に手の届くところに置いて、わからない用語などが出てきたらすぐに索引を使って調べ、一度調べた内容にはマーカーや付箋でしるしを付けていきます。するとやがてどのあたりにどんな内容が書かれているかがわかってきて、調べるときにも索引に頼らずに調べられるようになります。

(4)『化学重用問題集』(数研出版)
上記2冊のうちどちらかを終えて次に取り組む問題集としてこちらを推します。タイトルに年度がついていることからわかるように、毎年少しずつ問題の入れ替えが行われており常に最新の入試傾向に触れることができます。本学の志望者であればまずはA問題です。その後B問題の「必」マークの付いたものを中心に解いていけばよいでしょう。
重問のA問題を解き始めるタイミングで本学志望が決まっている受験生は過去問を並行して進めていくとよいでしょう。

 

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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