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ラ・サール中学校 入試対策

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2025年度「ラ・サール中学校の理科」
攻略のための学習方法

九州地方有数の進学率を誇る鹿児島の雄、ラ・サール中学校。
4科目の得点配分は算数・国語が100点、理科・社会が50点で、特に算数の出来が勝負を決することで有名な学校なのだが、50点とは言え、理科もまたあなどることは出来ない。
ラ・サールの理科では、30点台の得点が要求されることになり、それが合格に直結するわけだがこれから述べるような特色があり、極端に難しい目標ではないものの容易に達成できるものではない。
目標達成のために絶対的に必要なことは、基礎知識は徹底して頭にたたき込むことだ。難関校ではあるが、テスト全般(特に前半の地学・生物分野)には意外と基礎知識だけで解答できる設問がよく見られる。ほぼすべて正答できれば得点は半分には達するだろう。しかし他の受験生たちも研鑽を積んできているわけでそれだけでは合格は難しい。
次に、この学校の特色としては、初見に近い問題が多く含まれると言うことだ。問題を解いていけば実は履修した内容ではあることがわかるものも多いが、試験会場で遭遇してみるとやはりショックは隠せないだろう。
具体的には、2025年度【大問1】[C](3)【大問2】(6)以降、【大問3】[B](3)など、2024年度では【大問2】(5)以降、【大問4】(3)以降、2023年度では【大問2】(7)以降、【大問3】[A]全体、[B](4)といったところ。
実際に解いてみると設問自体は標準的なことも少なくないが問題文を読み解く時間も合わせるとやはり難敵であることは間違いない。対策としては、基礎知識の定着は早めに済ませてしまって多士済々の応用問題にあたり、多少経験がない問題への耐性をつけることだ。それでも取り扱いにくい問題だ、と思った場合はテスト時間と相談した上で解法を後に回すことなどが現実的な作戦である。
最後に、理科で得点をかせぎたいと思っている生徒は、普段から難問と呼ばれる問題に多くあたっておくこと。初見の問題と難問には相関関係はなく、既視感のある大問でも解いてみるとなかなか正答に行き着かないものも散見される。
具体例としては、2025年度【大問3】[B](3)【大問4】[A](4)(5)、2024年度【大問3】[A](4)(5)[B](2)【大問4】全般、2023年度【大問3】[B](3)(4)【大問4】[A](5)[B](4)などである。
このときに得点差がつきやすいのはやはり計算を主とした設問である。物理・化学分野の計算問題は難しくしようと思えばいくらでも出来る。対応する側としては、その中でも解けそうな設問を正しく正答し点数を積み重ねていくしかない
合格点だけを考えると標準的な学力でも届くかもしれないが、ラ・サール校の理科が持つ面白さはバラエティに富んだその出題内容だと思うので、学校対策を念頭に置くことはもちろんだが、楽しみながら解くのも理科の学力向上につながるものではないだろうか。

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2025年度「ラ・サール中学校の理科」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

テスト時間40分で大問は4、50点満点であり、大問1つに10分の時間をかけられるので時間不足に陥ることはなかろう。
例年、知識分野と言える「地学」・「生物」が前半に出題され、後半に計算問題が主となる「物理」・「化学」分野が控えている。時間を有効に使うためには、前半の2分野で時間をなるべく使わないようにし、後半の計算問題に余裕を持たせたいところである。しかし、「地学」・「生物」の大問にも必ず計算を用いる設問が存在するのでこれを実行することは容易ではない。

【大問1】地学(天体・地震他)

  • 難度:
  • 時間配分:8分
  • ★必答問題

[A]の知識問題はいずれも簡単な答えられるものであって、テストの始まりに感じる緊張感を和らげるものになっている。
(2)①地震の規模を表す量は1大きさが増えると32倍のエネルギーを持つことになる。2増えると約1000倍(32×32)。2011年3月11日に発生した東日本大震災の本震9.0のすごさがわかるというもの。②に解答は容易だが揺れの大きさは観測者の主観によるものなので同じ地域でも地盤・建物の作りなどによって左右されやすい。

[B]では(e)のみ意表を突かれる問いになっており知識問題の盲点になっている。

[C][A]同様に天体の問題だが(3)は《やや難》のレベルを持つ。
(1)「光年」というのは歳月を差す単位ではなく距離を表す単位である。
(2)は(b)に計算が表れるが愚直に2.5をかけていけば良い。
(3)は【大問1】の中で唯一頭をひねる問題となっており、類似問題も余り解いたことはないだろう。①②の正答に共通して必要なのはそれぞれの星の本来の明るさである。
地球からの距離と星の見かけの明るさのことが書かれているのでこれを利用しないてはない。ア~ウを地球から等距離において(5光年)に置いて本来の明るさを比べてみる。
アの星の明るさを100とすると、5光年先の明るさは100×1/25で4となる。これをイ・ウでも使ってみる。イの明るさがカギを握る。ウの明るさは100÷2.5÷2.5のままでよいからだ(初めから5光年離れている)。イの見かけの明るさは100÷2.5で40だ。このあと3光年と5光年の距離の違いをどう処理できるかが正答へのポイントとなる。

[C](3)以外は全て正解したい。

【大問2】生物(昆虫他)

  • 難度:標準
  • 時間配分:9分
  • ★必答問題

(1)(5)までは問題文を読み損なわない限り正しい記号または数値を選んでいけるだろう。4年生レベルの《易》問である。
ダイ吉くんの実験からようやくこの大問が胎動を始める。実験・実験結果だけで問題用紙1ページを要してはいるが四種類の装置から得られる数値は扱いやすいものになっている。(6)(7)とも素直に考えればさほど難しいものではない。
しかしまだ(8)が残っている。(8)の2つの設問とも計算を必要とするものである。問題文をよく読み、何度乳酸菌飲料を薄めているかを把握しなければならない。それさえできれば、あとはシンプルなかけ算で答えが求まる。②は①が解けたものだけが正解できるボーナスポイントになっている。②の設問にはもう少し工夫があってよかったかもしれない。

(8)の計算以外はさほど時間を食うところもないので出来れば全問正解しておきたいところだ。

【大問3】化学(物質の区別・中和)

  • 難度:やや難
  • 時間配分:11分

[A]がいろいろな実験結果から物質を見わける典型題、[B]が水酸化ナトリウム水溶液と塩酸を用いたこれまた典型題である。ただし、[B]には新しい趣向が凝らしてあり、このあたりから設問の水準も上がってくる。

[A]の物質の区別・分類は理科の「出る順1位」に推せる内容であり、幾度も解いたことがあるだろう。間違えやすい実験もないし、物質の特徴さえおさえておけば全問正解できるはずである。(1)だけではなく(2)に関しても、だ。

[B]の中和実験での新しい趣向というのは、初めに与えられる水溶液が水酸化ナトリウムと食塩を混ぜたものである、ということだ。水酸化ナトリウム水溶液に塩酸を加えていけば食塩が出来ていくがここでは初めから溶けている食塩もあるので問題が少々わかりにくくなっている。本年度の理科において、もし得点に差が出るとしたらこの問題からだろうと思われる。この時点では予知にしか過ぎないが【大問4】[A]が難しいのでできればこの[B]で半分以上正解しておきたいところである。
(1)を解くには①のビーカーの結果が必要となる。残った個体は初めから水酸化ナトリウムと食塩である(塩酸がまだ加えられていない)が100mL中の固体なので10倍すれば水溶液A1Lに溶けている水酸化ナトリウムと食塩の和が認められる。また、ビーカー①から②③とみていくと同じ割合で残った固体が増えていくのでイにあてはまる重さも求められるわけだ。
(2)②のビーカーに残った固体は、水酸化ナトリウムと初めから溶けている食塩と中和によって出来た食塩の三種類のものである。⑥のビーカーの結果から、完全中和に必要な水酸化ナトリウムの重さを求めることが出来る(7.02-1.17)ので、②で中和からできる食塩の重さを求められる。あとははじめから溶けている食塩の重さを加えるだけである。難易度は《やや難》にあがっている。
(3)【大問3】の中では最も難しく正解を導くのはかなり大変だろう。また、問われ方も初見の可能性が高い。捨て問として処理してもよかろう。
①の時点での、食塩と水酸化ナトリウムの重さの差を求め、それが①②③と進むにつれて食塩が同じ割合で増えていくことをつかむ。あとは20mLにその割合をかけることである。
(4)は水溶液Aと塩酸Bの割合がビーカー②の1.5倍になっていることがわかれば(3)よりは解きやすくなっている。水量に正比例する関係を使えばよい。

[B]に難しい設問が含まれているのでそこでの失点はやむを得ないところ。ただし[A]の失点は大いに反省すべきところである。

 

【大問4】物理(音・膨張と縮小)

  • 難度:やや難
  • 時間配分:12分
  • ★必答問題

前半の[A]問題は「音の速さ」に関する問題で、本年度の問題の中では最もとっつきにくいものとなっている。(2)以降の計算問題が勝負の分かれ目だ。問題文と表によく目を通してから設問に入っていこう。
(1)はドップラー効果に関する設問で表を読み解けば難しい問題ではあるまい。
(2)は発信機、受信機ともに静止しているので距離を速さ(秒速1500m)で割ればよい。
(3)では、発信機を水路に沿って右側に動かしては行くもののA点を通過する瞬間に出した音が受信機に到達するまでの時間なので結果的に(2)と同じ答えになる。
(4)からが難問。発信機を左側に移動していく際、A点を通過する瞬間から15秒間音を出し続けるので、A点を通過する瞬間に出た音がかかる時間から15秒後に発した音が到達する時間の差をとらなければならない。発信機は秒速20mで左に移動するので15秒後には20×15=300mA点より左側に位置することになる。この距離(1000+300)を音の速さで割ってA地点を通過した瞬間に発した音が聞こえる時間との差をとることになる。分数計算なので手間がかかるが、答えは小数で表すことが問題文にある。
(5)では、受信機も左側に向かって動くので音の速さが変わる。発信機と受信機の距離は変わらないもののそこは注意しなくてはならない。
(4)(5)は典型題に触れたことがないと解答は難しいかも知れない。正念場だ。

最後の[B](1)から(4)まですべて計算問題からなっていて(5)(4)までの計算結果から正答を導くことが出来るものなので計算問題と言ってもあながち間違いではない。
金属の膨張・収縮に関する問いで、与えられた表2を分析すると金属の棒の長さ、温度にに比例していることがわかるので前半は解きやすいと思う。
(1)は0.012mmに鉄の棒の長さと温度をそれぞれかければ良い。
(2)では、2mの鉄の棒の伸びた長さが0.6mmであることから、1mでは0.3mm伸びたことがわかる。あとは0.012で割るだけである。
(3)アルミニウムの棒もその長さ、温度によって比例の関係で伸びるので伸びた長さ23mmを棒の長さ・この部屋の温度(2)の答えで割ればよい。膨張だけでなく、収縮する割合も長さや温度に比例しているので(5)の答えをこの時点で求めることが出来る。
(4)は超難問で捨て問扱いでもよい。

攻略のポイント

テスト時間は40分で50点満点。問題数からみて、時間不足になることはあるまい。また、
合格最低点は(4科目で)300点中150点前後なので、理科では30~35点の得点を期待したい。
目標に達するためには、【大問1】【大問2】【大問3】に含まれている知識問題(物質の区別も当然はいる)は完答できるようアナのない知識量を身につけておきたい。前半にも難度の高い計算問題が含まれるので、前半は8割程度の正解を目指したい。
本年度【大問4】はほぼ計算問題で占められているので問題文から与えられた条件を正しく理解し、ていねいな解法を心がけたい。とは言うものの、「音」の問題は難易度が高いので、こちらは6割程度の正解を持って良しとしなければならない。

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