久留米大学附設中学校 入試対策
2025年度「久留米大学附設中学校の社会」
攻略のための学習方法
地理分野
酪農(2024年度)や農業生産(2025年度)など第一次産業を題材とした問題がよく出されている。工業・輸出入のグラフなども含め、地図やグラフ、図版などが多く用いられ、統計資料をもとにした質問も多い。
過去には農業産出額・農業経営耕地面積の推移・雨温図や、工業の貿易品目など多彩な地図・グラフ・統計資料で問題が作られている。
2025年度では湾の地形図を見分ける問題なども出されている。日本の各県や重要地点の位置などがよく頭に入っていないと厳しい。
地理分野では基本的な問題が多いので、基礎力の充実を図るべきである。
まずは日本の地名・地勢・気候や産業の特色など、基本事項をしっかり頭に入れることだが、地名を答えれば済むような単純な問題ではない。それぞれについての統計や関連事項も合わせて考えて正解を選ぶ必要がある。
地図もよく使われるので、日本地図や白地図も活用し、覚えた知識を地図上で結びつけておく。資料集で最新の数値も合わせて関連付けておこう。
テキスト・地図・資料集を総合的にまとめて、どの角度から質問されても答えを引き出せるように準備しておきたい。
歴史分野
醤油(2024年度)や摂津国(2025年度)の歴史などを題材に、古代から江戸時代・明治時代以降とおおまかに時代を2つに分けて問題が出されることが多い。各時代から幅広く人物や出来事について出題されている。
歴史分野は他の分野よりも細かい知識を求められる印象である。「重源上人」や「湊川の戦い」など(2025年度)、耳慣れないヒントをもとに考えなければならない問題もあり、難しい。基本的事項も多いが、ときおり混じるやや難しい問題に答えられれば他と差が付く。
ともあれ、基本的な事項については確実に得点できるように準備しておこう。
政治経済分野
日本国憲法・政治のしくみなどについての問題が中心である。
政治経済分野も基礎的な知識を問う問題が多く、得点源にしやすい部分である。覚える量は他分野より少ないので、しっかり頭に入れてしまって失点を抑えたい。国際関係などもこの分野で出されることが多いので、重大ニュース集などで重要な出来事を覚えておこう。
問題量について
記号選択と適語記入が中心の試験であるが、総解答数は45問前後、前述のように特に歴史分野では難問も見られる。さらに、設問の文量が多めで、資料などに目を通し考える時間も含めると、45分は余裕がある時間とは言えない。過去問で時間配分の感覚をつかんでおいて、一通り目を通せるスピードで解けるように練習しておこう。
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2025年度「久留米大学附設中学校の社会」の
攻略ポイント
特徴と時間配分
適語記入と記号選択問題が多く、1~2行の記述問題が2問出されている。総解答数は45問とやや多めである。
各種資料なども用いられ、選択肢の文も長めなので、目を通す分量は多くなる。
1問に1分使える計算だが、資料や文の量が多いので、特に読むスピードはつけておきたい。
【大問1】地理分野
- 難度:標準
- 時間配分:10分
- ★必答問題
食料生産などを題材に、主に農林水産業などについて訊かれている。
(1)
① 一人当たり農地面積が最も大きいAがオーストラリア、自給率が最も低いCがイギリスと考えられる。次に一人当たり面積が大きいBがカナダ、残るDがフランスと考えられ、国の面積順に並べ替えると、B→A→C→Dとなる。
② X. フードマイレージ Y. 地産地消
(2) ア. 直まきでも代かきは必要になるので、その手間と費用は削減されない。
(3) ア. 減反 イ. ミニマムアクセス
(4)
① A. 広島湾・かき B. 英虞湾・真珠 C. 浜名湖・うなぎ D. 気仙沼湾、大船渡湾など・わかめ
② リアス海岸
【大問2】地理分野
- 難度:標準
- 時間配分:7分
- ★必答問題
工業やエネルギー・貿易などを題材にした問題。
(1) ウ. 日本の森林は約6割が天然林、4割が人工林である。
(2) パルプ
(3) 供給量が増えているのに産出額が減っているということは、単価(価格)が下がっているということである。
(4) 日本での主流はまだガソリン車である(A)。次いで多いのがハイブリッド車(B)で、Cの電気自動車は充電ステーションの整備などが進んでいないこともあり、まだ普及していない。
(5) Dは発電量が多かったが、東日本大震災(2011年)以降大きく減少した原子力と考えられる。また、古くから発電が始まっているGは地熱発電であろう。最も遅く始まったEは太陽光、残るFが風力と考えられる。
(6) イ. かつてポルトガルの植民地であったため、主な言語はポルトガル語である。
〔ワンポイント!――地理分野は基本事項の問題が多い。地図や統計の問題を多くこなして慣れておき、得点源にしたい。〕
【大問3】歴史分野
- 難度:やや難
- 時間配分:13分
兵庫県の歴史を示した年表をもとに、各時代の人物や出来事について訊かれている。
(1)
あ. 645年は大化の改新が起こった年である
い. 日米修好通商条約は安政の五カ国条約のうちのひとつである。
(2)
X. 重源上人は東大寺の勧進職を務めた人物で、源平の争いで被害を受けた東大寺を再建した。
Y. 知事が使用したと考えられるので、県庁舎と推測する。
(3) 『源氏物語』は光源氏を主人公とした長編小説である。
(4) 港を保護するようにせり出し、木が植えられている様子もわかるので、防波堤と考えられる。
(5) 足利尊氏が楠木正成を破ったのは、湊川(みなとがわ)の戦いである。
(6)
① ウ. 明銭が使われるようになったあとも、宋銭も続けて使われていた。
② 朝鮮からは朝鮮通信使、琉球からは慶賀使が琉球の王が代わったときに、謝恩使が徳川将軍が代替わりしたときにそれぞれ派遣された。
(7) 酒田(現在の山形県)は米どころであり、北前船の西廻り航路で大阪に運ばれた。
(8) 当初は神奈川の予定だったが、横浜に変更された。神戸開港を働きかけたのは徳川慶喜。
【大問4】歴史分野
- 難度:標準
- 時間配分:7分
- ★必答問題
渋沢栄一に関する年表を題材に、明治時代から昭和時代のできごとなどについて訊かれている。
(1) イ. イギリスが清に密輸していたアヘンの影響が大きくなり、清が取り締まりを厳しくしたため、イギリスと戦争になった。
(2) 米の物納による年貢は米の価格や作柄の影響を受けやすいが、土地に課税する地租ならば安定した税収が見込める。
(3) 福沢諭吉
(4) 直後の1911年、小村寿太郎が関税自主権の回復に成功したことに影響したと考えられる。
(5) 大戦景気で好調だった輸出が、第一次世界大戦の終結後はヨーロッパ経済の復興により不調となり、日本の景気は後退した。
〔ワンポイント!――歴史分野はやや難しい問題も見られる。あまり考えこまず、わかる問題をどんどん解いて、最後にじっくり考えよう。〕
【大問5】政治経済分野
- 難度:標準
- 時間配分:4分
- ★必答問題
憲法や政治のしくみなどについて訊かれている。
(1) A. 帝国議会 B. 国民投票
(2)
① 天皇ではなく、GHQの指示である。
④ 承認ではなく、信任である。
⑤ 出席議員ではなく、総議員である。
(3) 憲法は国民の権利を守るために、天皇や大臣・国会議員や公民が順守する義務を負うものである。
【大問6】政治経済分野
- 難度:標準
- 時間配分:4分
- ★必答問題
祝日や省庁などについて訊かれている。
(1) 日本国憲法は1946年11月3日に公布、1947年5月3日に施行された。
(2) 政府開発援助(ODA)
(3) アは自由権、ウは参政権、エは請求権である。
(4) デジタル庁は2021年、復興庁は2012年、消費者庁は2009年の発足である。
〔ワンポイント!――政治経済分野は覚える量としては少ないので、丁寧に学習すれば得点源にできる。最初に学んだ時にしっかり覚えてしまおう。〕
攻略のポイント
記号選択と適語記入中心の問題構成だが、設問も含めて読む分量が多い点は注意が必要である。スピードを意識して過去問に取り組み、時間配分をつかんでおこう。
他の分野と比べて歴史分野に難しい問題が多い印象で、苦手な人は重点的に取り組んだほうがよい。
地図や統計などの資料も使われているので、白地図や資料集などでしっかり補強しておきたい。
記述問題は短文でそれほど負担にはならないはずなので、しっかり書いて得点を狙おう。
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