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東大寺学園中学校 入試対策

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2025年度「東大寺学園中学校の理科」
攻略のための学習方法

3科(算数・国語・理科)受験と4科(加えて社会)がというユニークな入試態勢を取る東大寺学園。算・国はもちろんのこと、理科もまたその克服は容易ではない。
テスト時間が50分で100点満点、大問が6・7題と大変ボリューム感のあるテストになっている。大問が6題だったのは本年(2025年)度だけで、その前は7題が備え付けてあった。
問題の構成としては、基本的に前半が生物・地学、後半が化学・物理が中心となって出題される。また前半は知識を問う問題が多いのでレベルも《易》からせいぜい《やや難》なので得点をかせぐためには必要なジャンルである。
ただし、2025年度の問題だけを消化した生徒が気をつけたいのは、本年度の生物・地学の問いは例年よりもかなり易しくなっていて選択肢の選び方も小4・小5クラスのものが多かった。昨年度以前はそこまであからさまではなく、「生物=地学=知識=楽勝」とは呼べないくらい事細かな違いを突いてくるので安直な「捕らぬ狸の皮算用」はできない。来年度もまた同レベルの生物・地学で来るかはわからない。過去問5年分は手をつけて、その難易度を自分でしっかりと確かめておくことだ。
後半におかれる化学・物理分野はさすがに問題の質も上がり、容易に得点することは難しくなっている。ただ、力学の問題が意外と平易なので、それ以外の分野が計算問題として代表的なものになり受験生を苦しませることになる。
大問の問題文は長く、実権などから得られた数値を使って細かい計算を行っていくのだが、例えば実験で使う器具やその設問に対して用いる公式などが書かれている場合も多く、実力でその公式が使いこなせればある意味解きやすい問題と化すことも多い。後半の問題に対するポイントは、問題文をよく読み、テスト側から与えられた知識をもとにして設問に当たっていくことが大切だ。ただそれでさえも手が届かないような難易度の高い設問も少なからず存在する。そんな場合は、合格点(65/100)を目指すのであればあまり無理をして突っ込むことなく「捨て問」として処理しながら(やはり【大問6】または【大問7】の難度は高い)、【大問1】【大問3】あたりまでの精度を上げて、あとは【大問4】以降の計算問題を的確に解くことに重きを置こう。そうすれば、間違いなく合格ラインを超えられるはずである。
東大寺学園の理科はあまたのジャンルからおおくの問題が出題されるので、普段の勉強の中で苦手分野を作らず、知識問題にも気を払いながら、《やや難》レベルの計算問題も演習しておこう

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2025年度「東大寺学園中学校の理科」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

テスト時間50分で大問は6題、基礎的知識問題が3分の1くらい、標準的なものが3分の1,応用問題が3分の1を占め、分野の幅広さ、問題数の多さから見て時間に余裕は持てない。テスト前半の平易な問題で時間を稼ぎ、後半の(計算問題視を主流とした)物理・科学問題に時間を残したい。

【大問1】月の見え方

  • 難度:
  • 時間配分:5分
  • ★必答問題

「月の見え方」についての基本的な質問が並ぶ。「奈良付近のある場所で」と設問文にあるのでいともたやすく見抜ける。(2)月があがって行く様子なので。「東」の空。
(3)は方角などが指定されてもそれ以外の条件がないので決められない。(4)は1つのキーになる設問で、上っていく形の月は「イ」「エ」のいずれからで、新月の少し後の三日月(まちはその逆向きの26日の月)なので、真夜中に上がっていく月はエしかない。また、上り始める時間は午前3時ごろである。(6)で、満月の七日後と話が変わっているので注意したい。満月の七日後は「下弦の月」で、形は当然…書くまでもあるまい。下弦の月が何時頃出て何時に南中し…などは同じく確認すべき内容ではない。
(8)満月が終わると月は右から欠ける。(9)は月食では、月の左側からかけていく。月と地球の大きさから欠け目の形にも注意したい。
ここは全問平易な問題なので全問正解しか正解はなし。

【大問2】生物の生態

  • 難度:
  • 時間配分:5分
  • ★必答問題

動植物の生態を人間が上手に利用している例を挙げ、その正体を解き明かしていく問題。
(1)水をはじく性質を持っているのは「ハスの葉」。ロータス効果というのだそうだ。
(2)小4生あたりが、図絵などを見ながら①「引っかけるー」とか声に出しつつ解いていそうな設問でひっかけもなにもない。
(3)はややひっかかりそうな設問。ツクツクボウシ(セミ)とカナブンの幼虫は地中(カナブンは完全変態)、カマキリの幼虫は草むらの中、アメンボは水面で過ごすとのこと。カゲロウの幼虫は全て水生である。幼虫をアリジゴクと呼ぶウスバカゲロウの場合は地中生活なので少し悩む。
(4)すべて選びなさい、なので多すぎたり欠けていたりすると得点にならない。ミツバチの食性(草食性)なので、ひっかかるとすればスズメバチあたりか…
(5)食物連鎖を選択肢から選ぶ、平易な問い。
(6)は警戒色を持たない生物を選ぶので、緑の草原に緑色をしてはねているショウリョウバッタを選ぶ。今朝、玄関で見かけた。
(7)植物の三大働きで学んでいると思うので正しく正解したい。
(8)eのような働きをする小さい生物を総じて分解者と呼ぶ。この選択肢の中では、石の下で丸まっている生物を選ぶしかない。
(3)以外は、う?という設問はなかったと思う。出来れば全○で、間違ってもバツイチで進もう。

【大問3】ものの三態とその実験

  • 難度:
  • 時間配分:10分
  • ★必答問題

まだ問題文に難問は見当たらないようだ。(1)から(3)までは「ものの三態」に関する基本的な問いであり、質問する側も、質問される側も少し恥ずかしい。ここらあたりで迷っているようでは、とりあえず教科書(テキスト)に立ち返ってまずは基本の充実を目指そう。
(4)でいきなり牙をむく。計算問題だ。①、表1より、水9.0gにふくまれている水素の重さは9.0÷(1+8)×1=1.0(g)この水素はブタンに含まれていたものなので、ブタン5.8gに含まれている炭素の重さがわかる。それがわかればできてくる二酸化炭素の重さも求められるだろう。
②は唐突に理科の時事問題。「燃える氷」とも呼ばれ、地球の将来を救うエネルギーとのこと。
③はビーカーの表面がくもった理由を聞かれる日常性の高い問いで、「い」「う」は平易なので「え」は答えやすいもののIH調理器では水が発生しないので、コップの表面に水がつかないことを試されている。
④も観察する問題で、小さいビーカーの中に集まった気体は水蒸気で、ビーカーが浮き上がると体積が小さくなる。だから、ビーカーが水中に沈んだときの水蒸気の体積は浮き上がったときよりも少なくなっている。これをくり返すことになる。
なんとか(4)①をはねかえせたか!?

【大問4】水とアルコール、その実験

  • 難度:標準
  • 時間配分:12分

この大問は徹底的な計算問題である。テスト全体を見下ろすとこの大問から大きく点数差がつくことになる。ただし暗記嫌いの計算好き少年には恰好の草刈り場となるかも知れない。いずれにしてもまったく手が出ないでは困るので、与えられた式などを参考にして1問ずつ解いていこう。
(1)①体積で表されているものを重さに置き換えて考えていく。混ぜた後の水溶液Aの重さがでるので、アルコール水溶液の濃さは40%だからまぜる前のアルコールの重さが求められよう。
②①よりまぜる前のアルコールの重さが求められているので、今度は体積に戻してみる。
③これも①の結果から、アルコール水溶液の重さ-アルコールの重さ=水の重さを求め、これもまた体積に戻してみる(とは言っても水1cm3の重さは1gになっているが…)
(2)①もまた体積を重さに換えてから計算に入る。80cm3のアルコールの重さは求められるので、(アルコールの重さ)÷(アルコールの重さ+水の重さ)×100とすればよい。
②は図2のグラフの結果を使えば良い。
③は難問。【大問5】に進めながら頭を冷やそう。

【大問5】物理アラカルト

  • 難度:
  • 時間配分:10分
  • ★必答問題

計算問題のヤマを乗り越えてようやく【大問5】にたどり着いてみれば物理分野の問題の山々またヤマである。しかしどの問題も《標準》の域を出ないものばかりなので落ち着いて解いていこう。
(1)は小学4年生。はさみとステイプラーの力のいれ具合を調べる問題。
(2)は算数っぽい自転車の問題。前のギアの歯50が1回転すると後輪についているギアの歯10は何回転するか?あとは円の公式を使って進む距離を求めるだけだ。
(3)①はよくぞここまでやさしくしてくれました、と感謝したくなる設問で、ばねAには50gの重さが、ばねBには30gの重さがかかっている。②も支点をはさんで左回りの重さが60g、右回りの重さが□gというだけの設問。助かった。
(4)は鏡に写る光の進む道を作図する問題だが、そこまで難しくはない。物体、光源ともに鏡をはさんで向こう側に仮の物体・光源を作る。そしてそれを線で結びながら鏡の表面で反射させれば良い。
(5)受験生が苦手としやすい電熱線の問題だが、①は出来ない問題ではない。
問題文にも書いてあるとおり、
「流れる電流の大きさは、金属線の長さに反比例します。
流れる電流の大きさは、金属線の断面積に比例します。」
つまり①では、長さが半分のなので流れる電流は2倍、直径が2倍なので断面積は4倍、2×4で8倍の電流が流れることになる。
②は銅線が出てくるので難しく感じるが、長さ70mの銅線と長さ1mのニクロム線に流れる電流の大きさは同じだと言うこと。そこで長さ10mのニクロム線+長さ1mのニクロム線=長さ11mのニクロム線と考えて計算すれば良い。

【大問6】アニメーション

  • 難度:やや難
  • 時間配分:8分

やはり最後の大問が最も難度が高くとりつきにくいものであった。
(1)1秒間に24枚の画像を5cm動かしていると考えれば秒速を求めることが出来る。
ここから後は余程時間に余裕のある生徒か新傾向の問題でも平然と立ち向かえる生徒に任せて、理科で確実に合格点を取りたい生徒は【大問1】【大問3】【大問5】【大問4】の前半の見直しを急ごう。

攻略のポイント

テスト時間は50分で100点満点。理科・社会のテストとしてはかなりボリューミーな内容である。受験者平均点が59.1点、合格者平均が66.8点と言うところから見て、65点くらいはとっておきたいところだ。主要科目の算数に比べると得点しやすい設問も多いので、まずは前半の地学・生物分野では9割方の得点を見込みたい。後半は時折平易な設問も見当たるものの計算問題(特に【大問6】)には難易度の高いものが散見されるのでこちらで6割方の得点が必要となろう。
 まずは全範囲において知識問題には絶対の自信を持つこと、その上で過去問始め良質の計算問題に平常からチャレンジすることが合格への早道となる。理科が不得手な生徒でも合格点に達することは十分に可能性があるので努力を怠らないこと。

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