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東京農業大学第一中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2025年度「東京農業大学第一中学校の理科」
攻略のための学習方法

対策の出発点は、まず基礎知識の確認である。見落としや理解の浅い部分が残っていると、後の応用問題で行き詰まる危険が高まるため、まずは6年生用の受験テキストにある例題や基礎問題をすべて丁寧に見直すことが必要だ。その際、「即座に解けなかった問題」や「知らなかった知識」を明確に分類し、専用のノートに記録しておく。記録した内容は繰り返し復習し、類題も含めて確実に処理していくことで、基礎力を抜けなく仕上げることができる。この作業は、できる限り6年生の前半、または夏休み前までに完了させるのが理想的である。通常の勉強時間以外に十分な時間枠を作ってどんどん進めてもらいたい。

基礎の確認が一通り済んだ段階で、応用問題に本格的に取り組む段階に移行する。ここでは難問や奇問に時間を取られないことが重要。それ以外の問題の内、受験テキストに掲載された発展レベルの応用問題を中心にじっくりと自力で解いていくことが大切である。問題を解く際には、解法の道筋を自分で考え、できるだけ時間をかけて試行錯誤する姿勢を大切にしたい。理解が不十分な場合はすぐに答えを見るのではなく、ヒントや関連知識を探してから再挑戦するプロセスを踏むよう心がける。そのような学習姿勢の積み重ねが、入試本番で問われる総合的な思考力と対応力の礎となる。

以下、本校入試において頻出単元ごとの学習法を述べる。

【物理】
「電気」「てんびん」「滑車と輪軸」「浮力」「光」などのテーマから定番の問題が出題されている。題材は入試用の標準的なテキストにも掲載されているものが大半だが、設問のレベルとしては高い応用力を要する。例えば、立体的な回路図の読み取りや特殊な形状の力のつり合い、浮力変化のグラフから状況を論理的に推論させるような問題など、単なる暗記では対応できない工夫が加えられている。一方で、目新しい題材や特殊な切り口は少なく、問題文の読解にも過度な難解さはない。基礎から発展までを段階的に理解し、実戦的な演習で処理スピードと応用力を養うことが攻略の鍵となる。

【生物】
 単なる知識の有無ではなく、仕組みの理解と情報の読み取り能力が問われている。出題例としては、メンデルの法則を応用した遺伝の規則性の把握、心臓の拍動に伴う弁の動きの順序、関節の構造と機能の考察など、仕組みそのものへの理解が求められる。また、心臓内の圧力変化、昆虫の体重と大きさの相関、温度と体表温の関係といったグラフや表を正確に読み解く力も必要不可欠である。知識と読解力、論理的思考力を融合させることで、柔軟に対応できる力を養うことが重要となる。

【地学】
図を理解して考察を進めて行く形式が特徴である。たとえば、天体の見え方の変化をもとに地球の大きさや緯度の測定を行わせたり、地震や火山に関する資料を読み取らせたりするなど、知識を活用して現象を説明・分析する力が問われる。また、露点と飽和水蒸気量の関係からフェーン現象の発生過程を説明する問題もあり、因果関係の理解が不可欠。地学的知識をもとに「なぜそうなるのか」を論理的に説明できる力が、合否を左右する。

【化学】
気体や水溶液などの基礎知識は前提とされるが、特に注意すべきは後半に設けられた計算問題である。中和反応における酸とアルカリの量的関係など、片方の試薬が余る場合の処理、さらにはグラフを自分で描いて状況を把握する力など、精密な計算力と論理的な思考力が試される。こうした設問が、本校の理科に「難しい」という印象を与える要因の一つとなっている。また、近年ではカーボンニュートラルや各種発電方式の比較といった時事的なテーマも取り上げられており、科学の知識を社会的背景と結びつけて理解する姿勢も求められている。

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2025年度「東京農業大学第一中学校の理科」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

大問4問。設問数56問。約30字以下の説明3か所を除くと他は全て答えのみを書かせる形式であり、ほぼ例年通りの構成・形式だった。制限時間は40分でじっくり考える時間は確保できるが、応用問題や計算問題も多いので、全体の時間を見ながら、「回避の決断」も重要となる。

【大問1】物理:電流と回路

  • 難度:標準
  • 時間配分:9分
  • ★必答問題

(1)「定格電圧」「定格電流」の意味と仕組みを文章から読み取る。
(2) 明るさと消費電力の関係を考える。
(3) スイッチのある複雑な回路の電流を考える。
(4) 回路の中の電流が流れなくなる場所ができることを知る。
(5) スイッチを切り替えることで電流がどの様に変化するかを細かくたどる。

(1)は、「定格電圧」「定格電流」といった馴染みの薄い語句を含むが、語句の意味を文脈から理解しようとする姿勢こそが問われている。初見のテーマでも臆せずに対応できるよう、さまざまな文章題に触れておくことが重要だ。

(4)(5)では回路内の電流の流れを細かく追う力が必要となり、途中で電流が流れなくなる部分の特定や、スイッチの切り替えによる電流の変化の把握といった高度な分析が求められる。これらは思考力よりも経験に左右される部分が大きく、「習うより慣れろ」の精神で、複雑な回路問題に多く取り組んでおくべきである。

【大問2】生物:変温動物と恒温動物

  • 難度:
  • 時間配分:11分
  • ★必答問題

(1) ウーパールーパーで迷っても他の動物で判断可能。常識的な知識で対応できる。
(2) 軟体動物は含まれていないので、外骨格と内骨格の区別がつけば判断できる。
(3) 気温と水温に注目し、表を慎重に読み取る。
(4) 常識的な知識範囲。
(5) グラフの縦軸の目盛りの違いに注意。
(6) 対照実験という語句とその意味は明確にしておくべき。
(7) 透けて赤く見えているということなので、赤いものを探す。
(8) 同じ時間当たりの変化を比べる。
(9) 電熱線の発熱量は電流の量で決まる。
(10) 生物は生命活動のためにエネルギーを消費する。体温調節もその一つ。

設問(5)(6)(8)(9)では、グラフの意味をくみ取る力が問われる。理科の計算問題においてグラフの読み取りは最重要単元の一つであり、たて軸と横軸が何を意味しているか、またグラフの傾きの変化がどのような現象を示しているのかを丁寧に捉える必要がある。
特にいくつかの代表的なグラフには「その単元ごとの固有の見方」があり、それらを細かく習得する中でより深い見方ができる様になる。

【大問3】地学:地震とプレート

  • 難度:標準
  • 時間配分:13分
  • ★必答問題

(1) この年固有の時事問題。
(2) 日本を取り巻くプレート4種の名前と位置関係は覚えて置くべき。
(3) 正断層は両側に引っ張られ、逆断層は両側から押される。
(4) 海溝、トラフ、海嶺などの地震の仕組みに関わる語句はセットで覚えたい。
(5) 判断に困る部分があるので、合理的に答えればよい。それ以上深入りする必要はない。
(6) 文章を整理することが必要。書き出すよりは必要個所に線を引いた方が能率的。
(7) 石基と斑晶はやや高度な知識。他は常識的な知識。
(8) 火山灰は偏西風の影響で東側に積もりやすい。
(9) デイサイトという言葉はなじみがないかもしれないが、文を読み取れば理解できる。

南海トラフ地震は我々の生活に重大な影響を与えうる「理科の時事問題」普段から、生活に直結する理科の事象に十分な関心を持って考える習慣があるかが問われた。
また、(4)の表の読み取り、(6)の複雑な文章の読解など「理科固有の判断力」を試す問題の対策にも力を注ぎたい。

【大問4】化学:気体と水溶液

  • 難度:標準
  • 時間配分:7分
  • ★必答問題

(1) 常識的な知識範囲で十分答えられる。
(2) 窒素、ヘリウム、メタンの空気との重量比較は高度な知識。
(3) ほとんどが基礎知識だが、「すべて選ぶ」「二酸化硫黄」などが難しくさせている。
(4) 常識的な知識。
(5)(6)(7) 定番の問題ではあるが、高度な表計算。

(5)(6)(7)は中和実験の表計算。通常は片方が一定だが、今回は両方が変化する高度な問題。片方をそろえる方法や、比例関係が反映されている片方に着目する方法もある。完全中和の数値が分かれば解くことは可能だが、かなり難しい。表計算は奥が深く、多くの技術があり、一つ一つ完全に理解して、徹底的な練習が必要となるが、忙しい受験生はある程度の水準までに留めることを勧める。3問中2問ができれば十分。場合によっては回避する決断も正しい。

攻略のポイント

東京農大第一中の理科対策は、基礎知識と定番の解法が十分に身についている状態から本格的に始まる。重要なのは、応用問題に対する深い理解と対応力であり、受験用テキストの発展問題を一問一問丁寧に解き進めることが学力向上の鍵となる。他校の過去問を活用することも有効だが、それはあくまで補助的な位置づけとする。特殊な題材への抵抗感をなくし、長文の設問を的確に読み解く力を養うためには役立つが、本校特有の出題傾向に即した演習に重点を置くべきである。演習の質を高め、発展的な応用力を中心に鍛えていく計画的な学習が求められる。

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