大学受験プロ家庭教師 関西学院大学 共通問題 国語共通問題①
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関西学院大学 共通問題 国語共通問題①
入試対策と勉強法

出題傾向・攻略のための勉強法・推奨テキスト

関西学院大学 共通問題 国語共通問題①

ここでは、関西学院大学の文学部・法学部(2月3日)を目指す方に対して、国語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。

※本稿は基本的に2022年度入試に準拠しています(但し、一部は21年度以前の入試内容にも言及し、参考にしている)。

本大学の「一般入試」の「文系」は「全学部日程」(2回)・「学部個別日程」(学部によって1~2回)・「共通テスト併用日程」(2方式)・「英語・数学型日程」、理系では「全学部日程」(2回)・「共通テスト併用日程」(数学型)・「英語・数学型日程」があります。「学部個別日程」には「3科目」(「英語」・「国語」+「地理」「歴史」「数学」のいずれか1科目選択)と「英語・国語型」(「人間福祉学部」のみ)があります。日程・受験科目ともに多様な入試パターンが用意されています(最大受験回数は4~5回)。受験生にとっては有難い限りですが、複雑でもありますので、しっかりと情報を確認しましょう。尚、本稿では、「文学部」「法学部」の「学部個別日程[2/3]」の試験問題について主に説明しています。「法学部」には「学部個別日程[2/7]」もあるので注意しましょう。

関西学院大学文学部・法学部(2月3日) 国語試験の出題傾向とは

出題範囲(分野)

試験教科・科目は「国語総合」・「現代文B」・「古典B」です(いずれも「漢文」を含む)。
「現代文」は論説文(評論文)が1題です(但し、小説や随筆の年度も稀にある)。2010年度以降出題された文章内容は、社会論、文明論」、建築論、哲学論、情報科学論、都市計画論等と多種多様で、硬質の文章もありやや読みづらいでしょう。22年度は植物学論で中沢新一編「解題――森の思想」でした。
知識は小問扱いです。
漢字の読み書きは必出で、他に四字熟語・慣用句・語句の意味等の総合的知識問題も出題されます。22年度は漢字の書きとりと四字熟語の空所補充判別および熟語記述でした。
「古文」も1題です。主に古代~近世の物語(歴史物語、軍記物語など含む)、日記、説話、随筆、歴史書、歌論書等の題材(和歌も含まれる)が出題されています。22年度は平安時代成立の歌物語で、作者不詳の「平中物語」でした。内容解釈や現代語訳、文語文法、古典常識、文学史などが問われます。
尚、「漢文」は「古文」の問題文に挿入されている漢詩等について、小問として返り点、書き下し文等の基礎的知識が出題されています(必出ではない)。

出題量と時間配分

問題文の文章量は、「現代文」が3000~4000字程度で他の私大上位校と比較して少なめです(22年度は約3400字)。「古文」は1000~1500字程度で、他校と比べて標準的です(22年度は約1000字)。
試験時間は75分で私大上位校の中では長い部類です。比較的余裕があるはずです。多彩な小問が並ぶ「現代文」を45分ほどで確実に解いて、多くの「知識」が問われる「古文」は30分程度でこなしましょう。

出題形式

2010年度以降、以下の形式で定着しています。
大問は2題です。
大問一は基本的に論説文(評論文)です。但し、小説や随筆の場合もあります(2015・11年度)。小問が10~13問ほどで、解答数は15~20程度です(22年度は12問で16)。
大問二は「古文」です。但し、「古文」の中に「漢文」が含まれる年度もあります(直近では20年度)。小問は10~15問ほどで、解答数は17~20程度です(22年度は13問で19)。

解答形式

2010年度以降、以下の形式で定着しています(22年度も同様)。
「マーク方式」と「記述方式」の併用型です。
本学部の「学部個別日程[2/3]」の特徴は、「現代文」と「古文(漢文)」ともに実に多種多様な内容の小問が並んでいるということです。総合的知識問題を含めて設問形式・内容が目まぐるしく変わっていくので十分に注意しましょう。

「現代文」のマーク方式では、内容説明判別、理由説明判別、換言説明判別、本文内容合致判別などと、漢字の同音(訓)異字判別、語句の意味判別、四字熟語、故事成語、慣用句等の漢字・意味判別などといった総合的知識問題等です。
記述方式では、抜き出し、説明記述(1~2問ほど。「20~30字以内」の指定がほとんど)、漢字の読み書き、語句記述などの出題があります。

「古文(漢文)」のマーク方式では、内容解釈判別、本文内容合致判別、主語判別、語句の読み・書き・意味判別、文語文法判別、文学史等の古典常識判別、「漢文」での返り点・書き下し文判別などです。
記述方式では、語句記述、現代語訳や説明記述(1~2問ほど。「20字」以内程度)などが出題されます。

 

関西学院大学文学部・法学部(2月3日) 国語試験を攻略するための勉強法

知識

本日程の総合的知識問題の難易度は標準レベルです。しかし、漢字問題は勿論のこと、ありとあらゆる語彙力が問われるので厄介です(口語文法も含まれる)。したがって、万全の準備が必要になります。そこで、先ずは「己が実力」を把握することが重要です。共通テスト(センター試験)の漢字問題(要は同音異字・同訓異字の判別)が基礎的語彙力のひとつの目安になります。最低10年分以上の過去問をこなしましょう。その結果次第で、具体的な学習を進めていきましょう。
尚、以下のサイトは漢字問題だけがまとめられていて便利です。
http://www.kanjijiten.net/center/index.html

「現代文」解法①

論説文(評論文)(あるいは小説、随筆)特有の解法、そして全てに共通する解法を体系的に理解し定着させ、応用するために重要なのは復習の仕方です。「考え方のプロセス」をトレースすることが必須です。特に間違った問題が肝要です。誤ってしまった分岐点をしっかりと確認しておきましょう。さらに、いくつもの練習問題を通じて同種の設問に共通する「解き方のプロセス」を身につけましょう。それが解法となります。
尚、具体的解法については本HPの別ページ「大学入試”王道現代文”」をご覧ください。

「現代文」解法②

本日程の「現代文」で注意を要するのは、判別しづらい本文内容(非)合致判別問題です。問題文はほとんどが論説文(評論文)なので、論旨合致と捉える必要があります。そこで、頭括型・尾括型・双括型のいずれにしても、基本的に序論部と結論部の趣旨と照合させて選択肢消去していく練習を重ねることが最重要となります。スピード重視のより高度な選択肢消去のテクニックに習熟するように努めましょう。また、一般的な選択肢設問対策としても、選択肢消去の仕方を習得しておきましょう。換言説明であれば傍線部の原意(要は本来の意味)にこだわった原意消去、理由説明であれば直接的理由として結びつくかどうかによる消去などを常に意識することが肝要です。さらに、空所補充では代入確認を絶対に忘れないように練習を重ねましょう。

「現代文」解法③

頻出の説明記述、その記述方法はしっかりと押さえておく必要があります。説明記述で必要なひとつの要素は通常20~30字程度なので、先ず最も重要な要素を的確に把握し、その他の要素は設問内容から必要度の優先順位を特定できるように徹底的に練習することが肝要です。そして、正否の分かれ目となる最重要な要素を文末として他に必要な要素を積み上げていく「積上げ方式」という手法を、過去問や練習問題などを通じて完璧にマスターしましょう。本日程では20~30字以内の指定が多いので最重要要素のみでまとめることに慣れましょう。また、条件が課された場合は的確に応じなくてはいけません。

古文

先ずは重要古文単語および文法を徹底的に習得する必要があります。現代語訳をする上での最重要ポイントですし、文法や単語の意味は直接問われます(必出)。特に助動詞」「助詞の意味・用法・接続は完全に定着させましょう。そのためにも品詞分解は徹底的に練習しましょう(直接的な出題もある)。また、敬語も頻出なので習得が必要です。さらに、文学史はほぼ必出で和歌修辞法も含めた古典常識も問われます。それらの事項もしっかりと確認しておきましょう。尚、「古文」での説明記述も頻出です(22年度も出題あり)。十分に練習しておくことが肝要です。

漢文

文の構造、句法、語句の読み・意味等の基礎的知識を習得した上で、練習問題を通じて読解力を培いましょう。また、返り点や書き下し文などの白文対策も忘れないようにしましょう。

推奨テキスト

ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
ここではテキストを知識対策編、現代文対策編、古文対策編、漢文対策編に分けてご紹介します。

知識対策編

(1)『入試漢字マスター1800+(四訂版) (河合塾シリーズ)』(河合出版)
(2)『現代文最重要語句(暗記いらずの)らくらく練習帳―熟語・慣用句・評論語句・外来語』(学研プラス)
(3)『新版完全征服 頻出現代文重要語700 三訂版』(ピアソン桐原)
(4)『現代文キーワード読解[改訂版]』(Z会出版)。

前項の「共通テスト(センター試験)の漢字問題」チェックで、5割未満の場合は(1)から、6割は(2)から、7割は(3)から、8割は(4)のみが目安です。反復練習して完全習得させます。特に(4)では、「キーワード編」のみならず「頻出テーマ編」も熟読し、完全に理解しましょう。
尚、文学史対策としては、『SPEED攻略10日間 国語 文学史』(Z会出版)が時系列も理解でき、コンパクトにまとめられているので覚えやすいでしょう。

現代文対策篇

(1)『システム現代文 バイブル編(改訂新版)』(水王舎)
初級レベルです。「解法」って何? といった皆さんにお薦めの入門書です。根本を徹底的に解説しており、マスターすれば「解法」は一通り理解できます。

(2)『マーク式基礎問題集 現代文(河合塾シリーズ)〈六訂版〉』(河合出版)
初~中級レベルです。「正解の根拠」を明確にした詳細な解説に定評があり、入試現代文のマーク方式問題への突破口を開く一冊です。

(3)『現代文 解法の新技術(大学受験スーパーゼミ徹底攻略)』(桐原書店)
中級レベルです。あらゆる問題形式に対応した解法を明示しています。中堅から関関同立へのステップアップ段階の一冊です。

(4)『入試現代文へのアクセス 完成編(河合塾シリーズ)』(河合出版)
中~上級レベルです。「読解へのアクセス」で問題点を喚起し、選択肢設問の消去の根拠も明記されており、解法理解度を自己確認できます。自らの実力を把握することで、関学合格に自信が持てる一冊です。

(5)『現代文読解力の開発講座(駿台受験シリーズ)(新装版)』(駿台文庫)
上級レベルです。読解力と解答の論理力を講義形式の解説で養成します。文章を客観的に捉える術が習得でき、本日程合格を確実にする一冊です。

(6)『[記述編]現代文のトレーニング[改訂版]』(Z会出版)
「説明記述」対策です。頻出テーマに沿った問題構成で完成度を自己採点で把握可能です。関学本日程の説明記述をクリアする一冊です。

(7)『関西学院大学本日程の過去問』
実戦レベルです。10年分以上確実にこなし、「解法」をトレースしましょう。

古文対策編

(1)『重要古文単語315(三訂版)』
(2)『標準古文単語650(三訂版)』(ともに桐原書店)
前者を反復して完全定着させた上で、後者を数回丁寧に通読しましょう。それで古文の語彙はほぼ心配ないでしょう。

(3)『ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル(三訂版)』(河合出版)
 文法の基本が分かりやすくまとめられています。例文は品詞分解し現代語訳も必ずこなしましょう。

(4)『大学入試 全レベル問題集 古文 4 私大上位・私大最難関・国公立大レベル 新装版』(旺文社)
最難関私大などの良問14題を収録し、分かりやすく解説しています。古文の5つのジャンル別対策が掴める古文ジャンル解説、重要な文法と語句を併記した現代語訳、全ての問題に通じる最強の読解ルール等で、「古文」の読解に自信が持てる一冊です。

(5)『速読古文常識』(Z会出版)
古典常識習得用です。必修300語を収録しており、実戦的トレーニング文章の文脈で効率的に定着可能です。共通テストから難関私大まで対応です。
尚、和歌修辞法等に就いては、学校配布の『国語便覧』も活用しましょう。

漢文対策編

(1)『漢文道場[基礎編]』(Z会出版)
 送りがな・返り点といった基本ルールから重要な「句法」まで、基礎力養成の一冊です。

(2)『ステップアップノート10 漢文句形ドリルと演習(河合塾シリーズ)』(河合出版)
 基礎定着確認用です。

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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