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明治大学 農学部 国語
入試対策と勉強法

出題傾向・攻略のための勉強法・推奨テキスト

明治大学 農学部 国語

ここでは、明治大学の農学部を目指す方に対して、国語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。

※「食料環境政策学科」は必須、他学科では「国語」「数学」「理科」の3教科から2科目選択です。

※2021年度より実施された大学入学共通テスト導入に伴う大幅な大学入試制度改革は本大学の一般選抜では実施されておらず、本学部の学部別入学試験も21年度に関して概ね従前どおりの出題内容および形式でした。尚、以下の入試傾向は、基本的に2021年度までの学部別入学試験に準拠しています。

明治大学農学部 国語試験の出題傾向とは

出題範囲(分野)

出題科目は「国語総合」です(漢文を除く)。
「現代文」は論説文(評論文)1題が定着しています。文章内容は本学部らしい食料問題や環境問題等を扱ったものがある一方、哲学論・社会論・情報論・戦争論・文化論などの出題も多いです。いずれにしても、硬質なものが多く、多角的な論点を読み解く必要があります。
2016年度以降、漢字の書きとり・漢字の読みがそれぞれ大問として独立しています(それ以前は小問扱い)。「現代文」でのその他の知識は小問として扱われ、語句の意味・慣用句・四字熟語等が幅広く出題されます。
「古文」は1題で、古代~近世の物語(軍記物語含む)、紀行文・随筆・説話・日記・芸術論といった題材(和歌も含まれる)で、著名な作品が多いです(2021年度は「宇治拾遺物語」)。近世の文章に就いては中世以前とは単語の意味や文法が異なる場合もあるので注意を要します。文法から内容解釈までの総合的読解力、そして、文学史や歴史的背景を含めた古典常識も問われます。

出題量と時間配分

問題文の文章量は、「現代文」が3000~4000字ほどで他の私大上位校と比較して標準的、「古文」は計400~900字程度とバラつきがあります。
試験時間は変則的で、2科目で120分です。国語を60分と想定して、先ず古文を20分弱で手際よくこなし、説明記述もあり得る現代文は40分強をかけてしっかりと解いていきましょう。

出題形式

近年(2016年度以降)、大問4題が定着しています。
大問一は漢字の書きとりで小問はなく解答数4(記述方式。2019年度までは解答数が2でした)、大問二は漢字の読みで小問はなく解答数4(記述方式。2019年度までは解答数が2でした)、大問三が現代文で、小問は8~10問程度(解答数は8~11ほど。そのうち数問が記述方式の場合が多いですが、全てマーク方式の年度もあります)。大問四は古文で、小問は9~10問ほどです(解答数は10前後。そのうち数問が記述方式)。

解答形式

「マーク方式」と「記述方式」が混在しています。
「現代文」のマーク方式では傍線部内容に関しての空所補充、内容合致、理由説明、換言説明、本文内容合致など(稀に知識問題もあります)、記述方式では漢字の読み書き、抜き出し問題(脱文挿入もあります)等の他、20~35字程度の短い内容説明記述が出題される年度もあります(2019年度以降の出題はありませんが、油断は禁物です)。
「古文」では、文法・現代語訳や内容解釈・換言説明・主語特定・和歌修辞法などが、「マーク方式と記述方式で出題されます。また、文学史や古典常識も頻出です。

 

明治大学農学部 国語試験を攻略するための勉強法

知識問題

本学部の漢字(読み・書き)は大問として独立した以降、明らかに難易度が上がっています(2021年度書きの「センジョウ的な表現=煽情的」、読みでの「勝ち負けに拘泥する」=「こうでいする」など)。それだけに、ほかの知識問題も含めて十全の準備が必要となります。そこで、先ずは「己が実力」を把握することが必須です。共通テスト(センター試験)の漢字問題(要は「同音異字」「同訓異字」の判別)が基礎的語彙力のひとつの目安となります。最低10年分以上の過去問をこなしましょう。その結果次第で、具体的な学習を進めていきましょう。
尚、以下のサイトは「漢字問題」だけがまとめられていて便利です。
http://www.kanjijiten.net/center/index.html

解法

「現代文」では、論説文(評論文)特有の解法、そして全てに共通する解法です。それらを体系的に理解し定着させ、応用するために肝要なのは復習の仕方です。「考え方のプロセス」をトレースすることが必須です。特に間違った問題が肝要です。誤ってしまった「分岐点」をしっかりと確認しましょう。さらに、いくつもの練習問題を通じて同種の設問に共通する「解き方のプロセス」を身につけましょう。それが解法となります。
尚、具体的解法に就いては本HPの別サイト「大学入試”王道現代文”」を御覧ください。

説明記述問題

2015年度以前と比較して出題頻度は下がっていますが、決して対策を怠ってはなりません。20~35字程度という短い字数指定が多いです。内容説明記述で絶対に必要なひとつの要素は通常15~20字ほどなので、最重要な要素だけに絞り込んで記す必要があります。練習問題や過去問などを通じて、設問内容から必要度の優先順位を特定できるように徹底的に練習しましょう。設問条件にも十分に注意しましょう。

古文

先ずは重要古文単語及び文法を徹底的に習得しましょう。現代語訳ではもちろん単語の意味が最重要になりますし、文法は直接問われます。特に助動詞、助詞の意味・用法・接続は完全に定着させる必要があります。また、敬語の出題もあるので、習得が必要です。そして、主語特定がよく出題されるので、人物関係に注意して読み解く練習を重ねましょう。さらに、文学史を含む古典常識や和歌修辞も出題されます。しっかりと確認しておくことが肝要です。尚、稀に内容説明記述の出題があるので要注意です(直近では2018年度)。

 

推奨テキスト

ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
ここではテキストを知識編、現代文編、古文編に分けてご紹介します。

知識編

(1)『漢字 一問一答【完全版】』(東進ブックス)
(2)『現代文最重要語句(暗記いらずの)らくらく練習帳―熟語・慣用句・評論語句・外来語』(学研プラス)
(3)『新版完全征服 頻出現代文重要語700 三訂版』(ピアソン桐原)
(4)『現代文キーワード読解[改訂版]』(Z会出版)。

前項の「共通テスト(センター試験)」チェックで、5割未満の場合は(1)から、6割は(2)から、7割は(3)から、8割は(4)から始めるのが目安です。反復練習して完全習得させる。特に(4)では、「キーワード編」のみならず「頻出テーマ編」も熟読し、完全に理解しましょう。
尚、本学部頻出の文学史対策としては、『SPEED攻略10日間 国語 文学史』(Z会出版)が時系列も理解でき、コンパクトにまとめられているので覚えやすいでしょう。また、尚、和歌修辞法等の古典常識に就いては、学校配布の「国語便覧」を活用しましょう。

現代文編

(1)『システム現代文 バイブル編(改訂新版)』(水王舎)
初級レベルです。「解法」って何? といった皆さんにお薦めの入門書です。根本を徹底的に解説しており、マスターすれば解法は一通り理解できるでしょう。

(2)『大学受験スーパーゼミ 徹底攻略 現代文解法の新技術』(桐原書店)
中級レベルです。あらゆる問題形式に対応した解法を明示しています。中堅から難関私大へのステップアップ段階の一冊です。

(3)『入試現代文へのアクセス 完成編』(河合出版)
中~上級レベルです。読解へのアクセスで問題点を喚起し、選択肢設問の消去の根拠も明記されており、解法理解度を自己確認できます。自らの実力を把握することで、明治大学合格に自信が持てる一冊です。説明記述問題の基礎も習得できます。

(4)『[記述編]現代文のトレーニング(改訂版)』(Z会出版)
上級レベルです。頻出テーマに沿った問題構成で完成度を自己採点で把握可能です。出題頻度は下がっているとはいえ、農学部の説明記述をクリアするために活用したい一冊です。

(5)『明治大学農部過去問』
実戦レベルです。10年分以上確実にこなし、解法をトレースしましょう。

古文編

(1)『重要古文単語315(三訂版)』

(2)『標準古文単語650(三訂版)』(ともに桐原書店)
前者を反復して完全定着させた上で、後者を数回丁寧に通読しましょう。それで語彙はほぼ心配ないでしょう。

(3)『ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル(三訂版)』(河合出版)
文法の基本が分かりやすくまとめられています。例文は品詞分解し現代語訳も必ずこなしましょう。

(4)『大学入試 全レベル問題集 古文 4 私大上位・私大最難関・国公立大レベル 新装版』(旺文社)
最難関私大などの良問14題を収録し、分かりやすく解説しています。古文の5つのジャンル別対策が掴める古文ジャンル解説、重要な文法と語句を併記した現代語訳、全ての問題に通じる最強の読解ルール等で、古文の読解に自信が持てる一冊です。

(5)『速読古文常識』(Z会出版)
古典常識習得用です。必修300語を収録しており、実戦的トレーニング文章の文脈で効率的に定着可能です。センター試験から難関私大まで対応しています。

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