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立教大学文学部の国語試験対策と勉強法

出題傾向・攻略のための勉強法・推奨テキスト

「文学部の国語」
出題傾向・攻略のための勉強法・推奨テキスト

出題傾向の概要

出題範囲(分野)の特徴

「試験教科・科目」は「国語総合・現代文B・古典B」。
「現代文」は1題。「論説文(評論文)」がメインだが、「小説」「随筆」といった「文学的文章」の出題も多い(特に近年は「小説」が目立つ)。「論説文(評論文)」の内容は「歴史論」「文学論」「都市論」「思想論」「社会論」、はたまた「短歌論」等と多種多様で、硬質な文章が多くやや読みづらい。また、「小説」「随筆」でも高度な語彙力が求められる作品が多い。「知識」は小問として扱われ、「漢字(読み・書き)」「語句の意味」「四字熟語」「慣用句」「国語常識」等の幅広い分野から出題される。
「古典」では「古文」が1題で、以前は古代の「物語」が多かったが(特に「源氏物語」は頻出し、2013年度からは3年連続)、近年では題材の幅が広がり、「歴史物語」や「擬古物語」(鎌倉時代以降に成立した、平安時代の王朝貴族を主人公にする物語)、江戸時代の「浮世草子」「俳文集」なども出題されている。「文語文法」から「現代語訳」(「記述式」で必出)、「内容解釈」までの総合的読解力、そして、「和歌」も含めて「古典常識」も問われる。
「漢文」も1題。「逸話集」「史伝」「思想書」「随筆」「詩論」などで、「漢詩」はほぼない。「基本的句法」「書き下し」「語句の意味」などが問われる。

出題量と時間配分

問題文の文章量は、「現代文」が3000~4000字程度で他校と比較して標準的。
「古文」は600~1000字超前後、「漢文」は100~250字ほどだ。試験時間は75分だが、決して余裕はない。解答数も多いので、「スピード重視」を心がけたい。
先に「古文」「漢文」を40分強で確実にこなし、ときおり「説明記述」もある「現代文」は35分弱をかけてしっかりと解いていきたい。
「史学科」の配点は200点/600点、その他の学科は200点/500点。

出題形式の特徴

大問3題が基本。
「大問一」は「論説文(評論文)」や「小説」(あるいは「随筆」)で、「小問」は8~11問程度(解答数は14~19ほど。そのうち3~7問ほどが「記述式」)。
「大問二」は「漢文」で、「小問」は6問ほど(解答数もほとんど同じで、ほぼ「マーク方式」だけだが、稀に「記述式」もある)。
「大問三」は「古文」で、「小問」は10~12問程度(解答数は13~18ほどで、そのうち1~2問が「記述式」)。

解答形式の特徴

「マーク方式」と「記述式」の併用型。
「現代文」の「マーク方式」では「空所補充」や「内容(非)合致」(「択一式」が頻出)、「理由説明」「換言説明」など、「記述式」では短めの「説明記述(20~40字程度)」(近年ではときおりだが、2011年度以前はほぼ必出だった)、「抜き出し問題」(「換言説明」等)や「漢字(読み・書き)」などの「知識問題」がある。
「古文」では「文語文法」や「現代語訳」(「記述式」での出題が定番)、「内容解釈」「和歌修辞法」、「漢文」では「句法」「語句の読み」「書き下し」などが、「マーク方式」と「記述式」で出題される。また、「古典常識」も頻出。

攻略のための勉強法

知識

本大学の「漢字(読み・書き)」等の「知識問題」は、GMARCHの中で比較的難易度が高い。特に本学部はあまり馴染みのないものも多いので要注意。
そこで、先ずは「己が実力」を把握することが重要。「センター試験」の「漢字問題」(要は「同音異字」「同訓異字」の判別)がひとつの目安となる。最低10年分以上の過去問をこなしてみたい。その結果次第で、具体的な学習を進めていく。
尚、以下のサイトは「漢字問題」だけがまとめられていて便利だ。
http://www.kanjijiten.net/center/index.html

「現代文」解法①

「論説文(評論文)」「文学的文章」特有の「解法」、そして全てに共通する「解法」を理解し定着させ、応用するために肝要なのは「復習」の仕方だ。「考え方のプロセス」を「トレース」することが必須。特に「間違った問題」が肝要。誤ってしまった「分岐点」をしっかりと確認しておくこと。さらに、いくつもの練習問題を通じて同種の設問に共通する「解き方のプロセス」を身につけたい。それが「解法」となる。
尚、「具体的解法」に就いては本HPの別サイト「大学入試”王道現代文”」を御覧あれ。

「現代文」解法②

本学部で注意を要するのは、判別しづらい「本文内容(非)合致問題」だ(「合致」は「1」、「非合致」は「2」という「択一式」の解答形式にも注意)。「論説文(評論文)」であれば「論旨合致」と捉え、基本的には「序論部」と「結論部」の趣旨と照合させて「選択肢消去」していく練習を重ねることが重要だ。
「小説」や「随筆」では本文全体と照合する必要があるので、スピード重視のより高度なテクニックを習熟するようにしたい。

「現代文」解法③

「説明記述」では正否の分岐となる「最重要な要素」を「文末」として他の「必要な要素」を積み上げていくという手法を完璧にマスターすること。そして、「内容」から必要度の優先順位を特定し、優先度の高いものから積み上げていく。
それぞれの「要素」を「15~20字程度」でまとめられるように徹底練習することが必要。本学部では「20~40字程度」の「字数指定」が多いので、1~2つ程度の「要素」でまとめることに慣れること。

古典

「古文」は、先ず「重要古文単語」及び「文法」を徹底的に習得する必要がある。「文法」や「単語の意味」は直接問われるし、「現代語訳」(「記述式」で必出)をする上でも最重要だ。特に「助動詞」「助詞」の「意味・用法・接続」は完全に定着させること。また、「敬語」も必出なので習得が必要。さらに、「古典常識」や「和歌修辞法」も出題される。しっかりと確認しておくこと。
「漢文」では「文の構造」「句法」等の基礎知識を習得した上で、練習問題を通じて読解力を培うこと。「書き下し」や「白文対策」も忘れないこと。

推奨テキスト

知識篇

①『入試漢字マスター1800+(三訂版)』(河合出版)→②『現代文最重要語句 暗記いらずのらくらく練習帳』(学研)→③『頻出現代文重要語700(三訂版)』(桐原書店)→④『ことばはちからダ! 現代文キーワード』(河合出版)→⑤『現代文キーワード読解(改訂版)』(Z会出版)。

前項の「センター試験(漢字問題)」チェックで、5割未満の場合は①から、6割は②、7割は③、8割は④から始めるのが目安。反復練習して完全習得すること。特に④では、「キーワード編」のみならず「頻出テーマ編」も熟読し、完全に理解すること。

尚、「古典常識」等に就いては、学校配布の「国語便覧」を活用したい。

現代文篇

①『システム現代文 バイブル編(改訂新版)』(水王舎)
「解法」って何? といった諸君にお薦めの入門書。根本を徹底的に解説しており、マスターすれば「解法」は一通り理解できる。

②『マーク式基礎問題集 現代文〈六訂版〉』(河合出版)
初~中級レベル。「正解の根拠」を明確にした詳細な「解説」に定評があり、「入試現代文」への突破口を開く一冊。

③『現代文 解法の新技術』(桐原書店)
中級レベル。あらゆる問題形式に対応した「解法」を明示している。中堅からGMARCHへのステップアップ段階の一冊。

④『入試現代文へのアクセス 完成編』(河合出版)
中~上級レベル。「読解へのアクセス」で問題点を喚起し、「選択肢設問」の「消去の根拠」も明記されており、「解法理解度」を自己確認できる。自らの実力を把握することで、立教合格に自信が持てる一冊。

⑤『現代文読解力の開発講座(新装版)』(駿台文庫)
上級レベル。「読解力」と「解答の論理力」を講義形式の解説で養成する。文章を客観的に捉える術が習得でき、本学部合格を確実にする一冊。

⑥『入試現代文へのアクセス 発展編〈改訂版〉』(河合出版)
上級レベル。「正解へのアクセス一覧表」により「着眼点」の曖昧さを自らチェックし、払拭できる。最終確認のための一冊。

⑦『[記述編]現代文のトレーニング[改訂版]』(Z会出版)
「説明記述」対策。頻出テーマに沿った問題構成で「完成度」を自己採点で把握可能。本学部の「記述」をクリアする一冊。

⑧『過去問』
実戦レベル。10年分以上確実にこなし、「解法」をトレースすること。

古文篇

①『重要古文単語315(三訂版)』『標準古文単語650(三訂版)』(ともに桐原書店)
前者を反復して完全定着させた上で、後者を数回丁寧に通読すること。それで「語彙」はほぼ心配ない。

②『ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル(三訂版)』(河合出版)
「文法」の基本が分かりやすくまとめられている。「例文」は「品詞分解」し「現代語訳」も必ずこなすこと。

③『大学入試 全レベル問題集 古文④』(旺文社)
最難関私大などの良問17題を収録し、わかりやすく解説している。古文の5つのジャンル別対策が掴める「古文ジャンル解説」、重要な文法と語句を併記した「現代語訳」、全ての問題に通じる最強の「読解ルール」等で、「古文」の「読解」に自信が持てる一冊。

④『首都圏「難関」私大古文演習』(河合出版)
「本文」と「本文解釈」を上下に併記し、「主語特定」「品詞分解」「背景知識」等の説明があり、応用力が確実に涵養できる一冊。

⑤『速読古文常識』(Z会出版)
「古典常識」習得用。約300語を収録しており、実戦的トレーニング文章の中で効率的に定着可能。上記の「国語便覧」と併用することで、より確実に習得できるはずだ。センター試験から難関私大まで対応。

漢文篇

①『漢文必携(四訂版)』(桐原書店)
「漢語の構造」から「句法」まで、基礎力養成の一冊。

②『ステップアップノート10 漢文句形ドリルと演習』(河合出版)
基礎定着確認用。

③『漢文(河合塾SERIES―入試精選問題集/改訂版)』(河合出版)
「読解力」上達への道標。

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