医大・医学部受験プロ家庭教師 若林先生
指導実例インタビュー

若林先生
指導実例インタビュー

若林先生

若林先生

東京大学卒

合格実績(五十音順)

北海道大・群馬大・防衛医科大・千葉大・京都大・京都府立医科大・富山大・山口大・慶應大・東京慈恵会医大・昭和大・杏林大・東京医科大・久留米大・岩手医科大・帝京大・金沢医科大・兵庫医科大・福岡大・北里大・東邦大・日本大・愛知医科大・藤田医科大・川崎医大・埼玉医科大・聖マリアンナ大

高偏差値だが過去問は5割。徹底した繰返し演習で東邦大医学部合格!

女子Mさんの場合

指導を始める前の状況

■指導開始時期: 高3の11月
指導科目:   化学
指導回数:   週1回 2時間

 

指導開始時の問題点としては、とにかく過去問では点が取れないことでした。スタート時偏差値は71.4と十分高く、現役生にも関わらず、私が過去に東邦大学医学部に入れた多浪生にも引けを取らない水準です。
模試や問題集を解いていても、できないという感覚は本人には無いにも関わらず、滑り止めである女子医の過去問で5割を切ってしまうという現状でした。

 

そのため、指導に当たっての要望は、過去問演習を中心に志望校に向けての具体的な対策、解き方のポイント、弱点があればその補強というものでした。

 

性格的には、素直で真面目にコツコツ勉強してくれる生徒です。そのためか、学習上の問題点としては、教科書や参考書に書かれている事項に強弱をつけて覚えていくのではなく、頑張って全部覚えようとしていたように感じました。

 

指導内容

当初はご家庭の要望通り、過去問演習を中心として授業に臨みましたが、数回の授業を通して失点の理由を分析した結果、現状の問題点は、知識や理解が中途半端になってしまっているという所でした。

医学部入試では曖昧な知識では得点できないような問題や、正誤問題でも分野横断的に考えなければいけない問題もあり、模試との感覚の解離はこの点が原因でした。そのため、ご家庭と相談の上、過去問は宿題として解いて頂き、授業では教科書を一通り説明し直すことにしました。

11月スタートという時間的な制約もあり、かなり取捨はしなくてはなりませんでしたが、出やすいポイントを明確にし、また、問題としてどのような問われ方をするのか、嵌め設問としてはどのようなものがあるのかなどにも触れて授業を進めました。

授業を進めていく中で発覚した更なる問題点としては、問題集などの解説や私の授業を聞いて、理解した気になっているという所でした。そのため、過去に触れた問題と似ている問題で間違ってしまうという事象が発生しました。

対策としては、1週間の時間を置いて本人に再度説明してもらい、間違えた問題は何度でも繰り返し確認していくようにしました。間違えた問題の確認では、全く同じ問題ではなく、聞き方を変えた類題できちんと理解できているのかチェックしました。

 

学習状況の変化と成績の推移

■最高成績: 偏差値71.4(河合塾全統記述第3回) → 入試前最後の模試

学習状況の大きな変化としては、単純な片っ端からの暗記から、要点や実際の出題例を念頭に置いた暗記に変わったことと、しつこい繰り返し学習の習慣がついたことです。

その結果、学力は前述通りの過去問で5割を切る水準から、合格点に近い水準まで上がってきました(同じ問題を解いているわけではないので単純比較はできませんが)。

酸塩基や平衡など、出題パターンが決まっている計算問題は得点源になり、苦手だった正誤問題は足を引っ張らない水準まで持ち直せました。

 

結果

■結果(進学先):   東邦大学医学部
結果(他の合格校): 東京女子医大(医・1次)、北里(医・1次)、聖マリアンナ(医)

 

生徒とのエピソード

前の週に間違えた内容の確認では、前回触れていないこともわざと含めて出していたため、過去に教えた内容だけでは答えられないものも多いはずですが、受験間際ではかなり答えてくれていました。

しっかりと関連する問題に触れてみるなどの復習をしていたようで、Mさんの勤勉さが窺い知れたエピソードのひとつです。

 

東邦大学医学部を目指す受験生へのアドバイス

出題数が多く、時間との戦いが避けられない大学です。また、出題される問題には、大学の内容に一歩足を踏み入れている問題もありますが、概ね典型問題から構成されています。そのため、その典型問題をいかにして早く反射で解いていくかがカギになります。

間違えた問題の繰り返し学習はもちろんのこと、時間を要した問題も、早く解けるようになるまで何度でも解き直すことが必要です。また、一つの問題で長く詰まってしまうと終わらなくなるので、問題を取捨する練習は過去問を通じて必ずするようにしましょう。

学習の際に注意が必要な点は、多くの受験生が飛ばしがちな実験操作が出題されるので、しっかりと手順やその意味を押さえておくこと。

また、計算問題では概算で終わってしまう物も多いので、普段から概算方法を練習しておくことが挙げられます。

上述のことは、ここを読んだだけではいまいちピンと来ないかもしれません。特に現役生は、直前期に過去問を初めて解く方も多いですが、遅くとも受験年度の夏には一度触れておくといいかと思います。また、そうできるように早めに基礎事項を終わらせるように始動してください。

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