医大・医学部受験プロ家庭教師 昭和大学 物理の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

昭和大学 物理
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)

力学、電磁気、波動、原子とまんべんなく出題されます。原子からは2年から3年おきに出題されています。最近では2018年度、1019年度の出題でした。出題では光が多く、電磁気ではコンデンサーの出題が目立ちます。出題分野は年度によって偏りがあり、2021年度では、力学では万有引力、円運動に関する問題、電磁気が回転導体棒における誘導起電力による出題、波動は音による出題でした。難易度は教科書レベルの穴埋め問題から、身近な物理現象を説明させる問題まで出題されます(大問1題程度)。

出題量と時間配分

理科2科目140分です。設問数は時間に対して少ないです。スムーズに解くことができるならば、20分以上余るでしょう。しかし、頻出問題で解法がすぐ出てこなかったり、読解と考察を要する大問1題に時間をかけすぎたりすると、まず終わらないでしょう。読解問題は大問ごと最後に回したり、前半の簡単な部分のみ解き、残りを最後に回したりする方が無難でしょう。

出題形式

大問4題が基本です。2021年度は4題でした。2021年度は論述問題がありましたが、毎年出題されている描図問題はありませんでした。計算だけでなく前後の文の意味をしっかり理解しながら解き進めていかなければなりません。稀に小問集合であるときもあり様々です。また、問われる内容も、数式を求めさせる問題、具体的な数値を計算させる問題、定性的な分析をさせる問題と様々です。

解答形式

記述式で、グラフを中心とした作図や、理由の論述問題も出題されます。また、数式を求めるような問題でも、計算過程を書かなければならない問題も出題されることがあります。国公立型の回答形式、私立型の回答の両方の練習をする必要があります。

攻略のポイント

受験生が触れたことのない内容も出題されるので、公式の丸暗記の学習だけでは通用しないでしょう。公式は導出も含めて学習しましょう。しかし、典型問題も多く出題されるので、その場合は図示しながら進め、時間をかけずに処理する練習も行いましょう。

まずは、公式の導出も含めて解説してある参考書(物理教室 (河合塾シリーズ)などを用いて、公式の成り立ちや、物理的な思考法を学びましょう。その後、公式の活用に慣れるために、基本問題から典型問題を数多く解いていきましょう。問題を読んだら直ぐに解法が思い浮かぶようになるまで繰り返し学習しましょう。

典型問題の整理が終わったら、入試標準レベルといわれる問題集を解いていきます。本学の読解考察問題に向けて、公式の導出を扱っている問題集を進めていきましょう。公式の導出は丸暗記するのではなく、共通の考え方で導かれているものが多いので、その手法を学ぶことを意識して学習しましょう。近似計算、有効数字が出題されやすいので、近似計算に慣れていく演習も必要でしょう。数学の教科書の近似計算などで学習するとよいでしょう。

標準レベルの単元別の問題集を解き終えた後は総合演習を行います。総合演習の問題としては、本学の過去問はもちろんのこと、旧帝やその他上位国立、早稲田などがお勧めです。レベル的に厳しい場合には、最低限5割ぐらいは取れるようにそれ以下の難度の大学を選んで段階を踏むとよいでしょう。これらの過去問は年度単位で解いていくと、全分野的な復習になるので、忘却の防止にも役立ちます。全体を通して言えることですが、計算過程も示さなければならないことがありますので、一度、専門の指導者から自分の理解が正しいか否かを確認しておくとよいでしょう。

推奨テキスト

(1)『セミナー物理基礎+物理』(第一学習社)
対象:基礎の確認から応用まで整理したい方 
基本から標準レベル、応用まで幅広く扱われています。問題数が多いので、公式の定着を図るのに最適です。プロセスで公式の確認終了後、基本問題、発展問題及び総合問題を解けばよいでしょう。

(2)『良問の風』(河合出版)
対象:公式の整理ができた方
問題数は多くないものの、典型問題をある程度は網羅できるでしょう。間違えた問題だけではなく、時間が少しでもかかってしまった問題も解き直しましょう。

(3)『新・物理入門』(駿台文庫)
対象:応用問題に挑戦したい方
物理に本気で取り組みたい人に向いています。物理の諸法則の根本的原理から整理・明確化しています。特に、力学における初歩的な微分や積分を利用し、数学的な応用力もつけるのに最適です。

(4)『名問の森』(河合出版)
対象:典型問題の整理ができた方
問題数は多くないものの、有名問題は網羅されています。本問題集の問題がある程度解けるようになると、本学でいう難問以外はかなり対応できるようになるでしょう。

(5)『物理重要問題集−物理基礎・物理』(数研出版)
対象:典型問題の整理ができた方
基本から難問まで幅広く扱われています。問題数は多くないものの、有名問題は網羅されています。上述の『良問の風』と『名問の森』を合わせたぐらいのレベル構成ですので、本問題集と『名問の森』はどちらからやってもよいでしょう。

(6)『物理教室』(河合出版)
対象:学校で学べないような学習を望む方 
学校では学べないような公式の本質的な意味が理解できます。また、高校範囲外の微積分の計算が使われているため数学の学習と併用できます。視覚的に捉えることができるので、現象が具体的にイメージでき、立式もしやすくなるため、物理的な思考が身につくでしょう。

(7)『スタディサプリ』(リクルート) ※動画視聴 
対象:物理の図などイメージがつかめない方
『名問の森』で受験定番の解法を身に着けてから、スタディサプリを利用しましょう。動画は全単元における図示の重要性、図示のやり方・描き方、物体の運動イメージ・電流や電化の動き方などが紙面からではわかりにくい部分が理解できるでしょう。

 

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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