医大・医学部受験プロ家庭教師 昭和大学 生物の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

昭和大学 生物
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)の特徴

昭和大学の医学部の【生物】は当然ながら「生物基礎」だけでなく「生物」も出題される。動物学・植物学・生態系・進化論・分類学などどんな分野にも及んでおり、なお困難なことにはどの分野でも最新かつ深い知識が要求される。これはかつて昭和大学名物であった驚愕的かつ難解な適語補充問題の流れを汲んでのことだろう。空欄(番号はふってある)を囲むカッコでできた絶海に、助詞・助動詞や句読点(『のような、』とか『である。』とかいった、単独では理解不能な言葉のたぐい)の孤島が、まるで大嵐で転覆した難破船のように浮かんだ、大問のメインとなる果てしなく長い問題文が受験生の行く手を阻む。もはやその壮絶さの表現のしようはない。これはいまでも有名な語り草になっているほどだ。付け加えれば、上記の空欄が、なんと小問の問題文中にも用いられるという手厳しすぎるリサイクルシステムが頻繁に採用されており、小問の問題文でさえいわゆる船の墓場のような状態になっていたのだ。

出題量と時間配分

制限時間は理科2科目を140分で解くことになっている。1科目受験で理科70分制限とする東海大学医学部は近しい設定だが、私大医学部にはきわめて例外的なので特別な時間感覚を要する。これは国公立大学併願対策にも差し障りがある時間制限なので特別な練習は必要だ。

出題形式の特徴

毎年大問4問立てである。前半に勝負どころを寄せる傾向が強い。後半部はそれより問題量は減少する。余談だが、この後半部において年によって難易度の上下があるところに何となく愛嬌があるのも味わい深い。出題者が前半でテンションを使い果たし、後半の出題が雑に見えるような年がちらほらみられる。そのようなときも、「これくらいで勘弁しておこう」という感じで受験生にはお得になる場合と、「どうせ君たちが知るわけないだろうけれども出題はしておく」と、まさに読まれる気が皆無の置き手紙同然の雰囲気を醸しはじめる場合、という両極がある。

解答形式の特徴

解答形式としては適語補充が難易度でも分量でも際立つとして、計算や図描画もある。記述問題も出題されるが、他大学との比較だと、長いものと短いものに二極化している。記述の字数制限が100字近い長文として出題されることもあるが、逆にいろいろな要素を俯瞰した上でたったの20文字に詰め込む問題も頻繁に繰り出されることもあり、悩まされることも多い。短いものは、分量的に書き込めないことが多いので、ポイントだけバサリと言い去ってしまうことで対処することが推奨できる。逆に、長いものはといえば、例えば免疫担当細胞の協働のように、話せば長くなる話を淡々と語っていれば丁度よく収まる。
このような複雑な問題構成が相俟って入試年度によってはハイレベルな時間との争いが繰り広げられるのが恒例である。
難易度に関しては大きくぶれることはないと考えてよいだろう。そのことについては筆者から各々の受験生に戦略的アドバイスを送ってみたい。つまり毎年マニアックな問題がどこかしらに埋め込まれているのは通例なので、それを見越して理解が必要なマニアック事項のリストアップを予め行っておくことだ。

攻略のポイント

昭和大学への対策は圧倒的な知識を積み上げることに異論はないだろう。実験問題で必要な考察力も、予め実験の主旨、材料と方法、結果を覚えきり、結局は知識の領域にまで押し込んでしまうくらいの仕上がりがあれば本番でも充分な対応が可能だ。とにかく適語補充でどれだけの正解数を稼げるかを目標にしてほしい。教科書で太字記載になっている用語は、標準的な問題文中だと不自然な文脈ですら登場してくることがざらにあるので心構えが必要だ。注意しておきたい話題は山ほどあるが、よい例として、植物でぞくぞくと見つかっている様々な分子が挙がる。この際なので、出題された用語や出題されかねない用語を並べてみよう。光受容体のフォトトロピンやクリプトクロム、オーキシン輸送体のAUXやPIN、花芽形成ホルモンとして働くシロイヌナズナのFTタンパク質やイネのHd3aタンパク質、新しい植物ホルモンであるジャスモン酸とブラシノステロイド、植物ホルモンと共同で働くLEAタンパク質、DELLAタンパク質、システミン、など、まさに切りがない状態になることがおわかりだろう。いま並べた用語は、残念ながらどの教科書・参考書でも同じように太字記載で扱われているとは限らないどころか、掲載すらされていないものも多い。
植物学だけでもこのような有様なので、そのような訳でも後述どおり手元には3冊ほどは信頼のおける教科書・参考書をおいておくことがのぞましい。
まとめると、記述や計算よりも、どんな受験生にも負けない知識の蓄積につきる。

推奨テキスト

参考文献としては、大学の生物学教科書すら準備していてはじめて確実な合格保証が得られるといっていいほどの熾烈な競争が求められる。これでは高校生の生活からは天体望遠鏡レベルに離れてしまうともいえる。なので、各受験生が無理なく実現できそうな手段は、複数の参考書を並行して読み進めることだろう。ある知見に関して多角的に理解を進めることで、自然と深い知識に至ることができるからだ。

具体的な教材としておすすめできるものはお手持ちの教科書のほかに、文英堂の『大森徹の生物最強講義117』さらにZ会の『生物 知識の焦点』があがる。この2冊は個人的にいうと数研出版『チャート式』を上回る読み物である。たしかにこれも良書であることに間違いはない。
これらだけだと図表が少なくて不安を感じる方は図説・資料集を活用してほしい。一般の販売はなされていないそうであるが、第一学習社の『スクエア最新図説生物』秀文堂の『NEW PHOTOGRAPHIC 生物図説』は頼りになる。これらは解説も詳しい上に、新しい知見を豊富に掲載している。
とにかく昭和大学対策の場合は、読み込みに継ぐ読み込み、暗記に継ぐ暗記で合格を引き寄せることだ。演習用のものを求めるのなら、おそらく【生物】受験界の最高峰に位置する旺文社の『生物[生物基礎・生物]標準問題精講』にチャレンジしてみれば実力はたかまることだろう。

暗記用の教材として河合出版の『生物用語の完全網羅』も助けにはなるが、昭和大学を前にしては引けをとっている。ナガセ(東進ブックス)の『生物Ⅰ 一問一答【完全版】』は知識を高めるうえで形式は素晴らしいが、バージョンアップが遅れているところが欠点である。こちらは評判高い東進ハイスクールの田部先生の手によるものなので、期待して改訂を待ちたい。

 

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

昭和大学への受験を控えている保護者様へ

昭和大学の受験には学校別の対策が必須になります。プロ教師界でトップの実力を持つリーダーズブレインの家庭教師は、様々な医大・医学部受験の合格実績と受験ノウハウを有しています。その中でも、お子様に最適な東京医大・医学部に強い家庭教師をご紹介します。

上位5.8%の
トッププロ家庭教師

プロ家庭教師

リーダーズブレインの選び抜かれた医大・医学部受験専門プロ家庭教師の豊富な合格実績を紹介しています。

昭和大学

昭和大学受験対策 をお考えならプロ家庭教師による入試傾向対策指導を!

お電話でのお問い合わせ

0120-11-3967
受付:9:30~21:30(定休:日曜・祝日)
TOP

創業以来、
最高峰のプロ教師陣を輩出

TRADITION
SINCE 1985

1985年法人設立以来、プロ家庭教師のクオリティーにこだわり続け、現役プロ教師の中でもトッププロと呼ばれる真の実力を兼ね備えた合格実績豊富な家庭教師のプロだけをご紹介しています。
特に中学受験·大学受験·医学部受験専門のプロ教師のクオリティーに自信があります。