医大・医学部受験プロ家庭教師 東北医科薬科大学 生物の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

東北医科薬科大学 生物
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)

大問は3題です。出題範囲は、遺伝情報の発現、動物の反応、体内環境、遺伝、細胞と分子といった分野が出題され、植物、生態系、進化については出題されていません。医学に必要な分野のみの出題となっています。難易度としては、例年、遺伝情報やそれに関わるバイオテクノロジーの大問1つが難しく、他は比較的簡単ではありますが、一部、知識問題として高校生は知らないであろうものも含まれます。

出題量と時間配分

理科2科目120分です。全部解き切ろうと思うと厳しい年度が多いです。例年のように出される遺伝情報の問題が時間を要する問題であり、他の問題は用語の穴埋めや簡単な計算問題が多いため、後者および理科の他科目を片付けた後に、余裕があれば考察問題に取り組むのが妥当だと考えます。理科全体として時間が厳しければ、上記考察問題はパスする方がよいでしょう。

出題形式

空所補充、正誤、数値計算、グラフや図の選択を含む考察問題など、多種多様な形式が出題されています。遺伝子配列や電気泳動などの実験結果、空欄補充の対象となる構造の図解など、図表は多く掲載されています。また、大問3題に分けられてはいますが、大問内が全く関係ない小問に分割されていることも多いです。

解答形式

マーク式解答です。マーク欄1つには1つマークをします(「すべて選べ」がない)。空欄補充は一つずつ選ぶタイプと組み合わせをリストから選ぶタイプ、数値計算は選択式および一桁ずつ埋める方式が存在します。考察問題も選択式なので、選択肢から逆に読み解いていくテクニックが使えることもあります。

攻略のポイント

生物でどれだけ取らなければならないかで大きく到達点が異なります。本学の問題は大きく分けて、
1.教科書レベルの典型問題
2.教科書ではあまり触れられていないが図表や問題集で取り扱われている問題
3.時間のかかる考察問題
4.高校範囲外の知識問題(極少量)に分けられます。
1,2は必須で、3が人により、4は趣味の範囲という印象です。

の対策として、教科書的な知識を確認する空欄補充問題なので、教科書及び教科書傍用問題集で整理していきましょう。本学に関しては出題分野が限られているため、分野を絞った学習も許されるでしょう(傾向は変わることもあるので保証はできません)。学習の際には、まず細かいタンパク質名などよりも全体的な流れや仕組みを優先して押さえましょう。教科書傍用問題集では、間違えた問題に印をつけておき、その問題を中心に繰り返し学習をしましょう。問題集を一周するのに時間がかかる場合は、忘れてしまうことを防ぐために、解いた一週間後(自分で回しやすい期間でよい)に復習するようなサイクルを構築しましょう。

の対策としては、図表で知らない事項を整理していきます。これも本学では医学に関係する分野に限定してよいでしょう。また、同時に入試用の問題集を解いて、有名問題を集めていってほしいです。解く問題集は、きちんとやり切って次に行くのならば、全く同じ問題集をくるくると回し続けるよりも、同レベル帯の別の問題集を解いてみることをお勧めします。とにかく知っている問題パターンを多くするためです。

3の対策が必要な場合は、後述の標準問題精講などの考察問題を多く取り入れた問題集で訓練します。ただし、本学では選択肢であり、多くの考察問題集は記述式であるので、記述の仕方や文字制限などはあまり気にせず、概略がしっかり押さえられているかの確認でよいでしょう。

4に関しては不要だと考えますが、出題内容としては大学初学者向けの内容になるので、大学の薄い細胞生物学の教科書を読んでみるといいかもしれません。

過去問に関しては、上記3を無視するべきか、対策を取って望むべきかを決めるために、夏休み明けぐらいには1、2年分は解いてほしいです。

推奨テキスト

(1)『リードLightノート生物』(数研出版)
対象:初学者、教科書に沿った学習に着手する方
単元ごとに解説文中の空所補充、一問一答、基本問題、発展問題(医学部入試では基本問題)が与えられています。知識の吸収と出力練習がメインなので、解らなければ答えを見て、また解いてみることを繰り返していきましょう。ただし、免疫やヒトのホルモンなど、一部扱いの薄い重要単元がある点に注意が必要です。

(2)『生物用語の完全制覇』(河合出版)
対象:重要用語の定着を図りたい方、空所補充問題を練習したい方
空所補充問題は用語そのものの知識に加え、文脈から「答えて欲しい用語」を特定する力も必要です。本書は、入試問題の文章を下敷きに空所補充形式で用語確認の問題が作成されており、実践的な演習教材として使い勝手が良いです。ただ、用語についての詳しい解説は問題文中以外に存在しないので、参考書などを併用しながら使用しましょう。

(3)『生物(生物基礎・生物)基礎問題精講』(旺文社)
対象:教科書の学習を終えた方、必修レベルの演習を行いたい方
基礎と言いつつ入試レベルの難易度の問題集であり、有名問題を集めることができます。問題数は少ないですが、解説では関連事項を詳しく説明しており、得るものが多いでしょう。答えがあっていても解説は最低限流し読んでほしいです。

(4)『物理重要問題集−生物基礎・生物』(数研出版)
対象:問題を沢山こなしたい方
基本から難問まで幅広く扱われています。基本問題は『リードLight』『基礎問題精講』で学んだことが定着しているかのチェックに使えます。

(5)『生物(生物基礎・生物)標準問題精講』(旺文社)
対象:考察問題で点を取りたい方
長文を読まなければいけない問題がほとんどであり、最新の生物学に基づく実験考察問題も多いです。難易度は高いですが、じっくり時間をかけて解いてもよいのでチャレンジして欲しいです。本学の場合は遺伝子の発現とバイオテクノロジー分野に絞って取り組むのがよいと考えます。

(6)『大森徹の生物 計算・グラフ問題の解法』(旺文社)
対象:計算や図表の読み取りが苦手な方
扱っている図表は資料集に比べれば少ないですが、有名図表は網羅されています。図表に関する解説もしっかり載っているため理解を深められます。また、計算についても有名問題は押さえられています。

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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