医大・医学部受験プロ家庭教師 東北医科薬科大学 数学の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

東北医科薬科大学 数学
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)

2021年度は大問3題の出題でした。2018年から毎年、大問3題で変化はありません。2021年度は積分、数列、三角関数の出題でした。2016年に開学してからあまり時間が経っていませんが、微分、積分の大問の出題が目立ちます。その他ではベクトル、数列、確率、二次曲線が大問で出題されています。未出題なのが複素平面なので、今後十分注意したいところです。

出題量と時間配分

70分の試験時間に対して大問3題すべてがマーク式です。典型的な問題が多いので成果が発揮できる分量と時間です。見た感じ解けそうな問題が配置されていますが、一つ一つ効率よくこなしていかないと時間が不足するので、時間配分を間違わないようにしなくてはなりません。

出題形式

それぞれの大問が、文章の流れを掴んで回答するのではなく、計算結果を記入する問題ばかりです。自分できちんと整理をして計算ミスのないように進めていかないと、最終的に最後の問題にマークの数値が埋められないということになりかねません。

解答形式

大問3題で例年通り全問マークシート方式の空所補充問題です。証明問題はありませんが、自分で図を書いたり考えたりする問題はあります。また、注意事項として、マークは数字以外に文字や符号も入れる場合もあります。分数形で解答するときは既約分数で答えなくてはならないので注意しましょう。また、根号の中に現れる自然数が最小の形にしなくてはならないことも注意が必要です。

攻略のポイント

基本問題、標準問題、典型的な問題を効率的に早く解くことが要求されます。初めに教科書レベルの内容を押さえましょう。教科書に書かれている文をよく読み、教科書傍用問題集で典型問題を完璧にしていきましょう。その後は問題演習を通じて、よく見るパターンの問題を考えずに解くことができるようにしていきましょう。教科書の章末問題レベルまで着実にこなすことが目標です。また、本学は図形的、論理的な思考力が要求されています。問題を図形的に考え、自分できちんと確かめながら進めていかないといけません。簡単そうに思えても、実際、計算してみると処理に時間のかかる問題もあります。そのため、計算力とその応用力が要求されています。例年、数Ⅲ分野から微分法、積分法の出題比率が大きいので、そこをしっかり準備することはもちろんのこと、他の分野に関しても満遍なく出題されているので準備が必要です。基本事項の抜けが無いように、すべての分野を制覇するつもりでコツコツと解ける問題を増やしていきましょう。

解法の発見につながるように、普段から図やグラフを書くようにしていきましょう。2021年度を例にとると、大問1の積分は時間をかけずに短時間で処理する必要があり、大問2の数列は迅速な処理能力を必要とするため、時間を少し多くとるなど工夫が必要です。例年、計算量が多くなってきているので、それも合わせて対策していく必要があります。目標は6割から7割くらいでしょう。まず大問の枝問題を一通り眺めて、解ける問題から解いていきましょう。意外と最後の枝問が解きやすいということもあります。ここ数年間、数学Ⅲでは複素平面の問題が出ていません。今後、出題されないということはないので、これも準備しておくようにしたいところです。時間的に1問1問確実に正解していくことが合格には肝要です。

本学のマークシート形式に慣れるように、共通試験の過去問や予想問題集、あるいは駿台、河合塾、東進のマーク模試の利用もいいかもしれません。マークは最終的に結果があっているかが重要なので、数値を入れる問題の指示にも気を配りながら練習していきましょう。わからない問題は解説を読んで終わりにするだけでなく、手を動かしながら学習した必要な知識を使って確認をしていきましょう。

推奨テキスト

(1)『4STEP』(数研出版)
教科書傍用問題集として少し難しめの問題も含まれています。問題数が多いので*マークのみ取り組んでもよいでしょう。若干必要性のない問題も含まれていますが、考える力をつけるという意味では、余裕があれば取り組んでもいいかもしれません。

(2)『チョイス新標準問題集』(河合出版)
対象: 典型問題の整理が終わった方
『チョイス新標準問題集』は厳選した問題のみを集めているので、時間がなく全体を先に学習したい人向けの問題集です。約1ヶ月で一周できる内容でありながら、重要なポイントをしっかり抑えているので、確認問題としては適切です。

(3)『大学への数学一対一対応演習』(東京出版)
対象: 典型問題の整理が終わった方
『青チャート』(数研出版)より上のレベルで、ひねった問題も多いです。解法もきれいで、別解も適度に載っていますが、なぜその解法になるのかが理解しにくいものも多少あります。この問題をやりにくいと感じた場合は、質問ができる指導者がいる環境が望ましいでしょう。

(4)『入試数学「実力強化」問題集』(駿台文庫)
対象:体系的な学習と実力をつけたい方
公式・定義・定型的な技法を習得し、実戦的な入試数学対策を行うための問題集です。
高校数学全分野(データの分析、統計的な推測分野は除く)を1題につき1テーマとして系統的に学べるように工夫されています。

(5)『フォーカスゴールド』(啓林館)
対象:難しい入試問題が解けるように数学力をつけたい方
マスター編・チャレンジ編・実践編の3つに分けられていて、レベルごとにチャレンジできる問題が記載されています。典型的な問題が数多く掲載されているので、入試に必要な力を養えます。難しい問題もありますが、さまざまな問題を解けるようにするための実力養成に適しています。

(6)『スタディサプリ』(リクルート) ※動画視聴 
対象:図形など動画解説の方が理解しやすい方
動画ならではの式変形、何を考えながら解答を書いているかを見ながら確認できます。しかし、動画を見て勉強した気にならないように、必ず自分でも解くことを忘れないようにしましょう。

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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