医大・医学部受験プロ家庭教師 東邦大学 生物の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

東邦大学 生物
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)

生態系や植物の反応など、医学部では比較的出されにくい分野もしっかりと大問単位で出してくるため、全分野の学習が必須です。また、人名についても聞いてくるので、有名法則などの発見者は押さえておくとよいでしょう。難易度は実験考察問題だけ他の設問よりやや難しいことが多いです。

出題量と時間配分

理科2科目で120分、大問5つ(変動はしがち)です。一つの大問当たり変動はありますが6問ぐらいと考えてよいでしょう。ただ、知識問題と実験考察問題で要する時間は明らかに違うので、設問数は目安にしかなりません。そのため大問間で均等割りという考えは捨てましょう。考察問題をしっかり考えても解き切れるような分量になっていますが、実際に過去問を解いてみて時間が厳しいようであれば、知識問題優先で解いていくことをお勧めします。

出題形式

各大問にテーマを設けて出題されています。各大問内が(文1)(文2)のようにさらに細分化されて出題されることも多いです。この場合でも、それらの文同士が無関係というわけではなく、(文2)の解答において(文1)のリード文が必要であることも散見されます。空欄補充、正文選択、数値計算、実験考察問題が主に出題され、図、グラフ、表を用いた出題も多いです。

解答形式

全問マーク式です。選択肢数は問題に応じて変わりますが、10に及ぶものも珍しくありません。また、選択肢では正しい組み合わせを選ぶものや、複数選択もあり、あいまいな知識では得点しにくいようにできています。計算問題に関しては、数値を穴埋めする、つまり有効数値付きの計算が出題されます。

攻略のポイント

本学攻略においては、知識問題(たまに出されるマニアックなものは除く)と有名実験を含む頻出問題をいかに落とさないかがカギとなります。

知識に関しては、教科書および傍用問題集などで整理していきますが、細かいタンパク質名や遺伝子名よりも、まずは流れや仕組みといった大枠をしっかりと捉えることが重要です。また、高得点狙いではない限り、数問出される程度のマニアックな知識は余裕が出てからやればよいでしょう。

図表に関しては、資料集や推奨テキストに挙げた問題集を用いて、有名どころの図表で知らないものがないようにしておきましょう。本学では有名図表の見方を知っているかだけではなく、少し掘り下げて理解を問う問題も出るので、他人に説明できるレベルまで理解しておきましょう。

実験考察に関しては、本学では有名実験と受験生が見たことのない実験に分かれており、有名実験を教科書や資料集で整理するとともに、未知の内容に関する考察にも対応できるよう、推奨テキストに挙げた問題集を用いて読解力や考察力を養いましょう。“なんとなく合っていた“は間違いだと捉え、すべての選択肢に明確な根拠を示せるようになること目指して学習していく必要があります。

上記のいずれに関しても、間違った解釈をしたまま受験に臨んでしまっている受験生が多くいるため、十分な量の問題演習による理解の確認はもちろんのこと、少しでも不安が残る場合には信頼できる教師(講師)について学習していくことが望ましいでしょう。

知識や図表の単元別学習を一巡した後(現役生は秋から、浪人生は夏からが目途)、実験問題対策と並行しつつ、忘れてしまうことを防いだり、自分の弱点を確認したりするために、他大も含めた過去問を週に1回分以上まわしていきましょう。この際には、自分のレベルにあったものを選ぶことが重要で、6、7割は取れる所を選ぶと効率が良いでしょう。判明した弱点が過去に学習した内容ならば、今までやった問題集の該当単元の復習を、知らないことならば、一つ上のレベルの問題集に取り組むと良いでしょう。

推奨テキスト

 

(1)『リードLightノート生物基礎』(数研出版)
(2)『リードLightノート生物』(数研出版)
対象:教科書を読み終わった初学者、基礎の漏れをチェックしたい方
教科書に載っている知識や、もはや知識に分類しても良いような典型問題の確認に役立つ問題集です。市販されていない教科書傍用問題集の代わりとして最初に取り組む問題集ではありますが、多少量が多いことが難点です。しかしながら、医学部受験生なら難なくこなして欲しい量ではあります。知識問題はあまり考え込まず、分からなければすぐに答えを見て良いので、繰り返し解いていくことが重要です。

(3)『生物(生物基礎・生物)基礎問題精講』(旺文社)
対象:リードLight終了レベル
知識問題以外も多く掲載されていますが、本書で扱っている知識問題は押さえておきたいため知識編に分類しました。解説が丁寧であり、問題が解けていても解説は流し読みすることをお勧めします。記述問題に関しては、本学に限れば実際に制限字数で解答を作成する必要はなく、内容が間違っていないことを確認する程度で良いでしょう。

(4)『大森徹の生物 計算・グラフ問題の解法』(旺文社)
対象:図表や計算の読み取りが苦手な方、図表の漏れをチェックしたい方
扱っている図表は資料集に比べれば少ないですが、よく出題されるものに関しては網羅されており、図表に関する解説もしっかり載っているため理解を深められます。

(5)『生物重要問題集−生物基礎・生物』(数研出版)
対象:問題を沢山こなしたい方
基本から難問まで幅広く扱われています。本学の実験考察問題のレベルを超えてしまう問題もありますが、長文問題も多いので全体としていいトレーニングになるでしょう。

(6)『生物(生物基礎・生物)標準問題精講』(旺文社)
対象:考察問題対策、高得点狙いの方
考察問題の割合が比較的高い問題集です。がっつり論述式なので、その点は本学においてはオーバーワークではありますが、実験の内容自体はちょうどよいレベルです。記述そのものの正否よりも、書かれた事実の抽出間違いに気を配りましょう。

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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