医大・医学部受験プロ家庭教師 東京医科大学 生物の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

東京医科大学 生物
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)の特徴

出題年度により分野の変動小さめだという印象を受ける。比較的、「遺伝の法則と遺伝子の発現」、「発生と生殖」は焦点とされているようだ。実験考察問題で狙われやすいのは、シグナル伝達や生理活性物質の役割が話題にされるような「動物の反応」である。一方で、かつての「生物II」で隅の方に追いやられていた「地質時代」や「生物の分類」は近年の出題例が皆無といってよいほどで、まず大問1個を占めるような問題にはならないと予想される(ただし、分子進化のようなゲノム解析が関わってくるものは話が異なる)。このように、私立医大でも医学寄りの【生物】を出題してくる確率が高い。
一言で括るのは難しいところだが、一通りの「生物基礎・生物」をマスターし、とくに動物生理学とヒトの生理学を詳しく押さえていくことがよろしいだろう。「バイオーム」や「生態系と物質生産」あたりの問題は、最後の詰め込みに残しておけばよろしいだろう。

出題量と時間配分

2科目で120分が与えられている医学部受験で最もよく見受けられるパターンだ。設問は毎年大問が4個、各大問の中に10問で収まる数の小問が含まれる。充分な習熟度が得られている受験生であれば、解き急ぐことはないだろう。それよりも、うっかりミスを犯して失点してしまう危険を防止するべきである。大問ごとに難易度が大きく変わる心配はあまり必要ないし、基本的にはひとつの大問のなかでは難しい問題ほど後に控えている場合が多い。

出題形式の特徴

4個の大問のうち、始めの大問がいわゆる「小問集合」といわれるタイプの設問となることが通例である。大学側としては、受験者がまんべんなく【生物】を学んできたかどうかを確認する場を設け、医学分野だけに特化して合格をかすめとろうとする「一発屋」を警戒していることをアピールしているように見える。だが裏をかけば、その後に続く医学に関係深い分野への高い理解度を要求しているのではないかという想像もムラムラと湧きだしてくるのが世間の心だ。この「小問集合」で足手まといを喰らわずにうまく素通りすることで、「一発屋」にも大きなチャンスが巡ってくることがある。大胆であるが本稿筆者はそのように放言する。
知識力、考察力、計算力に加えグラフや表を参考として答えを導き出す情報処理能力がバランスよく問われる。計算問題が比較的好まれており、毎年出題される。センター試験と同じ要領で答えとする各桁の数字を順に選択していくものもあれば、算出された数値を選択肢から選びだすものもある。どちらにせよ、予備段階での正確な計算が必要である。

解答形式の特徴

全問マーク式解答である。形式として注意しておくべきなのが、該当するものを選択するのかあるいはしないものを選択するのかという指示を見落とさないことである。配慮として、該当しないものを選ばせる場合にはその旨が太字により強調されるが、センター試験にも似たこの慣習に慣れていないと容易に足元をすくわれる。

攻略のポイント

いきなり発言するのも酔狂であるが、満点を狙うつもりで受験会場に赴いてほしい。実施年度によっては難しすぎる知識が混入する場合もあるが多くの場合東京医科大学の【生物】は基本に忠実な作問が多い。問題の中で使用する用語の意味も、実験の前提や背景も、問題文でしっかり語られている。この有様こそまさに【生物】の良問にほかならず、正しい学習を行ってきた受験生が報われる神々しい姿だ。だが、経験の乏しい段階の受験生だと異なった印象を受けるのではなかろうか。まさにこの違いはちょっとしたことで、文字通り印象に左右されるところである。東京医科大学の問題でよく目にする「専門的な名称」が、初見の生徒たちを躊躇させてしまう。たとえば2013年度実施の問題で例出してみると、「Ki67タンパク」、「5HT2A拮抗薬」、「TPH1欠損マウス」などといった具合である。たしかに得体の知れない物質や個体であり、どんな分子構造になっているのか、どんな様態のマウスなのかは知りえない点で、不気味さを感じるという心理は生じるだろう。しかし、重要なのは、それらがある実験処理にたいしどのように作用するのか、どのような反応を示すのかを考えることが重要なのであり、名前などは二の次どころかただの上っ面でしかないことを重々承知したうえで対応すれば問題はない。指導現場に立ち、【生物】の経験を積んだ人間であればたとえ初見の問題であっても対応の仕方をパターン化してうまく立ち回ることが出来るが、多くの受験生には実際のところそれは難しい。その点でも、経験を積んで難語の免疫をつけておいてほしい。

あとは実利的なアドバイスとなるが、【生物】の分野の中でも発生にかんしては知りすぎるくらい知っていても損はなかろう。なるべく新しい知見を積極的に収集してくることをすすめる。題材に扱われる生物のなかでもとくに、カエル・イモリ、ニワトリの発生にかんして深く掘り下げておいたほうが良い。ひとつずつ語ってゆけば切りがなくなるが、せっかくなのでキーワードだけでも置き土産にしておこう。…、精子の侵入と表層回転、…、背腹軸の決定、…、母性効果遺伝子、…、ディシェベルドタンパク、ノギン、コーディン、BMP、…、中胚葉誘導、…、モルフォゲン、ソニックヘッジホッグ、…。

推奨テキスト

ナガセ『田部の生物基礎をはじめからていねいに(東進ブックス 名人の授業)』

まずは、【生物】を受験科目に選択しようとした方には奨めている読みやすい導入書だが、ナガセの『田部の生物基礎をはじめからていねいに(東進ブックス 名人の授業)』だ。こちらは分かりやすさと詳しさをちょうど良いバランスで兼ね備えた高打率のバッターだ。カラー・語り口・イラストなどもとっつきやすさの面でもどの入門書からも引けを取らないだろう。

駿台文庫『理系標準問題集 生物』

さてここからは解いて習熟度を高める。まずは標準的な、駿台文庫『理系標準問題集 生物』で世間の標準を学びとってきてほしい。東京医科大学の入試問題では、誰も知らないような知識を問うことはまずないので、問題を解きながらきわめて正確な知識を少しずつでも積み重ねてほしい。したがって正解数を増やすことが目的ではなく、あいまいにしていた部分や誤解していたことの「大掃除」をする感覚で取り組むことを推奨する。

教科書、資料集(図説)、Z会『生物 知識の焦点』

生物基礎が一段落ついたら、いよいよメインディッシュの生物に突入するわけだが、読んで理解してゆく教材としてぜひとも手元には「3点セット」を置いておくべきだ。それらはつまり、教科書、資料集(図説)、市販の参考書である。前2つは学校で配布されたものでよい(なにせ文部科学省検定済のお墨付きをもらっている)。市販の参考書としては、東京医科大学が好むような専門用語への免疫をつけるという意味でもZ会の『生物 知識の焦点』が筆頭に挙がる。

河合出版『医学部攻略の生物』 数研出版『生物重要問題集20XX―生物基礎・生物』 駿台文庫『大学入試センター試験実戦問題集生物20XX (大学入試完全対策シリーズ)』

それと並行しながら演習の再開だ。さらに問題集をステップアップして、河合出版『医学部攻略の生物』および、数研出版『生物重要問題集20XX―生物基礎・生物』を解いて、他校併願者とも心配なく戦えるだけの素地を作っておきたい。また、東京医科大学【生物】の作問傾向として「引っ掛けどころ」がセンター試験に似ていることから、センター試験を受験するかしないかにかかわらず、その演習は意外な役に立つと考えられる。本番より難易度の高い問題を収録した駿台文庫『大学入試センター試験実戦問題集生物20XX (大学入試完全対策シリーズ)』は隠れた好材料なのではなかろうか。

 

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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