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予想偏差値は2011年度の結果偏差値とどう変わったか(2011.10)

四谷大塚が9月に実施した2012年度用「合不合判定テスト(第1回)」の「予想80偏差値」が公表された。2011年度入試の「結果80偏差値」と対比して、どのような学校(入試回)の偏差値が上昇しているのかを見てみよう。

〈男子〉 広尾学園、都市大等々力の上昇は続くが、偏差値上昇幅は小さく

偏差値差 1月中 2月1日 2月2日 2月3日
2   広尾学園② 栄光学園、世田谷学園②  
1 開智(先端A)、開智(先端B)、開智①、城北埼玉① 広尾学園Ⅰ①、巣鴨①、東京都市大付①、城北①、世田谷学園①、広尾学園①、山手学院A、頴明館①、湘南学園A、、都市大等々力①特進 巣鴨②、広尾学園③(医進・サイエンス)、明大中野①、頴明館②、都市大等々力②特進 浅野、白鴎高附属(一般)、都市大等々力③特進、明法③

〇昨年はこの時期大幅に上昇している学校が多数あったが、今年はわずかしかない。それも最大2ポイントと小さいのが特徴だ。2011年度入試で結果偏差値が大きく上昇した都市大等々力や広尾学園も、2012年度の予想では小幅に落ち着いている。それでもまだ広尾学園が4入試回で、都市大等々力が3入試回で上昇しているのだから、この2校の勢いは依然として止まっていない。

〇また、大学合格実績が良かった開智が3入試回、巣鴨が2入試回、世田谷学園が2入試回、穎明館が2入試回と、複数の入試回で上昇している。これらの学校は、3大模試での志望者数自体も増えている。

〇元々偏差値が高い栄光学園、浅野が偏差値を上げていることが注目される。栄光学園は通学地域の拡大といった、学校側の積極的な姿勢が好感をもって迎えられているようだ。
○学校種別に見てみると、男子校は11入試回で、共学校は16入試回で偏差値が上昇している。この数字から男子校の健闘が見て取れる。城北埼玉①、東京都市大付①、城北①、明大中野①、明法③などが上昇している。

○公立中高一貫校では、白鴎高附属(一般)が唯一上昇している。2011年春に中高一貫一期生が大学を受験、東大に5名の現役合格者を出して注目を集めた影響だろう。

○表のように上昇した学校(入試回)が少ないということは、下降したところが多いのかと思って、学校数を入試日別に調べてみた。偏差値が上昇・下降している入試回を数えてみると、1月中は[上昇4・下降16]、2月1日[上昇11・下降10]、2月2日[上昇7・下降3]、2月3日[上昇4・下降5]であった。

特に埼玉・千葉の1月中入試では、偏差値が下降した学校(入試回)が目立って多い。受験者数自体が減少していることが影響しているようだ。逆に2月1日・2月2日では、偏差値上昇の学校(入試回)のほうが多くなっている。全体的には大多数の学校(入試回)に変化はなかった。

〈女子〉中央大横浜山手が突出して上昇

偏差値差 1月中 2月1日 2月2日 2月3日
6   中央大横浜山手①    
5     中央大横浜山手② 中央大横浜山手③
4        
3        
2   広尾学園② 都市大等々力②特進  
1 開智(先端A)、開智(先端B) 鴎友学園女子①、吉祥女子①、広尾学園Ⅰ①、東洋英和女学院A、広尾学園①、山手学院A、都市大等々力①特選、都市大等々力①特進、麹町学園女子①午後、桐朋女子A 吉祥女子②、広尾学園③(医進・S)、共立女子B、神奈川大附A、都市大等々力②特進 白鴎高附属(一般)、品川女学院②

○女子の表を見ると、中央大横浜山手が突出した偏差値上昇を示している。なんと5から6ポイントも上昇。1校だけが際立っている。中央大横浜山手は2012年度から共学校になるが、共学化による定員増はないので、実質的に女子の定員が減ることが、大幅な上昇をもたらしている。

〇2011年結果偏差値で突出して上昇していた都市大等々力と広尾学園は、2012年度には男子と同様に落ち着いてきている。それでも都市大等々力と広尾学園は4入試回で上昇しているのだから、依然すごい人気だ。

〇このほか複数の入試回で上昇している学校には開智・吉祥女子の2入試回がある。

〇麹町学園女子①午後、桐朋女子Aが上昇しているのは、麹町学園女子は全体の定員減(160→120)、桐朋女子は3日に入試を構えたので1日の定員が減(約200→約160)、といったことが影響している。

○学校種別では共学校が16入試回で登場しているのに対し、女子校は8入試回(すべて1ポイント差)しかなく、全体に女子校の偏差値に頭打ち感が見られる。女子校の上昇はこれまで挙がった以外では、鴎友学園女子①、東洋英和女学院A、共立女子B、品川女子学院②くらいだ。

○男子と同様、入試日別に、偏差値が上昇・下降している入試回を数えてみよう。1月中[上昇2・下降21]、2月1日[上昇11・下降17]、2月2日[上昇7・下降11]、2月3日[上昇3・下降5]となり、すべての入試日で偏差値が下降している学校(入試回)のほうが多くなっている。これは男子とは異なる傾向。特に、埼玉・千葉の1月入試では、上昇しているのは大学合格実績がよかった開智しかない。

情報提供:安田教育研究所

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