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急増する「適性検査型入試」は、どのくらい集まっているのか?(2012.8)

2010年度入試あたりから東京の西部地区を中心に急速に実施校が増えている「適性検査型入試」(公立中高一貫校対応入試、PISA型入試など名称はさまざま)。2013年度入試でも新たに実施する学校が数校ある。
そこで、実際に各学校にどのくらいの受験生がいたのか調べてみた。

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2012年度に「適性検査型入試」の学校数も受験者数も急増!

「適性検査型入試」を実施する私立中学は年々増えている。2010年度入試から2012年度入試までの増加ぶりを調べてみたのが上の表だ。学校によって名称はさまざまだが、ここでは入試科目が明確に「適性検査」となっている学校を挙げている(総合問題としている学校は除外)。
「適性検査型入試」を実施した学校数は、2010年度が7校9入試回、2011年度は8校11入試回、2012年度は15校18入試回であった。学校数は2012年度になって一気に倍増している。
新たに2012年度に実施した学校には、男子校では初の日本学園、共学校では明星学園があるが、そのほかは女子校が圧倒的に多い。東京家政学院、東京女子学院、新渡戸文化、藤村女子、文華女子などが新たに加わった。
肝心の受験者数はどのくらい集まっているのかであるが、2012年度の合計欄を見ると、0〜50名が13入試回、51~100名が4入試回、101~200名が1入試回である。このうち、2012年度の新たな実施校では、0~50名が6入試回、51~100名が1入試回であり、最初からまずまずの受験者数を集めた学校がある。
注目したいのは、2年、3年続けている学校の伸び。宝仙学園理数インターは<88→123→183>と受験者が急増しており、佼成学園女子は<29→55→83(2回分)>、共立女子第二は<22→53→63>、上野学園は<18→41→40>、文化学園大学杉並は<60→81>と増加傾向のところが多い。続けることで、塾・ご家庭の認知度が高まっているということだろう。
ここに挙がった学校ごとに、2012年度各入試回の受験者数を詳細に見ると、日本学園、佼成学園女子(2回とも)、淑徳SC(第2回)、藤村女子、文華女子、上野学園では、「適性検査型」入試回が他の入試回よりも多くの受験者を集めている。これらの学校では、入試の核になっている。
「適性検査型入試」の日程については、淑徳SC・第7回の1入試回を除くと、3日の公立中高一貫校入試前の2月1日と2月2日に集中している。事前の練習になるということで受験するケースが多いのだろう。とりわけ2月1日午後が圧倒的に多い。
2013年度入試でも、
・東星学園 2月1日午後に「適性検査入試」を行う。
・聖徳学園 2月1日午前に総合Ⅱ類(適性診断①・適性診断②・面接)を設置。
が実施を表明しているほか、安田学園なども検討している。
ただ、これだけ実施校が増加すると、受験生が分散してこれまでのようには集まらないのではないか。実際、2012年度の都立中高一貫校自体の受験者数は前年を下回っている。
これまでは「適性検査型入試」は東京限定の入試スタイルだったが、今後は他県にも広がる可能性があるだろう。
情報提供: 安田教育研究所

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