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中学入試 9月模試、入試日程別志望者増加数ランキング(2012.10)

9月の3模試における志望動向を見てみよう。3模試合計の志望者が前年同時期より増加数が多い入試回を入試日程別に20位まで表にしてみた。なお、9月の3模試の受験者数は、前年対比96.8%(男子95.2%、女子98.4%)である。まず男子から。

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 <男子> 中大附属横浜が3入試日のトップを独占! 1月中は栄東 

表を縦に見ていくと、上位には3桁の増加数を示す入試回がある一方、下位では1名~14名の増加数にとどまっている。なんと2月3日は、1増でも20位。つまり大半の学校が前年よりマイナスになっているということだ。上位校が軒並み大幅減であることは上位校受験者がサピックスの模試に移っているということはあるにしても、受験者数自体の減は5%程度なのだから、これはいったいどうしたことだろう。本番では受けなくても、模試では受験生は各日程すべて志望校を書くものであるから、志望校を絞っているからとは考えられない。唯一、入試回が増えて志望が分散しているということが考えられる。というのは、この表の基データは3模試合計で20名以上の志望者がいた学校だけを扱っているからである。志望者が20名以下の学校が多数あることは考えられ、そうした学校でわずかずつでも増えているということだろうか。
次に表を横に見ていく。複数の入試日にまたがって登場している学校がある。2月の入試日程では、中央大学附属横浜(2013年度から中央大学横浜山手から校名変更)が1日・2日・3日すべてで1位を独占している。しかも、前年対比の増加数が2位以下を圧倒している。
湘南学園と国学院久我山も3入試日すべてに登場。足立学園は2入試日に3入試回が登場している。2入試日に2入試回では、広尾学園、都市大等々力、青稜、桜美林、日本学園、関東学院六浦、宝仙学園理数インターの7校が登場。1月中と2月にまたがって登場するところでは、芝浦工大柏が3入試回で、東邦大東邦が2入試回で顔を出す。
これら複数の入試日で登場する学校を総計すると13校にものぼり、7月時点の8校より5校も増えている(中大附属横浜と湘南学園は、7月と9月連続で3入試回が顔を出している)。これらの学校は日程に関係なく人気が高まっているので、出願者数も増えそうだ。
それでは、入試日程別に増加校やその背景を見ていこう。

1月中

前年より圧倒的に増えている栄東が注目される。東大クラスが1位と7位にランクインしている。東大クラスといえば、栄東は2013年度にCを廃して東大クラスⅢ(2月2日午後)を新設し、人気の東大クラスを拡充する。2位のAを含め、栄東は3入試回で登場している。
他にも3入試回で登場するのが、開智と西武文理である。開智も先端クラスのほうが増加している。開智の教育は、「探求テーマ」・「フィールドワーク」で行う発信型授業に特色がある。西武文理は今年、校外の最寄り駅近くに「INNOVATIONセンター」(自習室)をつくり、生徒の学習環境を整えている。また、学習意欲を刺激する「知的触発」にも熱心である。
芝浦工大柏は、1月中に2入試回で登場するが、2月3日にも登場しているので3入試回すべて登場となる。今年、早慶上智やGMARCHに過去最高の合格実績だった。“理系に強い東邦“と言われている東邦大東邦も、1月中と2月3日の2入試回とも登場する。
午後入試には、浦和実業①PM特待と埼玉栄(難関大特待Ⅰ)の2入試回がある。
次に、表に登場した20の入試回を地域別に見てみよう。埼玉が15入試回、千葉が5入試回である。学校数で見ると、埼玉の学校が9校、千葉の学校が4校で、埼玉の学校が多数を占めている。
※7月時点で行った同じ志望者増加数ランキングと、今回の9月時点とを比較してみると、次の4つの点で変動が認められる。(1)栄東の増加数が3入試回ともさらに増えてランクを上げている。(2)開智は先端Aを除いて減少、ランクを下げた入試回が多い。登場入試回の数も4から3へ1つ減らした。(3)西武文理がランクインを2つ増やし、3入試回が登場。

2月1日

1位は中大附属横浜①。2位を倍以上引き離してダントツの人気である。続いて2位から7位までは午後入試が並んでいる。併願のしやすさがあり、また、偏差値的にも55~65に位置しているので、上位校の押さえに、またチャレンジもしやすいのだろう。
2位、3位の広尾学園と都市大等々力は、依然として人気が持続している。2013年度も大勢の出願者がいそうである。湘南学園は今年の大学合格実績がよかったことから注目されている。早慶上智やGMARCHに2倍以上の躍進ぶりだった。東京電機大学も、GMARCH以上の難関私大や国公立大が伸長してきた。理系に進む生徒が多い。
2月1日は上位にずらり午後入試が並んでいるが、全21校(20位が同位のため)の中では午後入試は9校・入試回を占めている。広尾学園②、都市大等々力(特選①)、湘南学園A、東京電機大②、国学院久我山ST①、明治学院①、東京農大一①、桜美林①PM、東京成徳大①PMが午後入試である。
学校種別では、共学校が16入試回、男子校が5入試回(同位のため計21入試回)である。前年比で志望者が増えているところは、共学校が多い。
※7月と9月の志望者増加数ランキングを比較すると、2月1日は次の2点で特徴がある。(1) 1位の中大附属横浜①から6位の国学院久我山ST①までの上位陣は、連続して登場していて増加数も安定している。(2)10位以下では入れ替わりが激しい。12校中10校が新しく登場した学校。東京農大一①、鶴見大附(進①)、青稜①A、桜美林①PM、公文国際A・国語、横須賀学院①、日本学園(明大&SS①)、獨協①、東京成徳大①PM、聖徳学園(総合Ⅰ)が新登場組である。下位の増加数は20人以下が多いので、わずかな数字の変動でもランキングは動きやすい。上位陣は安定、下位は直前まで変動がありそうである。

2月2日

2位に青稜②Bが登場した。青稜は大学合格実績が伸長している学校である。早慶上智やMARCHの合格者が2倍以上も増え、国公立も大きく増えている。青稜の募集人員は、午後入試のほうに多く配分されている。
2月2日に2回の入試回が登場するのは、高輪とかえつ有明だ。高輪は(B)が午前入試で、(算数午後)が午後入試。どちらも上位に顔を出している。大学合格実績が好調で、国公立大や早慶上理にこれまでにない好結果を出している。かえつ有明は、(②)の午前入試と、(②特待チャレンジ)の午後入試がある。かえつ有明は共学校だが、2013年度から中1から高1までの授業を別学にする。男女では学びの方法に違いがあることを認識して、中1~高1は男女別クラス、高2・高3は共学の「別学の4年、共学の2年」に移行する。なお、部活動や学校行事・生徒会活動は、男女で一緒に取り組む。
国学院久我山も共学だが、授業だけは男女別学で知られる(部活動や学校行事などは男女一緒)。
2月2日は午後入試が過半数を占めている。中大附属横浜②、青稜②B、広尾学園(医進・サイエンス)、高輪(算数午後)、かえつ有明②特待チャレンジ、多摩大目黒(特待・特進②)、宝仙学園理数②PM特待、工学院大②B、日本学園(明大&SS③)、順天②B、桜美林②PMの11校が午後入試だ。
共学校が15校、男子校が5校で、2月1日同様に共学校の比率が高い。
※7月時点と9月時点の比較をしよう。(1)7月にはなく、9月で新たに登場した入試回が8入試回ある。高輪B、穎明館②、かえつ有明②特待チャレンジ、順天②B、駒込③特待S、桜美林②PM、足立学園②だ。そのうち午後入試が半数の4入試回を占める。(2) 7月と9月連続で顔を見せている入試回には変動が少ない。変動したのは12校中3校にすぎない。中大横浜が減少、青稜②Bと多摩大目黒(特待・特進②)が増えているくらいで、比較的落ち着いている。

2月3日

トップの中大附属横浜③が、前年対比で志望者を増やした学校の中で最大の増加数を示した。2013年入試から午後入試に変更になることが、志望者を増やした理由と言える。
次に、公立中高一貫校が5校登場していることが目を引く。九段中等、桜修館中等、白鴎高校附属、横浜市立南高校附属、富士高校附属だ。九段中等は2位にランクしている。
5位の関東学院は、5つの理科実験室を活用した体験型授業に特色がある。他大学への進学者が大多数を占め、GMARCH以上の難関大学の合格実績が伸びている。帝京大学③は、2013年度に午前入試から午後入試へ変更となる。併願しやすくなって、多くの出願者を集めそうだ。
足立学園が2入試回で顔を出す。足立学園は2011年度から特別クラスを設置している。
7位以下からは増加数が20人を切り、下位ではわずかな増加でしかない。上位陣を除いた多くの入試回で、まだまだ変動がありそうだ。
午後入試の入試回は、中大附属横浜③、帝京大学③、宝仙学園理数③PM、足立学園(特奨③)、関東学院六浦C、国学院久我山ST②、淑徳(スーパー特進③)の7校で、2月2日より4校ほど少なくなった。
学校種では、共学校が19校、男子校が2校(同位があるため計21校)で、共学校が圧倒している。ちなみに男子校は足立学園の2入試回だけだ。
※7月と9月の比較をする。(1)上位の3校が大きく志望者を増やしている。(2)公立中高一貫校は、九段中等がランクを上げ、横浜市立南高校附属がランクを下げた。公立中高一貫校は、7月の7校から9月は5校に減少している。(3)9月に新たに登場したのは、関東学院C、芝浦工大柏③、宝仙学園理数③PM、足立学園(特奨③)、東京学芸大国際中等B、関東学院六浦C、国学院久我山ST②、お茶の水女子大附属の8入試回である。

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<女子> 中大附属横浜①③・実践女子学園②・山脇学園Bが増加数トップ

縦に見ると、上位と下位ではやはり増加数に大きな開きがある。目を横にやると、中大附属横浜が2月1日と3日でトップに登場している。男女を通して唯一登場しないのが女子の2月2日。以前から午後入試だったので増加は少ない(男子は共学化が2012年度からなので、2011年の9月の段階ではまだ志望者がそれほど多くなかったので、増加数が大きくなっている)。
女子では、3入試日にまたがって3入試回が登場するような学校は1校もない。
2月1日~3日に注目する。2入試日に3入試回が登場しているのが、2月1日(2入試回)と2日に顔を出している淑徳。女子では2入試日に2入試回が登場する学校が多くなっている。中大附属横浜以外に、山脇学園、広尾学園、関東学院、穎明館、東京電機大学、湘南学園、三輪田学園、豊島岡女子学園、桜美林の計10校がある。
女子では、複数の入試日に登場するのが合わせて11校ある。7月時点では7校であったから、9月に4校増えたことになる。
入試日程別に、見ていこう。

1月中

栄東が1位・2位・4位と上位をほぼ独占した。栄東は、東大クラスのほうが志望者を大きく増やしているのが特徴で、東大クラスが牽引役だ。一方、開智も3入試回で登場しているが、増加数となると栄東を下回っている。先端クラスの増加数もそれほど増えてはいない。栄東は2013年度入試で、東大クラスの定員を増やし、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲで1000名程度の特待合格者を出すと公表している。なお、募集定員では、栄東の東大クラスが120名(男女)に対して、開智の先端クラスは60名(男女)である。男子と違って、ランキング上では、栄東A、開智②のように易しい入試回が上位に来ている。
2入試回が登場しているのは、西武文理、埼玉栄、開智未来の3校である。埼玉栄と開智未来は、2入試回とも午後入試だ。埼玉栄の教育方針は、理論と実践の一体化である。「やってみせ、やらせてみる体験学習」を重視している。開智未来は「本気で伸びたいと思っている人に来てほしい」と、求める生徒像が明確だ。したがって、入学試験では、全教科で理解度、思考力、記述力を問う問題が出題される。
聖徳大附属女子は、2013年度にS選抜クラスを新設する。国公立大や最難関私大への現役合格を目ざすクラスである。かねてより新キャンパスを建設中であった国府台女子学院は、グラウンドの完成をもって、いよいよ2013年1月に小学校を含め全校が開校する。
午後入試では、埼玉栄、開智未来の他にも、浦和実業①PM特待が加わる。これで、1月中の午後入試はトータル3入試回となる。
最後に地域別に見てみよう。埼玉が13入試回、千葉・茨城が7入試回を占めているが、学校数では埼玉が6校、千葉・茨城が7校で、逆転している(埼玉は同一校の入試回が登場する傾向が強い)。男子とは大きく異なる点だ。
※7月時点と9月時点を比較する。(1)7月にトップだった浦和明の星①が、9月は姿を消している(前年も9月には多数の志望者がいたということだ)。(2)1位~5位の3校5入試回が、さらに志望者を増やしてランクを上げている。(3)8入試回が新たに登場した。専修大松戸②、国府台女子①、千葉大附、開智未来(未来)、江戸川取手①、開智未来②、芝浦工大柏②、西武文理③である。半数が千葉の学校である。(4)7月では埼玉の学校が多数だったが、9月では千葉の学校の伸びが目立つ。

2月1日

男子同様に女子でも、中大附属横浜がダントツのトップである。2位には明治学院①が入った。明治学院①は2012年度に新設されたばかりの午後入試で、前年の9月にはまだ十分認知されていなかった。
明治学院の他にも、キリスト教系(プロテスタント)の学校がいくつか登場している。頌栄女子学院は生徒のおよそ20%を帰国生が占める。帰国生と一般生が互いに刺激しあい、コミュニケーション力を高める効果を生み出している。卒業生の進路は、早慶上智と国公立大で51.6%を占めている。捜真女学校では毎朝礼拝がある。大学合格実績では早慶上智やGMARCHが年々伸長している。横浜女学院の教育方針は、“女らしく”“男らしく”を超えて“私らしさ”を伸ばすこと。やはり早慶上智やGMARCHの合格実績が伸びている。関東学院は、2008年に新カリキュラムを開始して2013年が6年目になる。期待感が高まる。
山脇学園が各回とも志望者を増やしている。閉校した短大の施設を有効活用して、「イングリッシュアイランド」・「サイエンスアイランド」という施設をつくった。各学年で活用しているが、特に中3では秀でた才能を伸ばそうと、英語と科学の特別クラスを設けるという大胆な試みを行う。英語コミュニケーション力を育てる「イングリッシュアイランドステイ」と、科学の手法を学ぶ「サイエンティストの時間」だ。
淑徳は2入試回が顔を出す。(スーパー特進東大選抜①)は、2012年度に新設されたばかりで、最難関大学を目ざす。(スーパー特進①)は、国公立大や早慶上智を目ざすコース。
7校が午後入試だ。明治学院①、広尾学園②、東京電機大②、神奈川学園A・PM、湘南学園A、淑徳(東大①)、東京成徳大①PMである。東京農大第一①、東京都市大付属①の成功の影響だろう、明治学院①、湘南学園Aのように、最初の入試が午後入試である学校が増えている。
学校種別では、女子校が7校、共学校が14校(計21校)で共学校にウエートがある。東京に限ってみても、女子校が4校、共学校が9校で、共学校のほうが多い。
※7月と9月の比較をする。(1)7月・9月連続で登場した入試回で、志望者が増加しているのは山脇学園Aの1入試回しかない。中大附属横浜①や早稲田実業、捜真女学校S、東京電機大②、渋谷教育渋谷①などは安定した志望者数だ。(2)9月に新しく登場したところが10入試回もある。頌栄女子学院①、淑徳(スーパー特進①)、関東学院A、東海大相模A、穎明館①、神奈川学園A・PM、横浜女学院A、三輪田学園①、公文国際A・国語、東京成徳大①PMである。およそ半数が入れ替わった。

2月2日

トップに立ったのは実践女子学園②と山脇学園Bだ。同数で並ぶ。男女を通して、トップが共学校でないのは女子の2月2日だけである。3位の豊島岡女子学園①まで含めると、トップ3は女子校が占めた。実践女子学園はキャリア教育で、25年後の自分をイメージして自立していくための人間力を育んでいる。志望者の増加は2012年度入試で受験者を減らした反動の隔年現象が影響しているか。上位校が軒並み減らしている中で、豊島岡女子学園はどの入試回も志望者が増えている例外的な存在。
カトリック系の晃華学園②も上位に登場している。晃華学園の授業の特色は、英語に最も多くの時間が充てられていること。古くから英英授業を行っていて、「英語の晃華学園」の評価が高い。
青稜が2入試回で登場している。大学合格実績で大躍進した青稜は、医学・薬学志望者が増えて理系教育にも力を入れている。
午後入試は7校が登場している。淑徳(スーパー特進②)、桜美林②PM、青稜②B、広尾学園(医進・サイエンス)、目白研心③、麹町学園女子②PM・特待、かえつ有明(特待チャレンジ)だ。
学校種別では、女子校が7入試回、共学校が13入試回で、2月1日同様共学校が多い。東京の学校に絞ってみても、女子校が7入試回、共学校が11入試回で、同じような傾向だ。
※7月と9月の比較をしてみよう。(1) 2トップの女子校が増加数を大きく伸ばしてランクを上げた。(2)昨年も今年の7月も多数の志望者を集めた豊島岡女子①が、高偏差値にもかかわらず、いっそう志望者を増加させている。(3)9月になって新しく登場したのは、湘南学園B、青稜②B、広尾学園(医進・サイエンス)、東京電機大③、目白研心③、麹町学園女子②PM・特待、かえつ有明(特待チャレンジ)、小野学園女子②の8入試回である。中・下位校が大きく動いているが、学校説明会等が好印象を持って受け止められているのではないか。東京電機大学の「人間らしく生きる」という校訓、目白研心の「ACE(英語力向上)プログラム」、麹町学園女子のきめ細かな「二人担任制」、かえつ有明の「授業別学への移行」、小野学園女子の「理科教育」・・・・・・その学校独自の試みが他校との差別化につながっていると思われる。

2月3日

2013年度に午後入試へ変更になる中大附属横浜③がトップを占めた。女子も男子も、中大附属横浜③の入試回が最も増加数が大きい。
公立中高一貫校が7校登場している。2位の横浜市立南高校附属以下、順に桜修館中等、白鴎高校附属、九段中等、両国高校附属、富士高校附属、小石川中等と続いている。公立中高一貫校に力を入れる塾が増えていること、公立中高一貫校がらみのイベントが数多く開催されていることが影響している。
八雲学園は英語教育に定評がある。1年のレシテーションコンテストと朗読劇、2年のスピーチコンテスト、2・3年の英語劇、1・2・3年の英語祭があり、楽しみながら学ぶ。
中大附属横浜③以外の午後入試には、帝京大学③と横浜英和女学院Cがある。帝京大学③は2013年度に午後入試へ変更になる。併願のしやすくなったことで、女子も男子同様に増加している。プロテスタント系の横浜英和女学院Cは、例年2月3日午前が入試日だが、2013年度は日曜にあたるため、3日の午後に入試を移した。
プロテスタント系の桜美林では、大学進学は他大学の一般入試を受験するのが主流。MARCHに、過去最高の200名以上の合格者があった。
昭和女子大附属は、今年226名の卒業生があり、うち内部進学は100名。以前は併設大学に進むケースが多かったが、近年他大学進学者が増えている。
桐朋女子のB入試は2012年度に新設されたばかり。前年のこの時期はまだあまり認知されていなかった。桐朋女子の1日のA入試は口頭試問があって独特なため、他校第一志望者にとっては併願しにくいが、3日のBは4教科入試であるので併願が十分可能。
学校種別では、女子校(女子部)が8入試回、共学校が13入試回で(同位のため計21)、共学校が多い。東京だけでも、女子校6入試回、共学校10入試回で、共学校優位である。
※7月と9月の比較をする。(1)6位以上の上位にある私学は、9月になってさらに志望者を増やしている。(2)公立中高一貫校が7月は4校だったが、9月になって7校に増加。(3)9月に新しく登場したのは、横浜英和女学院C、九段中等、豊島岡女子②、両国高校附属、三輪田学園②、桐蔭学園②B、小石川中等の7校である。上位陣は安定している。
情報提供: 安田教育研究所

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