愛光学園中学校 入試対策
2025年度「愛光学園中学校の国語」
攻略のための学習方法
問題構成
2025年度は大問3つで問題数は46問。ことばの知識・論説文の読解・小説の読解というのがここ数年の定形となっている。
形式は選択肢・記述が多く、書き抜きも出されている。選択肢は五択だが、文が短いので読むのにさほど時間はかからない。過去問で本校の選択肢の作り方や時間配分など十分に慣れておこう。
読解問題
論理的文章と文学的文章の二題が出題されるのが通例である。
2025年度は全体で7800字ほどだった。
形式は選択肢と記述問題が多い。記述問題はおよそ二行・50~60字ほどの文量である。
記述では「……説明しなさい」という設問が多く見られ、特に文学的文章の記述問題では、文中の内容を用いただけで足りない場合は自分の言葉で補足する必要がある。
ともあれ、国語力の基本である読解力をまずは充実させたい。
文学的文章であれば、場面分けを的確にする。時間・場所・人物の移動などに着目し、場面の変わり目をマークする。人物の言動や情景などにも注意しながら、心情を読み取る。予断を持たず、あくまで文中の手がかりに沿って考える。そして全体を通して作者の描きたかったこと・主題を考える。
説明的文章であれば、段落の整理。形式段落を意味段落にまとめる。意味段落の大まかな内容を小見出しとしてつけておくとわかりやすい。要点の抽出。段落の最初と最後が大事とはよく言われることである。あとで見つけやすくまとめやすいように傍線などで目立つようにしておくと楽である。要点をまとめて要旨・要約へといたる。記述問題で使える部分もここに含まれることが多い。
以上のような読解問題への基本的な取り組み方を踏まえたうえで、文中よりわかり易い表現で言いかえたり、難しい内容は少し補足して読みやすくしたりなど、簡潔な記述を心がけて二行くらいに収まるように調節しよう。
ことばの知識
大問1つを使ってしっかりと出題されている。漢字・慣用句・ことわざ・季語など、さまざまな問題が出されている。配点も20点ほどはありそうで、軽視するわけにはいかない。基本レベルでよいので、こうした言語事項にもしっかり時間をかけて取り組んでおこう。
記述問題
字数制限がない形で二行ほどの文量であるから、50~60字くらいを想定しているようである。制限がないからといって無計画に書き始めてはまとまらなくなる。二行でまとまるような内容を期待されているのだから、書くことを二つ~三つに整理し訊かれたことをしっかり記述するよう心がけよう。
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2025年度「愛光学園中学校の国語」の
攻略ポイント
特徴と時間配分
2025年度は、解答数は46問。大問3つはことばの知識や文法など・論説文の読解・小説の読解という構成になっている。2025年度の素材文は合わせて7800字ほどである。
記述問題は文中の内容を自分の言葉でまとめるような問題が多く手間取ると時間が足りなくなるので、まず傍線と設問を確認して読みながら大事な部分の目星をつけるなど、手際よく解き進む必要がある。
【大問一】漢字・文法・ことばの知識
- 難度:標準
- 時間配分:10分
- ★必答問題
1
① 留守 ② 転倒 ③ 予断 ④ 操縦 ⑤ 祝辞
⑥ 修める ⑦ 速(やかに) ⑧ 生(やし) ⑨ 連(ねる) ⑩ 注(ぐ)
2
① 利害関係が「もつれる」
② 会社を「盛り立てる」
③ 「いたずらに」時間が過ぎる
④ お腹が「しくしく」痛む。
3
① 鶴の一声――大勢の議論において、他の意見を押さえつける力を持つ人の言葉。
② 目白押し――物事がぎっしり並んでいるさま。
③ 雀の涙――量・数が少ないことのたとえ。
4 ① ウ・イ ② エ・ウ ③ オ・オ
〔ワンポイント!――言語事項・文法もしっかり出される。手を抜かなければ得点できる分野なので、語彙を増やしたり文法の基本問題をこなしたり、準備しておこう。〕
【大問二】論説文の読解
- 難度:標準
- 時間配分:25分
- ★必答問題
人生にはリスクがあり、リスクを恐れるあまり自分で選択することから逃げてしまうと、一人の人間として世界と対峙していくことができないのである。
問一
A. 通過儀礼は世界各国にあり、「たとえば」アフリカのマサイ族では……。
B. 命がけの過酷な通過儀礼は課すべきではない。「しかし」、ではどうして世界各地にあるのか?
C. 共通していることは、○○、「そして」××、この2点です。
問二 恐怖に打ち勝つ勇気とともに、自分の命を守るという冷静な判断も求められる。この二つがともなってこそ一人前の大人だと認められるわけである。
問三 現代社会では野蛮な通過儀礼とみなされる儀式でも、いまだに世界に存在するという事実を考えると、現代人にも共通する何か重要な要素が見えてくるのではないかと筆者は考えているのである。
問四 (例) 飛行機事故に合う確率は天文学的に低いが、決してゼロではないことも事実であり、筆者が恐れるのもまったく理由が無いわけではないということ。
問五 潔癖症の人を心配し過ぎだと言う向きもあるが、コロナ禍では現実につり革や手すりに触れる危険性を誰もが体感した。社会にはウィルスが存在し、触れれば感染するリスクがあるということを、コロナの流行が実感させてくれたのである。
問六 選択肢アとオが似た内容であるが、「心の防衛機能として」の部分が「心が疲れてしまわぬように」と合致するので、選択肢アを選ぶ。
問七 例に示されているのは、人生の大きな選択の岐路にあって、どちらを選んでも何かしらのリスクが存在するのだが、どちらかを選ばなければならない場合、である。
問八 何を選んでもリスクをゼロにはできないのだから、覚悟を決めて決断しなければならないのである。
問九 通過儀礼
問十 ゼロにできないリスクを恐れて選ぶことを放棄したり人任せにしたりすると、自ら世界と対峙することができない。選んだ結果がベストになるように生きる覚悟こそが、人生を自分のものにするということなのだと、筆者は述べている。
〔ワンポイント!――二題の読解問題では論説文の方が難しい印象である。論説文・説明文の読解が苦手な人は意識して練習量を増やして、論理的な文章の経験を積んで失点を少なくしよう。〕
【大問三】小説の読解
- 難度:標準
- 時間配分:25分
- ★必答問題
夫に先立たれ、一人で息子を育てている主人公。野球の名門校に進む息子に対して、母親だけでは支えてやれない部分も感じて複雑な思いを抱く。
問一 a. ウ b. イ c. ア
問二 引っ越して新しい校舎を目にして「感傷的な気持ちに」なりかけている場面であるから、「しんみり」の選択肢イが合う。
問三 父親を亡くしてから航太郎が自分に遠慮していると感じていた主人公は、スポーツ店でも欲しい物があるのに我慢しているように見えて、言ってくれればいいのにと思っている。
問四 グローブをいらないと言ったのは後でわかるように本心からなので、「嘘をついてしまった」という選択肢エは合わない。
問五 それまでも航太郎に気を遣わせてしまっていると感じてはいたが、作文を読んだことでそれが確信に変わり、無力感を強くした。
問六 この時はまだ航太郎が遠慮してグローブを要らないと言っていると思っているので、「いつかの自分が後悔しないため」、母親としての役目を果たすために買ってやりたいと思っている。「自分のために」というのはそういうことであろう。
問七 航太郎が頑なにグローブはいらないと言っていたのは、今使っているのが亡き父親に買ってもらった本格的なグローブであり、思い出の品として大事にしているからだった。それを聞いて、これまでの息子の言動が「腑に落ちた」のである。
問八 グローブのことを聞いて、やはり女親である自分では父親のようには息子を十分支えてやれないのではないかとの思いを強くしたのであろう。
問九 D
〔ワンポイント!――記述問題は字数制限がない分、書き過ぎてしまう恐れがある。二行であれば50字前後を目安として、設問で訊かれていることを落とさず書くように意識して字数にまとめよう。〕
攻略のポイント
選択肢問題が多い本校の特徴を考え、類似問題を多くこなしておこう。本文との一致・不一致を判断する場合が多いであろうから、細かな表現の違いなどにも注意して、正解を選べるよう練習しよう。書き抜き問題も少ないが出されるので、過去問でチェックしておく。
記述問題は「……説明しなさい」という設問なので、文中の使えそうな部分は使い、なければ自分の言葉で補うなどすればよいだろう。
ことばの知識もしっかり出されるので、標準的な問題集でよいのでしっかりこなしておこう。
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