愛光学園中学校 入試対策
2025年度「愛光学園中学校の社会」
攻略のための学習方法
〇形式・分野
大問4~5つ、総解答数は40前後で構成され、記号選択が大半を占める。過去2年は1行ほどの短文記述が出されていたが、2025年では出されなかった。長いリード文はないが、総計すると読む文量は多くなる。
記号選択問題では正誤の組み合わせ問題が頻出であり、正確な知識が求められる。適語記入も原則は漢字であり、用語を覚える際はやや難しい言葉も漢字で書けるようにしておきたい。
問われる内容は基本的事項が多いが、一部に細かい知識を問われる問題もあり、答えられれば他と差が付く。
分野別では歴史が7割を占め(2025年度)、地理と政治経済は少なかった。2024年度は歴史・地理が同程度の量で政治経済は少なかった。全体として政治経済分野は量が少なめであるが、国際関係の出題もあるので時事問題集・重大ニュース集なども活用して知識を蓄えておこう。
〇地理分野
各地の地名・地勢・気候や産業の特色などの基本事項が多く訊かれている。
日本全体について広く問われる場合もあればひとつの地域について少し詳しく答える問題もある。
多少の細かい知識を問われることもあるので、白地図などで地域ごとに関連事項を整理しておくとよい。
地図帳もそばに置いて地名や場所を確認しながら進めること。
統計・グラフや地図などの資料が大変多く用いられる。考える時間が必要になるので、スピードも意識して問題に取り組み、資料集などでデータの読み取りや地図の見方などに慣れておこう。
〇歴史分野
幅広い年代から出題され偏りは無いが、あまりに細かい知識を問われることは少なく、広い範囲からの基本事項の出題が多くなっている。
人物・年代・政治・文化などについての基本的事項を訊かれる問題と、それを時代の流れに沿って整理させるような設問・時代順の並べ替えがよく見られるので、やはり年表の活用が有効となる。
この分野でも写真・図版などの資料が使われるので、資料集の活用を。
〇政治経済分野
憲法や政治のしくみなどの基本事項が多く出題されている。国際関係の問題もこの分野で合わせて出題されることが多い。
憲法・政治のしくみや国際連合・国際会議など、とくに近年の重要な出来事について重大ニュース集などで詳しくなっておきたい。
〇記述問題
2025年度は出題されなかったが、過去2年では日本の農地改革(2024年度)や木簡の使用目的(2023年度)などについて1行ほどの短文記述がみられた。いずれも用語や制度を説明する内容であり、歴史分野で出題された。今後も同様の記述問題が出される可能性が高いので、基礎的な記述問題集で練習しておくとよいだろう。
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2025年度「愛光学園中学校の社会」の
攻略ポイント
特徴と時間配分
問題数は40問ほどで時間は40分だが、各問に短いリード文がつき資料も多いので、時間にあまり余裕はない。また、選択肢問題が正誤の組み合わせ問題となっており、1問で2つ以上の解答を求められる点でも、時間はかかる。大問は4~5つ。
2025年度は記述問題が出されなかったが、今後は出される可能性もある。過去問で問題量や記述問題に慣れておこう。
【大問1】歴史分野
- 難度:標準
- 時間配分:9分
- ★必答問題
海外との貿易を題材に、各時代の出来事などについて訊かれている。
問1 b. 平清盛は征夷大将軍には任じられなかった。
問2 生糸はカイコガの繭から作られ、絹糸として織物などに使用される。
問3 X. オイルショックは1970年代の出来事である。
問4 南満州鉄道爆破事件(1931年)→満州国建国(1932年)→日中戦争(1937年)
問5 Y. 日本の経済の民主化を意図して、財閥は解体された。
問6
(1) 家事やボランティア活動は経済指標では指数として考慮されない。
(2) 日本はアメリカに次いで2位であった。
問7 両方正しい。
問8 両方正しい。
【大問2】歴史分野
- 難度:標準
- 時間配分:12分
- ★必答問題
愛媛県を話題の中心として、各時代の人物や出来事などについて訊かれている。
問1 両方正しい。
問2 唐と新羅の連合軍であった。
問3 X. かな文字は漢字を簡略化して作られた日本独自の文字である。
問4 応仁の乱(室町時代)→南蛮貿易(戦国時代~安土桃山時代)→参勤交代(江戸時代)
問5 源氏は西へ西へと平氏を追い詰めていった。
問6 X. 「安芸国の御家人や、荘園にいるそれ以外の武士たち」とあるので、「すべての武士たち」ではない。
問7 ①・③は江戸時代のことである。
問8 当初は豊臣秀吉に仕え、その後徳川方についたので外様として扱われた。
問9 え. 徳川家の家紋である「三つ葉葵」が見える。
問10 あ. 武家諸法度が定められたのは2代将軍徳川秀忠のときである。
問11 3人とも正しい。
【大問3】歴史分野
- 難度:標準
- 時間配分:7分
国際会議を話題に、明治から昭和にかけての世の中について訊かれている。
問1 ノルマントン号事件(1886年)→領事裁判権の撤廃(1894年)→日英同盟(1902年)
問2 X. 赤痢菌を発見したのは志賀潔である。
問3
(1) Y. 郵便や電信が整備されたのは明治時代である。
(2) 両方正しい。
問4 ソ連の解体は1991年、アメリカの同時多発テロは2001年の出来事である。
問5 日ソ共同宣言(1956年)→日韓基本条約(1965年)→日中共同声明(1972年)
問6 ① 1956年のソ連との国交回復により、ソ連が賛成したため国連加入が実現した。② 新渡戸稲造は国際連盟の事務局次長であった。
問7 国連人間環境会議(1972年)→京都議定書(1997年)→2030アジェンダSDGs(2015年)
〔ワンポイント!――写真が使われているが、参考程度で解答に必要なわけではない。例年、歴史分野は比重が大きいので、しっかり勉強して得意になっておけば有利である。〕
【大問4】政治経済分野
- 難度:標準
- 時間配分:8分
- ★必答問題
世界遺産を題材に、観光客の動向や問題点などについて訊かれている。
問1 う
問2 Aは大阪・福岡が多いことから地理的に近い韓国と考えられる。次に観光客が多いBは中国、最も少ないCがアメリカである。
問3 どちらも正しい。
問4 ブラジルの公用語はポルトガル語、アルゼンチンはスペイン語である。
問5 Aは世界文化遺産が多いことからヨーロッパ・北アメリカ、Bは危機遺産が多いので紛争が多く、偶像崇拝を禁じる宗教の信者も多いアラブ諸国、残るCはアフリカと考えられる。
問6 国債観光支出が多いBは好調な経済を背景に海外への旅行が多い中国、収入・支出とも2位のAはアメリカ、最も少ないCが日本である。
問7 b. 自家用車の利用はCO2排出量が多いので、電車などを使った方がよい。
問8 麗江は標高2400mにあり高地の気候と考えられるので、気温が低く雨が少ない(あ)と考えられる。
〔ワンポイント!――政治経済分野は問題数が少なめであるが、国際関係についての問題も出されるので、重要な出来事・組織や日本と関係の深い国々についての情報はチェックしておこう。〕
【大問5】地理分野
- 難度:標準
- 時間配分:4分
- ★必答問題
地域経済を話題に、食料自給率や買い物弱者の問題などについて訊かれている。
問1 自給率15%前後のZは小麦、Xは自給率の高さから野菜、残るYが魚介類である。
問2 道路の総延長距離が長いYは広大な北海道、自家用車の普及割合が高いXが長野県、Zが東京都である。
問3 Y. 部分的にではあるが、メッシュマップで20%以下の地域もある。
問4 X. 行政については中都市での実施率のほうが高くなっている。
〔ワンポイント!――今年度は地理分野の問題が少なかったが、例年は歴史分野と同程度を占めている。資料の読み取りが多いので、類似問題で練習を。〕
攻略のポイント
問題の難易度をみると、本校は中学入試の基本的レベルで安定した実力を有する生徒を望んでいると思われる。
マニアックな知識ではなく、幅広い正確な知識を問われている。
まずはテキストレベルでの確かな学力をつけるべきである。難問・奇問の心配をする必要は無い。
その上で
・歴史分野・地理分野の比重が大きいこと。
・正誤の組み合わせ問題が多いこと。
といった本校の特徴を念頭に置いて学習を進めることである。
テキストレベルの十分な実力があれば対処できる試験なので、基礎力の充実を。
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