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2025年度「神戸女学院中学校の理科」
攻略のための学習方法

関西屈指の女子校として、全国的に高名な神戸女学院。合格するための難易度は知られたところではあるものの、理科という科目から見た場合神戸女学院というのははたして難度が高いものであるのかどうか。
この数年、テスト形式は決まっていて、【大問1】には生物分野の正誤問題、そのあとに生物・地学分野を中心とした大問がいくつか、後半には複雑な計算問題を含んだ物理・化学分野の大問が受験生を待ち構えているというスタイルになっている。
【大問1】の正誤問題が意外と厄介である。それぞれの文に書かれている内容は標準レベルの域を出るものではないが、間違った内容を含むものを「全て答えなさい」またはない場合は「なし」と答えなさいとなっているので、持っている知識の1カ所にでも間違えがあれば正答にたどり着けないようになっている。せめて間違っている文が1つ含まれているとでもあれば安直に答えられるのだが、そういう意味では難問とも言える。年度によって設問数はまちまちではあるが、それでも不正解は1つか2つにおさえたい。そのためには、一通りの丸暗記による知識量では難しく、かなり細かい部分まで覚え込まないと足下を掬われることになる
それに続く生物・地学分野における大問は点数を取りやすい内容になっており、ここでどれだけ得点できるかが合否を大きく左右する。2025年度のように時事問題に近い場合もあれば典型的な問題が出題されることもあり、豊富な知識量を持って問題にあたりたい。また、短いながら記述式による解答が複数含まれるのも大きな特徴である。自分の知っていることを15字から30字程度の文にまとめ上げるという力量も試されている。ここもまた、標準的なレベルでありながら得点は容易には与えてもらえない仕組みになっていて、さすが神戸女学院の面目躍如と言ったところだ。もちろん平易な知識問題もあるのでそこは点を落とすわけにはいかない。
そして終盤には、物理・化学分野から実験をメインに据えた難易度の高い、計算問題を多量に含んだ大長文問題が控えている
2025年度の「金属の密度」、2024度の「水素と酸素の結合」、2023年度の「せっけん水」の問題など、既視感のない実験や内容を問われることも多い。ここは国語など培った問題文の読解力がものを言うと思う。実験の前提やその結果からもたらされる表・グラフなどをしっかりと理解し、設問に当たっていけば解けるものも少なからず存在する。計算が複雑なものが多いがそこは全国屈指の難易度を誇る学校の問題なので仕方がない。算数同様、ていねいに計算をくり返していくしかない。
年度によるが、大長文問題の後にさらに大問が備えてある場合がある。2025年度の「光の反射」や2023年度の「振り子」に関する大問がそれに当たる。意外にも標準的な問題であることが多いので、一つ前の難問に余り時間をかけるのは合格する受験生としては得策ではない。自分の手には負えないな、と思ったら難度の高い設問は「捨て問」として時間をかけずに、最後の大問に時間を残したいところだ。
結論から言うと、神戸女学院の理科においては合格点を取るのは難易度は高いものの決して不可能ではない。前半での失点を抑え、終盤の大長文計算問題では自らの限界に挑戦し、さらに最後の大問で適切な点数を稼げれば60%以上の得点は期待できる
そのためには、まず過去問に多く当たってその難易度と時間配分には十分に馴れておくこと。さらに普段の勉強から計算問題を含む文章題にも多く当たっておくことが肝心である。

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2025年度「神戸女学院中学校の理科」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

テスト時間45分で大問は5題。前半の【大問1】から【大問4】までにあまり時間をかけることなく、計算力の要求される【大問5】【大問6】に十分な時間を与えられるとすれば、問題量に対して適切な時間と言えよう。特に【大問5】は難易度が高いため、設問によっては「捨て問」として処理する方が賢明である。

【大問1】生物に関する正誤問題

  • 難度:標準
  • 時間配分:4分
  • ★必答問題

間違った内容を含む文を選び出す問題で、《易》~《標準》レベルの問いではあるが正確な知識が必要とされるという意味では容易ではない。

(2)③は約10日で孵化する、の誤り。
(3)②は栄養分である、の誤り。
(4)は、日光は必ずしも必要ではない、の誤り。

できれば全問正解して進みたい。

【大問2】人体

  • 難度:標準
  • 時間配分:6分
  • ★必答問題

(7)以外は消化器官に関する問いで、(5)(6)がポイントになる。

(1)はあまり聞かれない問われ方なので少々とまどう。
その点(2)の問い自体がヒントになっている。
(3)では、食物が嚥下していくのは重力のせいではない、と言うことを指摘できればよい。
(5)(6)は「知っているかどうか」の問いであり、テキストなどには載っていないものなので難しい。答えを見て、言われてみればその通り、というところで、失点してもやむを得ないか。

【大問3】時事問題(線状降水帯・巨大地震注意)

  • 難度:標準
  • 時間配分:5分
  • ★必答問題

「線状降水帯」という言葉はニュースなどでよく聞かれる言葉であり、毎年のように発生しているので珍しくはないものの、豪雨による浸水被害などを「線状降水帯」によるものと呼ぶようになったのは比較的新しく、2014年くらいから情報に加わった言葉である。もちろん、それよりはるか以前から豪雨による被害はあったので、事象が先にあって言葉が後からつけられたものの一つである。一方の南海トラフ地震はいつ発生してもおかしくない災害でもし起きれば東日本大震災を上回る影響が日本を襲うとされている。どちらも時事問題などで消化済み、のはず。(3)は15字以内でうまくまとめたい。

【大問4】火山活動

  • 難度:標準
  • 時間配分:5分
  • ★必答問題

【大問3】での「線状降水帯」と同じく、「火砕流」と言う言葉が人口に膾炙された歴史も比較的短い。1990年から活動を再開し、1991年には大火砕流を起こして多くの犠牲を出した雲仙普賢岳の噴火で広く知れ渡った。それまでは溶岩流や土石流などが火山による災害の代表とされてきたものである。雲仙普賢岳の事故以降、まず火砕流の動向が懸念されるようになった。(4)は問題文にある「海流によって運ばれ、海岸をうめつくしたもの」あたりがヒントになっている。

【大問5】金属の密度

  • 難度:標準
  • 時間配分:15分
  • ★必答問題

本年度のテストでは、この【大問5】が合否を分ける大きなポイントとなっている。後半の難問は失点やむ無しではあるが、計算問題ばかりだが、(3)(4)あたりまではなんとか正解しておきたい。

(1)(2)は平易な問いである。(2)は紙の厚みをはかるとき、などにも採用される設問である。もちろん、その場合は水に浸したりはしないのであるが。
(3)からは計算がかなり複雑になり、時間を要する設問が相次ぐ。
(3)では、「アルミニウムの密度は2.7g/cm3」と問題文にある点に注意して答えを導く。
(ア)では、49.95÷50÷2.7から1円硬貨の体積を、(イ)では1×1×3.14×0.12から1円硬貨の体積を求め、あとは割合の計算である。算数ばりに計算が細かいので慎重に。
(4)では概数の扱いに注意する。
金の体積は2000÷19から、銅の体積は2000×0.65÷9から、亜鉛の体積は2000×(1-0.65)÷7から求め、あとは差をとって比較する。金と銅の体積は割り切れないので小数第一位まで求めておくとよい。答えは整数で答える。
ここまでは計算は厄介なものの解き方はそれほど難解ではない。[Ⅱ]の実験をもとにした(6)以降は「捨て問」として処理してもよいが時間が許す限りはチャレンジしてみよう。
(6)はとかす鉄の重さが0.14gのとき残るものの重さは0.7gなので、正比例の関係から鉄の重さが1.82gのときに残るものの重さを求めればよい。まだまだいける。
(7)も同様に1.4gのうち、鉄の重さを正比例の関係から求め、全体のとの差から酸素の重さを求めることが出来るのであとは割合の計算から求まる。
(8)①までが限界か。やはり正比例の関係から鉄1gをとかすのに必要な塩酸の重さを求めることが出来る。
は無理せず「捨て問」と考えて先に進むことにしよう。

【大問6】光の反射

  • 難度:標準
  • 時間配分:10分

最後の大問は光の入射角と反射角が等しくなることを利用した計算問題である。前半は既視感のある設問だと思うので正解しておきたい。
(1)(2)(3)は図形の相似比を使って求めればよい。
(4)は1m鏡から離れて立っても2m離れて立っても結果が同じになることを使えばよい。
(5)ではふたたび正比例の関係を使って求める。
(6)(7)は矛盾しない選択肢選びをすることが重要だ。

攻略のポイント

テスト時間は45分で100点満点。各科目の平均点は公表されていないが合格最低点(250/460)から推察すると60%台の得点が取れれば合格ラインを突破することが出来る。
この学校の問題の場合、前半は知識問題とは言え問われ方がユニークなので全問正解は難しい80%程度得点できれば十分だろう。
テストの中核をなす【大問5】が合格へのカギを握る。はたしてどこまで問題に言及できるか、本文では(4)までと書いたものの時間の許す限り解けるだけ解けるに越したことはない。
後半は50%から60%の得点を期したい。
【大問5】を除けばさほど難解な大問が多いとは思えないので、名門神戸女学院の合格を勝ち得るために理科ではあえて70%の得点に期待したい。そのためには、やはり過去問によってこの学校が求めている学力の水準をしっかりと体得することその上で男子校を含む計算問題に日頃から取り組むことが必要である。

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