甲陽学院中学校の傾向と対策
甲陽学院中学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
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受験の攻略ポイント
兵庫県の難関男子進学校。深い理解力と応用力、そして論理的な表現力が求められる。日頃から自分の考えを論理的にまとめる練習を行うとともに、限られた時間内で解答する練習を重ね、スピードと正確性を養おう。
| ▽算数 | 難問への対応力を身につけるため、複雑な問題のパターン演習を積む。 |
|---|---|
| ▽国語 | 記述問題対策として、文章構成力と要約力を強化。 |
| ▽理科 | 実験や観察に基づく応用問題を重点的に対策する。 |
算数の攻略ポイント
「図形」…本年度は【大問1】(2)、【大問4】【大問5】に出題され、全体の半数近くを占めた。【大問4】の三角形の回転移動はなんとか正解しておきたいが、【大問5】の立体図形の影の面積を求める問題はあまり深追いせず(1)の正解にとどめても合格点には達するだろう。
「割合と比」…本年度の【大問6】は「速さ」の問題ではあるが速さの比を扱うという点で【大問2】の食塩水の問題と解き方に大差はない。難易度は決して低くはないものの面積図を使って解ける【大問2】は是非ものにしたいものである。
2025年度 第1日
大問1
時間配分:8分
| 小問 | 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|---|
| (1) |
(1)
計算問題 |
易 | 5分 | ★ |
| (2) |
(2)
平面図形の面積 |
標準 | 3分 | ★ |
大問2
時間配分:6分
| 小問 | 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|---|
| (1)~(3) |
(1)~(3)
食塩水の問題 |
標準 | 6分 | ★ |
大問3
時間配分:14分
| 小問 | 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|---|
| (1) |
(1)
約数の問題 |
易 | 3分 | ★ |
| (2) |
(2)
約数の問題 |
標準 | 3分 | ★ |
| (3)(4) |
(3)(4)
約数の問題 |
やや難 | 8分 |
大問4
時間配分:8分
| 小問 | 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|---|
| (1)(2) |
(1)(2)
三角形の回転移動 |
標準 | 8分 | ★ |
大問5
時間配分:10分
| 小問 | 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|---|
| (1) |
(1)
立体図形の影 |
やや難 | 5分 | |
| (2) |
(2)
立体図形の影 |
難 | 5分 |
大問6
時間配分:8分
| 小問 | 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|---|
| (1)(2) |
(1)(2)
速さと比 |
やや難 | 8分 |
算数(第2日)の攻略ポイント
「立体図形」…立体図形の体積を求めるだけの平易な設問からかなり高度の立体の切断問題までその内容は多岐に及ぶ。本年度の最終問題でもその傾向は見られた。
ただし、高難度の設問は避けて標準的な設問に正しく答えるだけでも合格点は優に超える。「速さと比」…基本的には旅人算の応用だが、流水算の場合もあったので、全般として緻密な対策が必要となる。「規則性・場合の数」…本校の特に特色の強い分野であり、約束記号も含めて平易な設問をヒントにして後半の難問に挑む、という形態のものが多い。本年度の問題は特に参考になろう。
2025年度 第2日
大問1
時間配分:7分
| 小問 | 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|---|
| (1) |
(1)
おうぎ形の面積 |
易 | 2分 | ★ |
| (2) |
(2)
時計算 |
標準 | 5分 | ★ |
大問2
時間配分:8分
| 小問 | 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|---|
| (1) |
(1)
平面図形 |
易 | 3分 | ★ |
| (2) |
(2)
平面図形 |
難 | 5分 |
大問3
時間配分:10分
| 小問 | 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|---|
| (1)(2)(3) |
(1)(2)(3)
動く歩道の問題 |
やや難 | 10分 | ★ |
大問4
時間配分:10分
| 小問 | 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|---|
| (1)(2) |
(1)(2)
場合の数 |
易 | 3分 | ★ |
| (3) |
(3)
場合の数 |
やや難 | 7分 |
大問5
時間配分:11分
| 小問 | 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|---|
| (1) |
(1)
約束記号 |
易 | 2分 | ★ |
| (2) |
(2)
約束記号 |
やや難 | 4分 | |
| (3) |
(3)
約束記号 |
難 | 5分 |
大問6
時間配分:8分
| 小問 | 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|---|
| (1) |
(1)
立体図形 |
標準 | 4分 | ★ |
| (2) |
(2)
立体図形 |
難 | 4分 |
国語の攻略ポイント
※本校では2025年度、「一般入試」で「第1日」(国語・算数・理科)と「第2日」(国語・算数)の2回の入学試験が実施されたが、以下は全て本年度の「第1日」についての説明。
「論説文」と「小説」の各1題の「読解問題」で大問2題。「解答数」は24。文章量は約6500字。設問形式は、「選択肢」、「空所補充」、「抜き出し」(2問)、「説明記述」(8問)など。こうした設問の中では、配点が6割以上となっている「説明記述」が最重要ポイントとなってくる。字数制限がないため、短くまとめる力とある程度の文字数を書く力の両方が求められている。「また。「高度な語彙力」や「国語常識」が問われる「総合的知識問題」にも特色がある。100点満点。試験時間は55分。
2025年度 第1日
| 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|
| 【大問一】 | やや難 | 21分 | ★ |
| 【大問二】 | 標準 | 34分 | ★ |
理科の攻略ポイント
大問は6題出題され、「地学」・「生物」分野からは1問ずつ・「物理」・「化学」分野から2問ずつ出されている。「地学」・「生物」分野では、知識問題はもとより、実験を考察してその予測を記述させるものや標準レベルの計算問題が出題されており、落とすことは出来ないものの決して平易な出題ではない。
「化学」・「物理」分野では、まれに《易》レベルの知識を問う設問もあるものの、計算を伴う問題が趨勢を占めていて、その難易度は極めて高いものと言わざるを得ない。本年度で言えば【大問4】【大問6】は受験生にとってきびしい内容となっている。また、典型題と言えなくはないものの【大問5】も難易度の高さは半端ではなく、かなり時間も有するので「捨て問」も作りつつテストに向かわなければならない。
2025年度 第1日
【大問1】
時間配分:12分
| 小問 | 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|---|
| 問1~問3 |
問1~問3
植物の働き |
易 | 3分 | ★ |
| 問4・問5 |
問4・問5
植物と光の関係 |
標準 | 4分 | ★ |
| 問6~問9 |
問6~問9
魚類の生殖 |
標準 | 5分 | ★ |
【大問2】
時間配分:6分
| 小問 | 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|---|
| 問1~問6 |
問1~問6
地震 |
標準 | 6分 | ★ |
【大問3】
時間配分:6分
| 小問 | 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|---|
| 問1~問5 |
問1~問5
気体の性質 |
標準 | 6分 | ★ |
【大問4】
時間配分:10分
| 小問 | 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|---|
| 問1 |
問1
ものの重心 |
易 | 1分 | ★ |
| 問2・問3 |
問2・問3
ものの重心 |
標準 | 5分 | |
| 問4・問5 |
問4・問5
ものの重心 |
難 | 4分 |
【大問5】
時間配分:11分
| 小問 | 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|---|
| 問1・問2 |
問1・問2
水溶液の中和 |
易 | 3分 | ★ |
| 問3~問8 |
問3~問8
水溶液の中和 |
やや難 | 8分 |
【大問6】
時間配分:10分
| 小問 | 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|---|
| 問1 |
問1
光の屈折 |
易 | 1分 | ★ |
| 問2 |
問2
光の屈折 |
やや難 | 3分 | |
| 問3 |
問3
光の屈折 |
標準 | 3分 | |
| 問4・問5 |
問4・問5
光の屈折 |
難 | 3分 |
プロ家庭教師が合格をサポート
中学受験で40年以上の実績をもつリーダーズブレインは、これまで多くの中学受験生を志望校に合格させています。指導にあたる教師陣はすべて指導経験7年以上の中学受験専門プロ家庭教師です。
プロ教師対談インタビュー『中学受験生を伸ばすポイントは?』
豊富な経験から「合格までの最短距離」をプロ教師陣が語り合います。
伸びる受験生はどうしているのか?家庭でのサポートで親が気をつけるべきことは何か?勉強のサポートの仕方から親子の関係性など・・・ぜひ参考にしてください。
| 学校 | 甲陽学院中学校 |
|---|---|
| 偏差値 | 2025予測偏差値入試64(日能研80%) |
| 併願校 |
清風中、帝塚山中、洛南中、淳心学院中が多く見られる。 *入試日程の変更にご注意ください |
| 合格者 | 合格最低点を見ると、年度による差があるが、事前の過去問対策では最低55%はクリアしよう。出身塾別で見ると、浜学園が多く、希学園・日能研大塚が続いている。 |
| 進学実績 | 国公立大学には卒業生数の90%以上が合格、そのうち30%以上が医学部医学科となっており、早慶同志社は卒業生の50%以上が合格している。 |
| その他 | 関西屈指の最難関校の一つ。自由で自主性を重んじ、「探求心を育む」教育が行われている。 |
| 基本情報 |
中学校所在地 〒662-0955 兵庫県西宮市中葭原町2−1 高等学校所在地〒662-0096 兵庫県西宮市角石町3-138 中学校最寄駅 阪神本線「香櫨園」駅下車 南へ徒歩10分 高等学校最寄り駅 阪急甲陽線「甲陽園」駅下車 西へ徒歩20分 中学校連絡先 ℡:0798-33-5012 高等学校連絡先 ℡:0798-73-3011 沿革 1920年、故辰馬吉左衛門氏によって創設された「財団法人辰馬学院甲陽中学校」に始まる。 |