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甲陽学院中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2025年度「甲陽学院中学校の算数(第2日)」
攻略のための学習方法

[出題されやすい分野と問題形式]
長い伝統と共に、灘中と並んで関西における私学の雄としてその名を全国にとどろかせてきた甲陽学院、その算数における対策は容易ではないが決して難しいものではない。
出題されやすい分野としては、立体図形・場合の数・規則性・速さの問題などが挙げられる(速さの文章題では時計算が近年目立つ)。
問題の特色としては、1つの大問の中にきわめて解きやすい《易》レベルの設問から現場で解くのがかなり難しい《難》レベルの設問までが混在していることだ。
本年度の例を挙げれば【大問2】【大問4】【大問5がそれにあたる。前半の設問は受験生が誰でも解けそうな基礎的なものである。しかし後半の設問は解き方に工夫をし、時間をかけてもなかなか正解までたどり着けるものではなく、時間配分から考えてもスルーせざるを得ないものが含まれる(特に【大問4(3)、【大問5】の(3)、【大問6】の(2))。過去の例を挙げると2024年(第2日)の【大問2(3)、【大問5(2)、【大問6。2023年(第2日)の【大問2(2)、【大問5(3)、【大問6(3)など。

特色としては、いずれの大問も、前半にある基本的な問いが次の設問を解くヒントとなっていることだ。
一例として2024年(第2日)【大問2をみてみたい。
(1)はおそらく多くの受験生が手かげたことがある基本的な問いである。これが(2)になると求める数字の範囲が極端に広がる。しかし解き方は(1)を踏襲すればよい。そして(3)では数字の範囲は狭まったものの2024までという半端な数字までの和と変化を遂げている。この大問に関してはすべて解けるよう力をつけておきたいがこのような設問の変化はこの学校の特徴の一つとなっている。
これらの難問へのチャレンジは、平時の算数の勉強においてはおおいに結構ではあるが、いざ本番と言うときには無理して取り組む必要はないと思われる。甲陽学院の場合、設問を読めば「これは難しい」ということが意外とわかりやすいテストなので、合格戦略としては巧みに難題を避けて標準的な問題に意識を集中させたいところだ。

[難問対策]
先にも述べたように、甲陽学院の算数は、設問によってかなりのレベル差が生じている。トップクラスの学校としては珍しいのではないだろうか。
普段の学習においては、立体の切断や速さと比の問題、また時間を要する場合の数・約束記号・規則性の問題にも大いに取り組んでもらいたい。そしてその中で受験生としての自らの可能性と限界を知ることが大切になる。テストは結局得点を高く取ったものの勝ちである。過去問に取り組みながら、合格最低点を意識しながら、取れる設問は必ず取る、ということが最も大切なことなのでそれを忘れないように勉強に励みたい。

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2025年度「甲陽学院中学校の算数(第2日)」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

テスト時間55分で大問は6、小問は20台と標準的な分量の域を出ないが、テストの筆頭から平易な問題は出題されないのでその中に稀に存在するいわゆる典型的な問題にはすばやく正確に手が出るようにしておきたい。
本年度は前後半を問わず同じ大問の中でも設問の難易が大きく変動するものが多く、難度の高い設問に時間を割いてしまうと最後の問題まで手が届かない可能性が出てくる。合格点が60点台と想定されるのであまり難しい設問に立ち止まらないことが肝要だろう。

【大問1】平面図形の面積・時計算

  • 難度:標準
  • 時間配分:7分
  • ★必答問題

(1)おうぎ形OACの中心角はすぐにわかるので、その面積を求めてから正方形の半分(直角二等辺三角形)の面積を引けばよい。難易度《易》に値する平易な問題である。
(2)時計算の応用問題で、時計の針を1時50分か2時ちょうどを基準として考えるかで式が変わってくる。
1時50分の場合、文字盤12と長針の角は60度、短針は55度となるので、この差を6+0.5(長針と短針が1分間に動く角の和)の和で割ればよい。どちらも正解して先に進みたい。

【大問2】平面図形

  • 難度:
  • 時間配分:8分
  • ★必答問題

(1)(2)では極端に難度の差がある問題なので、《易》レベルの(1)のみの正解でもやむを得ないところだ。
(1)は正方形ABCDの中に頂点EFGPを辺にそって等しい三角形に分けていくことで出来る、おそらく解いたことにある設問だろう。
(2)は正方形ABCD上のFEとBAを延長して相似な三角形を2種類作り、そこからAQ:QDを求めるという難度の高い《難》レベルの設問なので時間不足にならないように先に歩を進めておきたい問題である。甲陽学院の場合、難攻不落かまたはそれに近い設問が必ず含まれている。それを見極めるのも合格への道である。
(1)だけなら、3分もあれば解けるだろう。

【大問3】速さと比

  • 難度:やや難
  • 時間配分:10分
  • ★必答問題

速さと比の問題と言っても、よく「流水算」の類題として出題される「動く歩道」を用いた問題で、本年度の算数では、この問題の成否が合格に大きく影響したと思われる。理由の一つ目は、(1)が解ければ(3)まで解きやすいという点、逆に(1)を誤ると(3)まで全滅という特徴を持つ。もう一つは、あとの【大問4】【大問5】には《易》レベルの設問が含まれるのでそこが解けば場合、【大問3】の正答が算数の得点に大きく作用するからだ。類題には触れたことがあるだろうから、慎重に(1)からあたることが肝心である。
(1)3人で歩く問題でも、比を求めるのようなときは2人を比べた方が容易に答えが出る。条件の複雑さに惑わされないように。次郎君が「動く歩道」を歩いた時間・距離と三郎君が「動く歩道」を進んだ時間を等距離で比較してかかった時間の比から逆比を用いて速さの比を出す。また、その比から(1)で問われている比を求めることが出来る。
(2)(1)で求めた比を使って旅人算を応用する。「出発してから」と言う点を見逃さないように。
(3)「35秒後」が2回出てくるがその間に進んだ距離も等しいので、速さの比をそのまま進んだ距離の比に転じて比1あたりの距離を求めるとよい。

【大問4】場合の数

  • 難度:やや難
  • 時間配分:10分
  • ★必答問題

(1)(2)は《易》レベルの問いなので落とすことは出来ないが、このときに用いた場合の数の決まりがそのまま(3)の正解につながるユニークな問題である。
(1)では、5cm時の長さに並べる方法を問われているが「左はしに正方形」を並べる場合と「左はしに長方形」を置く場合に分けられている点に注目する。この問い方は(2)の6cm時にも引き継がれているが、(2)で左はしに正方形を置くと残りは5cmとなり、ここには(1)の場合の数がそのままあてはまる。また左はしに長方形を置く場合は残りが3cmになり、ここには(①①①)と()の2通りがあてはまる。
 つまり、○cm並べたときの場合の数は(○-1)cm時に並べた数と(○-3cm)時に並べた数の和が答えとなるのだ。
したがって(3)を答えるには、7cmの長さに並べる方法から8cm,9cm,10cm,11cmまで並べる方法を調べていくことになる。
(1)(2)をあっさり片付け、(3)に時間を割けると最後までいけそうな問題である。(3)が正解できれば快哉を叫んでもよい。

【大問5】約束記号

  • 難度:やや難
  • 時間配分:11分
  • ★必答問題

例をよく読んで、約束記号の約束をしっかり把握した上で問題に臨みたい。
(1)は《易》なので問題はなかろう。
(2)は《やや難》、(3)は《難》なので(2)まで正解できれば上出来だ。
(2)は112を3で割ってみると、37あまり1となるので、初めの2つは37、3つめだけ38になることがわかる。分子がB+2の組はが最も小さい38になるので仮分数にしてみると分子は263となりこれがB+2になることが判明する。
(3)は規則性の問題で 、…を整数化していくと、0,0,1,1,1,2,2となり、2以上の仮分数はこれより2ずつ大きくなっていくので7つの分数を1組にして最後の分子が2025のものまで等差数列の和の公式などを用いて求めていく。とはいえ、かなり難度の高い設問なのであまり深追いせずに(2)までで良しとするのも現実的な考え方である。

【大問6】立体図形

  • 難度:
  • 時間配分:8分
  • ★必答問題

(1)は《標準》レベルの設問なので、ここだけは正解しておきたい。(2)は本年度最難関の設問なのであえてねばる必要はないだろう。

攻略のポイント

テスト時間は55分で100点満点。問題数からみて、時間不足になることはあるまい。また、
合格最低点は(3科目で)60%前後なので、算数では65~70%の得点を期待したい。100点を取るのは至難の業だが、【大問2】の(2)【大問4】(3)【大問5】(2)を除いても合格点には十分に届くので、普段の学習から大切なことは、標準レベルの問題をしっかり解けるように基本的な学力を身につけることと難度の高い設問に不必要に時間をかけることを避ける要領のよい勉強法を体得することだ。甲陽学院が難易度の高い学校であることはわかっているが、「合格」と言うことを考えた場合は突出した算数力は必ずしも必要条件にはならない。出題されやすい分野を中心に、地道に力をつけることこそが合格への近道と言えよう。

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