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2025年度「灘中学校の理科」
攻略のための学習方法

算数・国語を2日に分けてテストし、その上理科も1日テスト科目にあると言うことで有名な全国屈指の進学校灘中学。ここに匹敵できる学校は、首都圏の国立筑波大駒場中学だけと思われる。
しかし理科の問題に関する限り、良問であることは約束できるものではあるが、灘中に集まる受験生の質とは必ずしもかみ合っていない。先にも書いたが、合格点は100点満点中80点は最低でもとっておきたい。そういう水準のテストである。例年、満点を取るという生徒もいるわけで、80点でも必要十分な点数とは言えない。
テスト時間は60分で、大問の数は5~6題、物理・化学分野が半数以上を占め、残りは生物・地学の大問と言うことになるのだが、他校のように物理・化学分野が難しく、生物・地学の暗記分野で点を稼ぐという意図はない。また、前半が生物・地学で、後半が物理・化学という構成でもない。問題数とその質からみて、時間不足に陥るということはないものの、本番では、得意そうな分野の大問から取りかかった方が時間をうまく使える、とは思う。
どの分野の大問にしても、基本から応用までよくバランスの取れた良問である。2025年度【大問2】・【大問4】や2024年度【大問1】・【大問2】、2023年度【大問3】・【大問4】のように、一読典型的な問題に見えるものの、必ずユニークな設問を設けている。また、問題自体の難易度は高くないものの、面白い設問を用意しているときもある(2025年度【大問3】、2023年度【大問3】など)。これらの自由闊達な問題を解いていけるのも、灘中を選択できた受験生たちの特権と言えよう。
そうはいいながら、やはり毎年「ここで差がつく」という大問が用意されていて、そちらは物理・化学分野に偏っている。2025年度の【大問5】、2024年度では【大問3】、2023年度は【大問1】・【大問2】・【大問5】などがそれにあたるが、いずれの場合も高い計算能力と深い考察力が必要となる。しかも本来ならば「捨て問」として処理できるレベルの設問であっても「80点」というノルマがある以上、後回しにすることは出来ても避けては通れない高いカベなのである
合格を確実なものにするためには、知識分野の充実はもちろんのこと、初見の問題でもおそれることなくそれまで自分が培ってきた応用問題からの数々の知恵を導入して、1問でも多くの正解を勝ち得たい
塾や自宅で勉強を積む際には、過去問に多く触れるのは当然のこととして、計算問題を中心とした難関校の問題にも手を伸ばし、安定した計算力を身につけてテストに臨みたい

 

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2025年度「灘中学校の理科」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

テスト時間60分で大問は5題であり、そのうち大半が《標準》レベルの問題なので時間に余裕はあったと考えられる
前半のおもに地学・生物分野の問題は無失点で切り抜け、後半に配置される物理・化学の問題でも時間をかけてじっくりと解いていくことが肝心だ。
問題の難易度は当校の合格偏差値と比べると低いので、受験生にとって致命傷となるのはケアレスミスである。易しく思える問題でも油断することなく臨んでもらいたい

 

【大問1】熱のさまし方

  • 難度:標準
  • 時間配分:10分
  • ★必答問題

熱を通さない薄い板を組み合わせて作った、ふたのない直方体の容器(4種類ある)に液体を入れてその液体が冷めていく様子を実験したもの。
熱は液体の体積と空気に触れる表面の面積から熱を奪われていく。

問1は容器Aの液体の冷め方と比較すると、容器Bは入れた容積の体積が2倍で、表面の面積も2倍なので結局容器Aと同じ冷め方をする。
問2では、容器B,C,Dに入れた液体の体積を比べるとどれも同じで、表面の面積がDのみ2倍になっているので記号ではイを選ぶとよい。
問3は少し趣向が変わり、ある金属で出来た体積の同じ立方体をどのように重ねたら、「最も冷えにくい」か「最も冷えやすい」かを答える問題で、出来るだけ立体の表面が外に向いていなければ最も冷えにくいので4コの立方体をたてに2コ、横に2コの形でくっつければよい。最も冷えやすいのは立方体を真っ直ぐ4コ積み上げればよい。算数の表面積の問題と同じ考え方である。
問4は立方体を8個に増やしているが、考え方は同じなので、最も冷えにくくするには大きな立方体の形(2×2×2)にすればよい。

面白い問題だが、設問が平易なのでここは全問正解しておきたい。

【大問2】水の循環・川の流れの動き

  • 難度:
  • 時間配分:10分
  • ★必答問題

問1の図は、受験生時代に何度か見たことがある水の循環を表した模式図である。しかもかなり簡単な方だ。Xは110-40で求められ、Yは440-40、Zはそのまま40である。
問2がややわかりにくい。海と陸上の大気における水の滞留時間をそれぞれ計算で求めるというもの。
海は1400000(兆トン)あるが1年間で440兆トン移動するので割っておよその数にする。
陸上の大気は4兆トンあるが1年間で110兆トン移動するので割って、さらに365をかけるとまたおよその数(ここでは日数)が求まる。しかし適切な数値が選択肢にないのでうまくフィットする単位に変換する必要がある。
問3問5は、川の流れの働きをあつかう問題だが、設問が易しすぎてまるで受験勉強を始めた頃に戻ったようなノスタルジックな感情が湧いてくる。もちろん間違えるわけにはいかない。

【大問3】植物の生態・動物の生態

  • 難度:
  • 時間配分:10分
  • ★必答問題

この問題もせいぜい《標準》レベルのものだが、問題文をよく読んで特に問2には注意して答えたい。
発芽に必要な3条件は、水・空気・適切な温度なので、ドングリが出来て地面に落下したときに不足するとすれば水くらいのものだろう。(2)は聞かれない設問だが消去法で選んでいく。
問4の対象はリスの成育に変わるものの設問は平易なままだ。
問5は下線部a~cをよく読んだ上で「自分の言葉」で答えて行く必要があり、適切な言語を選んでいけるかどうか。

【大問4】糸の張力

  • 難度:標準
  • 時間配分:10分
  • ★必答問題

「糸の張力」などと重々しい言葉を使ってはいるが、要するに「ばね」・「てこのつり合い」などの典型的問題であり、難易度も高くない。

問1問2はその初歩と言える。
問3は図5のつり合う重さを参考にすればよい。問4も同じである。
図6の⑤の部分の張力は10gなので、問5の図7⑥の部分の張力と同じである。
問6の図8⑦にかかる張力は5gである。
同じく問7図9の⑧にかかる張力は15gである。
考えすぎるとそんをする問題だ。全問正解しておきたい。

【大問5】ものの溶け方

  • 難度:標準
  • 時間配分:20分
  • ★必答問題

本年度の合否を占う唯一無二の大問であり、特に後半の計算問題をこなせるかどうかがポイントになる。
それでも問1問2は解説するまでもない問いである。
問題は問3からだ。
図Ⅱの最後の容器に溶けているXの重さを参考にすると、「水1mLあたりに溶けているXの重さ」は2÷120で、「液体A1mLに溶けているXの重さは」2÷60で求められるので後はそれを比にして答えればよい。
問3で答えた比から、実験2における(あ)gのXが溶けた水120mLと(い)gのXが溶けた液体30mLに溶けたXの重さは等しいことがわかる。3gを二等分しよう。
2回目の抽出でも水と液体Aに溶けたXの重さは等しいので(あ)の値をさらに二等分すればよい。合計(お)は(い)と(え)を加えたものになる。
実験3では、水120mLに対し液体Aは20mLなので固体Xの溶ける割合が変わってくる。
問4の(か)以降は新しく求めた比を使って求めていくがその過程は実験2と変わらない。少し難度は上がっているものの解けない問題ではない。
問5はこれまでの実験結果から推測できることを30字以内で書くわけだが、ある意味これが最も難しい設問かも知れない。

攻略のポイント

テスト時間は60分で100点満点。受験生平均点は73.9点、合格者平均は81.0点ときわめて高いラインが敷かれているが、これも当校の受験生と問題の難易度がややバランスを欠いていることにもよる。理科のテストで、80%以上の得点を期待されるのはせいぜい「大阪星光学院」くらいだ。
このテストで80%以上の得点をするためには、まずは基本的な知識の正しい定着、その上で計算を含む応用問題に多くあたって対策を講じることが必要だ。また、初見の問題が出たときにも、あわてず問題文をよく咀嚼してから設問に取り組むこと。
算数の難易度は半端ないが、さいわい理科はそこまでの要求はされていない。点数を順調に稼げるよう心して挑戦してもらいたい。

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