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芝浦工業大学附属中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2025年度「芝浦工業大学附属中学校の理科」
攻略のための学習方法

まずは、自分の現在地を正確に見極めることが出発点である。もし6年生用の受験テキストにある基本問題で苦手な単元が残っているなら、5年生用の教材も活用し、早急に基礎の穴を埋めるべきである。一方、すでに合格圏に近い実力があるならば、むしろここからが芝浦工大附属中理科対策の本番が始まる。確実な合格を目指すならば照準を定め仕上げに取り掛かってもらいたい。本校の理科は、他校と比べて出題傾向が独特であり、特化した対策を講じたかどうかが合否に直結する。本気で本校を目指すなら、夏以降の対策では遅い。6年生の早期から時間枠を十分に確保し、本校の過去問に慣れることや、聞いて解く形式・記述問題への対応力を高める学習をスタートさせるべきである。早期の準備が、合格への最短ルートである。

以下、本校入試において頻出単元ごとの学習法を述べる。

【生活分野及び地球環境汚染などのテーマ】

まずは、本校の過去問にある該当分野の問題を丁寧に解き、解説もじっくり読み込んでほしいどのようなテーマが、どの深さまで問われるのかという感覚を身につけることが第一歩である。そのうえで、演習を広げていく必要があるが、中学受験用テキストではこの分野の問題が限られているのが実情である。塾などで提供されるダウンロード教材や、約150校の過去問を収録した問題集などを活用し、必要な大問だけを抜き出して、1問10分を目安に演習を進めると効果的である。演習中に出会った重要な知識は必ずメモして整理し、着実に身につけていくことが得点力につながる

【計算問題対策】

受験用テキストには多様な計算問題が豊富に掲載されており、特に発展的な問題に繰り返し取り組むことで、応用力を養うことができる。ただし、極端に複雑で実戦的でない問題に時間をかけすぎるのは非効率であり、取捨選択が肝要である。
化学分野では、特に溶解度に関する問題への対策が不可欠であり、軽視されがちな分野ながら難問が出題されることもある。また、中和反応や金属の燃焼についても、繰り返し演習して定着を図りたい。表計算では、比例・反比例・差が一定・2乗に比例といった関係を使いこなせるよう訓練し、自分でグラフを描いて考察する習慣を持つと効果的である。
物理分野では、力学(てんびん・ばね・滑車・振り子・浮力)、電気(電流と回路・消費電力・手回し発電機)、カロリー計算、さらには光の反射と屈折まで幅広く練習したい

【記述対策】

過去には、50字の記述が3問出題された年もあり、記述問題が重視されている傾向は今なお続いている。近年は極端な出題こそ減ったものの、毎年3問程度は確実に出題されており、対応力が得点差を生む要素となる。文字数に応じた表現方法を身につけるには、日頃から練習を重ね、自分に合った構成や言い回しを確立しておくことが不可欠である。本番でその場しのぎの記述をしようとしても、通用しないのが記述問題の難しさである。市販の記述対策問題集を活用するのもよいが、入試過去問から適切な設問を選び、繰り返し練習することで、確実な表現力を養ってほしい

【「聞いて解く問題」対策】

理科における聞き取り問題は、2022年から導入された新形式である。設問は3問、各設問の解答時間は約15秒、全体で5分程度とコンパクトながら、集中力と即応力が求められる。出題形式はほぼ一定しているため、まずは過去問を繰り返し解き、問題の傾向と攻略法を体で覚えてほしい。メモを取りながら、やや複雑な内容を正確に聞き取り、素早く整理して答える訓練が不可欠である。

なお、類題演習が難しい分野であるため、5年生用テキストの重要テーマの「例題」を他者に読んでもらい、即座に設問に答える練習を行うことを推奨する。通常の筆記問題とは使う思考回路が異なることを意識し、専用のトレーニングを積み重ねておきたい

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2025年度「芝浦工業大学附属中学校の理科」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

50分と非常に長く、大問7題・全39問という構成。記述問題は15字・25字・35字の3問。全体としては「マラソン型」の試験であり、集中力を持続させる訓練が重要な対策ポイントとなる。「聞いて解く問題」に約6分を要するため、大問2以降は各問平均7分程度で解く速さと、全体を素早く見渡す判断力が求められる。

【大問1】聞いて解く問題

  • 難度:標準
  • 時間配分:6分
  • ★必答問題

(1) 運動している物体に力が働かなければどうなるか。

(2)(3) 動いている電車を減速させるときに乗客に働く実際の力と見かけ上の力を区別する。

メモを取ったり、やや繁雑な計算をしたりするなどは必要なく、聞かれていることもさほど難しくはない。ただし、(2)の慣性の法則の「見かけ上の力」はあまりなじみがないので少し抵抗感があったかもしれない。いずれにしても、「聞き取り」になるだけで難易度が上がるので、過去問練習で、この出題形式に慣れておくことが必要である。

【大問2】化学:水溶液

  • 難度:標準
  • 時間配分:6分
  • ★必答問題

(1) 金属を水溶液にとかすときに発生する気体は、基本知識があれば容易に判断できる。

(2) どの金属がどの水溶液にとけるか、また各指示薬との反応などの基本知識。

(3) 蒸発させることで固体が残るのは溶質が固体の時だけ。

(4) 「食塩水が飽和水溶液である」という記述に気づけば正解できる。

無色の水溶液や白色の粉末を実験結果から分類する問題はよく出題される代表的な問題。知識範囲も常識的。この種の問題に対する自分なりの整理の仕方を確立して置けば十分対処できる。素早く解き、全問正解を目指したい。

【大問3】物理:密度と浮力

  • 難度:標準
  • 時間配分:8分
  • ★必答問題

(1) 実験の並び方から、出題者が何を示そうとしているのかを読み取る力が求められる。

(2) 密度の計算は基本事項であり、ここでつまずいてはいけない。

(3) 表を丁寧に見ていけば、実験結果に食い違いのある野菜が見つかるが、その理由を記述するのはやや難度が高い。

(4) 濃度の意味を正しく理解していれば、選択肢を論理的に絞ることができる。

(5) 不等号に等号を含めるべきかどうかの判断には、慎重さと論理的思考が必要であった。

(3)②はほぼ解答不可能。ある程度考え予想を書く程度で、それ以上深入りせず回避することを勧める。(5)の範囲は求められるが、等号をつけるべきかが難しい。これらの問題に素早く気付き、回避できるような心の準備が必要。過去問研究の中で、意識しておくべき。

【大問4】物理:電気回路

  • 難度:標準
  • 時間配分:8分
  • ★必答問題

(1) 表計算の比例・反比例の関係に慣れていれば、スムーズに解ける。

(2) 直列と並列の混合回路も、それぞれの部分のアンペア数を正確に把握できれば解ける。

(3) 解答欄に示された「電池4個直列接続」を手がかりとして活用することが重要。

(4) アンペア数が分数になっても、落ち着いて計算すればよい。

電流(アンペア)の計算が中心であり、その点で「取り組みにくさ」を感じる受験生もいたと予想される。本校では「なじみのない言葉」「あまり見ない設定」がよく出題される。内容自体はさほど難しくない場合が多いので、このような形式に振り回されないような練習を意識的に進めてほしい。(3)(4)は回路の読み取り練習を十分に行っていれば問題なし。

【大問5】生物:動物の骨格・受精

  • 難度:やや難
  • 時間配分:6分
  • ★必答問題

(1) 基本的な語句を正確に知っていれば、第一段階の設問には対応できる。

(2) 異なる動物種でも、共通する構造や性質を手がかりに論理的に考えることが必要。

(3) なぜ体内受精か。「殻」があることを考慮して答えを導く力が問われた。

(4) 巣や産卵場所といった具体例から、環境に応じた繁殖戦略を読み取る応用力が必要。

「なぜ殻のある卵が存在するのか」「体外受精と体内受精はなぜ使い分けられるのか」といった問いに対し、単なる知識の暗記ではなく、背景や理由を含めた理解が求められる。(4)は困難に感じるかもしれないが、文脈から「白か模様があるか」「大きさや形の違い」から判断できる。

【大問6】地学:気象

  • 難度:標準
  • 時間配分:6分
  • ★必答問題

(1) 水の蒸発で「気化熱が奪われる」と、周囲の温度が下がることを理解しておきたい。

(2) 湿度計算表の逆算問題では、表から湿度を求める手順に慣れておくことが必要。

(3) 示度の差が大きい場合、湿度がどうなるかを論理的に想像する力が求められる。

(4) 天気ごとの温度と湿度の傾向が理解できていれば解きやすい。

(5) 温度が下がれば飽和水蒸気量も下がり、露点を下回ると水滴が生じる。

乾湿球温度計のしくみと湿度の求め方に関する定番の問題。設問はすべて基本的内容で構成されており、(5)も落ち着いて取り組めば十分に正解できる。全問正解を目指してほしい。

【大問7】物理:光の性質

  • 難度:やや難
  • 時間配分:10分
  • ★必答問題

(1) 光源からの距離が増すと明るさが距離の2乗に反比例する。

(2) 図中に明示された角度「X」が鍵となる。不要に見えるが重要なヒント。

(3) 入射光が2度反射する際の細かな部分の角度は高い作図能力が問われる。

(4) 軒の角度と太陽光発電の効率や太陽高度と緯度の関係を論理的に結びつけて考える。

「パッシブソーラー」「アクティブソーラー」などの馴染みがない語句が出てくるが、文章を読み取れば理解は可能。(3)はPの入射角が示されていないことから解答は類推できるかもしれないが、その様な「感覚の良さ」よりも、(4)(5)の様に思考を積み重ねて行き、答えに近いものを見つけ出す力を磨きたい。

攻略のポイント

生活分野や地球環境汚染などのテーマは範囲が広く、手をつけづらく感じるかもしれないが、中学受験全体の過去問を俯瞰すれば、出題傾向に沿ってテーマを絞り、効果的に演習できることがわかる。計算問題については、6年生用の受験テキストに豊富に掲載されており、特に芝浦工大附属では、かつて高度な計算力を問う出題も多く、要注意分野である。記述対策は、字数別(15字・25字・35字)に時間を区切って練習を積む必要があり、想像以上に時間を要する点にも留意したい。また、「聞いて解く問題」については、本校の過去問集にある音声データを活用し、実戦形式で慣れておくことが重要である。

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