四天王寺中学校 入試対策
2025年度「四天王寺中学校の算数」
攻略のための学習方法
本校算数の出題では、「立体図形」「「平面図形」「場合の数」「速さに関する問題」「推理算」など頻出の単元がかなり明確であり、同様の傾向が数年続いている。また近年の出題を見ると、頻出単元以外では、ニュートン算・暦に関する問題・図形上の点の移動等についての出題も見られる。本校受験者は、すべての単元の基本的な解法をしっかり身につけた上で、先にあげた頻出単元については、多少難度の高い問題も含めて演習量をしっかり確保して欲しい。また、大問1で計算問題が毎年出題されている。また、立体の切断など、各大問内で複雑な計算が必要となる問題も見られる。毎日の計算練習などを通じて、計算力の強化にも取り組んで欲しい。
分野毎の学習法は以下の通り。
立体図形
毎年出題されている。錐体・柱体の基本的な求積問題に加え、切断・分割と構成・回転体の求積などについて、多少難度の高い問題も含めてしっかり演習を行って欲しい。
平面図形
毎年出題されている。相似など比を使って解く問題・等積変形などの工夫を必要とする問題・図形の移動に関する問題と幅広く学習して欲しい。
数論
場合の数は頻出である。また、数の性質や規則性に関する問題も出題されている。場合の数については、順列や組み合わせの基本的な計算で求めることができる問題に加え、場合分けや調べ上げが必要な問題についても、しっかり練習して欲しい。数の性質については、約数や倍数の性質使って解く問題・素因数分解を利用して解く問題・割り算のあまりに関する問題などについて、解法をしっかり理解して欲しい。規則性に関する問題では、数列や数表に関する問題・暦に関する問題などに力を入れること。
速さ
本年度は通過算が出題された。この分野については、旅人算・流水算・通過算・時計算など幅広く出題の可能性がある。図を描いて考え、比を使って解くという練習をしっかり積んで欲しい。
その他
近年ではニュートン算の出題が見られる。食塩水の濃さ・売買損益算・相当算・仕事算・ニュートン算・過不足算などの文章題についても、基本的な解法を理解し、演習にも取り組んでもらいたい。
秋以降は、過去問を中心とした実戦的な演習に取り組むこと。過去問以外の問題演習においても、時間を意識して取り組んで欲しい。また、過去問や摸試で間違えた問題については、間違えた理由の分析を行い、次へのステップにつなげて欲しい。また、過去問以外の演習で扱う問題の選択については、家庭教師などに相談してもらいたい。
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2025年度「四天王寺中学校の算数」の
攻略ポイント
特徴と時間配分
大問が8題、小問数の合計は19で120点満点、試験時間は60分で昨年と同様であった。合格者平均は例年7割程度である。試験時間は60分あるが、大問数が8題と多く、素早い処理が求められる。できる問題からてきぱきと解答欄を埋めていくという判断が必要である。
【大問1】計算問題
- 難度:標準
- 時間配分:5分
- ★必答問題
① 整数・小数・分数の四則計算
② 小数・分数混合の□を求める問題
例年通り大問1は計算問題が2題。計算問題対策として、毎日5題程度の計算練習に取り組んで欲しい。また、1/8=0.125などの代表的な分数と小数の変換は覚えておこう。
【大問2】食塩水の濃さ
- 難度:易
- 時間配分:5分
- ★必答問題
① 水を蒸発させる前後で食塩の重さは変わらないことを利用。
② 混ぜた後の食塩水について、食塩の重さ÷食塩水の重さを計算すればよく、てんびん図や面積図は用いなくても解答可能。
食塩水の濃さに関する典型題。本校受験者であれば、確実に正答して欲しい。
【大問3】通過算
- 難度:標準
- 時間配分:10分
- ★必答問題
① 時速72km=秒速20m。2つの列車の速さ×2=列車の長さの和+1300mとなる。
② 踏切を通過するのにかかる時間は(150+5)÷20より7.75秒なので、踏切が閉まっている時間の合計は1分37.75秒。20×97.75より、1955m進む。
③ 踏切が閉まり始めたとき、上り電車の先頭は踏切まで1200mの位置にある。2分後に踏切が開いたときまでに2400m進み、その時の最後尾の位置は2400-1200-150より踏切から1050mの位置にある。一方、下り電車が踏切を通過した30秒後に踏切が開くので、その30秒間に下り電車は600m進む。したがって、1050+600より1650m。
通過算の出題。①は易問。②も正答したい。③は踏切と2つの列車の位置関係を図に描き、確認しながら考えること。通過算を解く上では、電車・トンネルなどの絵を描いて考える習慣が大切である。
【大問4】規則性(素数ゼミについての問題)
- 難度:標準
- 時間配分:10分
- ★必答問題
① 13と17の最小公倍数は221なので、2024+221より、2245年となる。
② 17の倍数と13の倍数を書き出して確認すること。
③ ②の書き出しを利用して、新種のセミを含めて3年連続で発生する可能性がある年を確認すると、新種のセミは2074年、2077年、2127年、2142年、2192年、2195年となる。これよりセミAは5年周期に発生すると考えられる。
素数ゼミを題材とした規則性に関する問題。数の性質に関する知識も必要となる。①の正答は必須。②以降は手を動かし作業を行って欲しい。
【大問5】図形の移動
- 難度:標準
- 時間配分:5分
- ★必答問題
問題集等で解いたことがあるであろうひもの端が移動できる範囲の面積を求める問題。丁寧な作図を行い、各おうぎ形の半径と中心角を確認すること。3.14の計算は最後にまとめて1回で。
【大問6】数の性質
- 難度:標準
- 時間配分:10分
- ★必答問題
① 52-12=40 40-12=28、28-12=16 16-12=4、12-4=8 8-4=4 したがって、6回。
② 2025-A=B B-A=Aより、A×3=2025 A=675 同様に、A-B=Bより、1.5×A=2025 A=1350
③ AとBの公約数はA-BまたはB-Aの約数で、最後の引き算の答えになる。組み合わせ(エ)について、917と133の最大公約数は7であり、これが最大になる。
年齢算の出題。現在のAさんと父、5年後のAさんと母の比がわかっているが、どこで比を揃えればよいかやや判断に迷う問題。
【大問7】推理
- 難度:やや難
- 時間配分:5分
- ★必答問題
① 食べた人は1人なので、「食べた人は複数いる」という発言をしたDが食べた。
② 食べた人が複数いるので、Dは食べていない。Cが食べていないとすると、ABEFの発言がうそとなり矛盾がなくなる。最も多くて4人となる。
推理についての問題。なかなか対策のたてづらい分野である。ゲーム感覚でいろいろな問題演習にチャレンジして欲しい。
【大問8】立体の切断
- 難度:標準
- 時間配分:10分
- ★必答問題
① 底面の台形の面積が3㎠、高さ2㎝の四角柱となる。
② Fを通りPRと平行な直線が辺HGの延長線と交わる点をXとする。RC:GX=1:2より、CS:SGも1:2となるので、CS=2×1/3=2/3㎝となる。
③ 2度切りの問題。②の切断面が辺AEをよぎった点をYとする。②の切断でできたHを含む側の立体から、PYEFの4点を結んでできる三角錐を切り取った形状の体積を求めればよい。
本校では頻出の立体の切断に関する出題。①は易問であり正答必須。②の切断面を描くためには工夫が必要だが、切断に関する問題の演習をしっかり積んでいれば、経験したであろうものであり、ここまではクリアしたい。③は2回の切断によってできた立体の求積問題であり、難度が高い。
攻略のポイント
大問が8題、小問数の合計が19題で試験時間は60分。試験時間に対して問題数が多く、できる問題から素早く処理する必要がある。各大問の後半にはやや難度の高い問題が控えているが、前半の設問の中には意外と簡単に解ける問題も見られる。本校攻略のための作戦として、大問前半を確実に正答し、後半の問題で迷ったら、とりあえず次の大問に進むという判断をして欲しい。易~標準レベルの問題が7割近くあるので、ここで取りこぼしがなければ合格者平均に近づく。頻出単元はかなり明確である。頻出単元に重点を置くともに、すべての単元の基本的な解法が身につくように学習を進めて欲しい。
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