高槻中学校 入試対策
2025年度「高槻中学校の算数」
攻略のための学習方法
受験テクニックのかなり高度なものが要求されるので、受験用テキストの発展問題部分は完全にマスターしてほしい。ただし、特定の単元を深掘りし過ぎず、難問や奇問は練習する必要はない。要求されているのは高度な解法を自分のものとして使いこなすことができるかである。ここまでは8月末位までには終了し、高槻中算数の過去問研究に入ってもらいたい。まだ合格点には届かないのが普通である。大切なことは「出題傾向を熟知する」ことである。全ての問題を解決することではなく、「どの様な形で出題されるかの調査」であり、素早く終え、9月中にはとりあえず終了としてかまわない。あくまで目安であるが、10月位からは入試問題の実戦練習に入ってほしい。ここからが対策の本番である。「知識を自分のものとして使いこなす」「問題に入り込み、考え、試行錯誤を繰り返す」訓練である。できる限り、以下に示す単元ごとの出題傾向を優先して、入試問題練習に多くの時間を割いてもらいたい。この部分の勉強量が最後の勝敗を決する。
【平面図形】
角度は、ほぼ例年出題されてきた。図を重ねたり折り返したりした複雑な問題が多く、発展問題に多く挑戦する必要がある。おうぎ形は、三角定規の辺の比や合同を活用する高度な問題。中学や高校で習う「円と角度の関係」への順応性見ているとも予想される。面積比と相似は、「分数の積とマルイチ算の使い分け」や「辺を延長する、比をそろえる」などの高度な技術を習得したい。以上、平面図形はかなりの力を要求してきている。十分に対応するには受験用テキストだけではなく、実際の入試問題での類題練習が必須である。
【立体図形】
「立体図形の感覚」の習得には時間がかかる。9月から本格的に練習し始めて、年明け頃に成果が目に見えてくるくらいの覚悟が必要である。高槻中算数の出題傾向は立体図形の練習に最適である。投影図や展開図は、正多面体まで研究してほしい。回転体の体積と表面積は複雑なものを中心に練習してほしい。慶応中等部などによく出題され、とてもいい練習になる。受験用テキストが一通り習得できたら、他校の入試問題に挑戦することを勧める。立方体や直方体のカットには様々な技術がある。それらを徹底的に練習し、複雑な積み木や二重カットで作られる立体などにも注目したい。
【思考力】
規則性、N進数、数の性質、約束記号、数の並べ替えと場合の数など様々な形で出題されている。まず第1歩として、高槻中算数の過去問研究をして、出題傾向を肌で感じ取ってもらいたい。数の性質・場合の数・規則性の特殊算の代表的な解法は全て習得してもらいたい。遅くとも9月中くらいには終えて、他校の入試問題に挑戦してもらいたい。解説がなく解けない場合もあるが、大切なことは「問題に入り込み、懸命に考える時間」を多く確保することである。手を使い、試行錯誤を繰り返し、問題を様々な角度から考えることで、ゆっくり育ってくるものこそが「思考力問題」に対する本物の対策となる。
【速さの特殊算】
平均の速さ、速さの比、二人の往復運動、通常の針の進み方と異なる時計算などが出題されている。速さに関する解法は高度な物を中心に完全にマスターしなければならない。ただし、出題形式は定番の解法そのものの形ではなく、それらを自分のものとして「問題解決の道具」として使いこなすことができているかを見ている。旅人算のグラフの出題は少ないようだが、線分図の活用は必要であり、速さの比や時計算まで出題されていることから、速さは広くすべての単元の常識的な範囲はマスターして置くべき。
【割合の特殊算】
食塩水、通貨の換算、仕事算などが出題されている。定番の単元そのものはあまり出題されず、比やマルイチ算を使いこなして、与えられた状況に沿って考察する「問題解決力」が試された。
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2025年度「高槻中学校の算数」の
攻略ポイント
特徴と時間配分
大問4には十分な時間を割かなければならない。大問1(2)、大問3(2)、大問5(2)も時間がかかることを考慮すると、大問1(1)、大問2を素早く処理できるかが重要ポイント。
これらを踏まえて、大問1・2は20分で終え、大問4に15~20分、大問3・5に計20~25分が目安である。
【大問1】計算、思考力
- 難度:標準
- 時間配分:12分
- ★必答問題
(1)の計算は基本的な内容であり、確実に全問正解しなければならない。計算は一本の長い式をそのまま処理するのではなく、部分ごとに区切って進めることで、時間短縮とミス防止につながる。(2)は「問題文の指示に忠実に従えるか」が問われている。最初に見通しが立たなくても、指示通りに手を動かすことで道筋が自然に開ける構成となっており、柔軟な発想と行動力が求められる問題であった。
【大問2】立体図形:回転体
- 難度:標準
- 時間配分:7分
- ★必答問題
線対称の図形を描き、円形に回転させることで回転体のおおよその形が把握できる。単純な形であれば、体積は「足し算」や「引き算」で処理できるが、(2)のように複雑な場合には、輪切りにして部分ごとに考えることが必要となる。慶應中等部をはじめ、他校でも複雑な回転体が頻出しており、本分野は入試全般で重視される重要テーマである。
【大問3】数の性質:公倍数の利用
- 難度:標準
- 時間配分:12分
- ★必答問題
公倍数を用いる典型的な基礎問題を発展させた構成である。(1)は時間差の要素が加わっており、書き出しによる整理が必要となる。(2)は「すべて答える」という指示によって難度が大きく上がるが、(1)が(2)のヒントや導入の役割を果たしている。問題文の細かな表現を丁寧に読み取り、段階的に考えることで正解に到達できるよう工夫された出題である。
【大問4】立体図形:正8面体の展開図
- 難度:難
- 時間配分:17分
- ★必答問題
(2)(3)では立方体や正8面体の頂点に記号を割り振って行けばどの様に切って行くかは判明するが、正8面体の展開図を特定するのはかなり難しい。ある程度時間をかけ、解決できなければ回避することを勧める。
【大問5】場合の数
- 難度:標準
- 時間配分:12分
- ★必答問題
「場合の数を利用した筆算の仕組み」は有名な問題である。定番の解法もこのレベルまでマスターしなければならないということである。ただし、(1)(2)は定番の解法そのままだが、(3)は中学の文字式の考え方やマルイチ算の使用などを必要とする。このような「中学的な内容」はよく出題されるのだが、出題される形式はそれほどの種類はないので、出会う度に意識して身に着けて行ってほしい。
攻略のポイント
「図形」の出題が目立つ。平面図形は角度、おうぎ形、面積比と相似。立体図形は、様々な展開図、回転体、立体図形のカットなどは徹底的に練習してほしい。「特殊算」は様々な単元があるが、高度な解法は全て習得してほしい。線分図、面積図、マルイチ算などは単元を越え、様々な場面で自由に使いこなす必要がある。「思考力を試す問題」では、数の性質・場合の数・規則の知識が土台として使用されている場合が多い。これらを身に着けているという前提のもとに出題されていると考えてほしい。
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