中学受験プロ家庭教師 保護者のお悩み相談室

親が希望する志望校。でも現実は厳しい・・・

保護者様からのご相談

父、または母親の卒業校に行かせたい。

父親は「○○中以上の中学しか行かせない」と言っているが、現実は難しそう。

 

ミスター蝉春先生からのアドバイス

このようなケースで、私は「以前と違って、今は、他の中学も、授業内容や指導がとても充実していて、特定の中学に固執するのは得策ではない」とお話しています。

でも、なかなか理解してもらえませんが…。

他の学校の説明会へ行って、考えが変化することもあります。

例えば、「○○中は、確かに人気があるが、他にも大学進学実績の良い、先生の指導(面倒見)の良い、学習環境の素晴らしい中学はあります。」等のことを具体的にお話しして、納得・理解してもらうよう努めています。

お父さんに多いタイプですが、我が子の受験についてほとんどタッチしていないが、親戚や知人の子が○○中学に合格したので、うちの子もそれ以上の中学へ…とお考えの人は多いです。
家庭教師がお父さんに会う機会は少ないので、お母さんに他の中学の受験について説得してもらうことが多いです。
実際に学校説明会に行ってもらえると、かなり考えが変化することも多いです。

親の志望校が子どものプレッシャーになることも。

お父さんが開成中→高→東大と進まれたので、当然我が子も開成中へ…ということで、Aくんを小3から塾へ入れたが、思うようには勉強してくれませんでした。

小6になって、プレッシャーからAくんの様子がおかしくなってきて、勉強を始めると動作がぎこちなくなり、以前の何倍もの時間がかかっても終わらなくなってしまいました。
Aくん本人は、「自分は開成は無理ではないか…」と思い始めていたが、言い出せず、その結果、適応障害と診断されるまでになってしまいました。

私は、そういう状態の時(5年生の2月)にうかがい、お母さんから事情を聞いて、お父さん・お母さん・私の3人で話し合って、実は本人が希望していた青山学院にしました。

本人が希望する学校を軽んじないことが大切

お子さん本人が希望する中学に対して、親御さんは決してけなさない、軽んじないことが大切です。

お父さん・お母さんが、実際に受験する中学に向けて応援し、一緒に勉強に参加して頂けると、とてもありがたいです。
お子さんにとっても、非常に励みになるでしょう。

本人の気持ちを尊重してバックアップを。

親御さんには、受験する中学の学校行事(体育祭・学園祭等)や、学校説明会に積極的に参加して欲しいです。
各私立中は、自校の特色をアピールしていますから、場合によっては、当初のイメージと異なり、「ここならいいのでは…」という印象を持てることも多いはずです。

行くのはお子さん本人ですから、その子の気持ちを尊重して、バックアップしてあげられたら、良い結果が出るのではないでしょうか。

そうすれば、お子さんも、入学してから、自分の力を発揮できると考えられます。

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