中学受験をする意思はあるが、行動が伴わないお子さまの導き方

中学受験をする意思はあるが、行動が伴わないお子さまの導き方

【 志望校編 】

保護者様からのご相談

「中学受験は本人も希望し納得しているが、肝心の受験勉強に取り組む姿勢に結びつかない。」

「受験勉強に対する意識が低く、塾に通ってはいるが中々成績が上がらなくて困っている」

 

山鳩先生からのアドバイス

  • 山鳩先生
  • お子さんが勉強に真剣に取り組めないのには、様々な原因が考えられます。
    中学受験に対する動機がまだまだ弱い、実際にどの中学を受験していいか分からない等々が思い浮かびますが、一番の要因は「成績の伸び悩み」にあると考えます。
    成績が、お子さんが思っている位、または親御さんが期待する以上に伸びれば、お子さんは勉強することが楽しくなり、誰に言われなくとも自ら進んで「受験勉強」に取り組むはずです。

    したがって、以下に「成績を向上させるにはどうしたらよいか」「親御さんの立ち位置はどのように考えたらよいか」についてお話ししたいと思います。

    結論から先に言いますと、親御さんは、お子さんが「安心して受験勉強に励める学習環境」を整え、その上でお子さんが受験勉強にとって不可欠な「基礎学力をしっかり身に付ける」ということが肝要です。

  • いかにしたら「成績は伸びるか」。

    受験勉強に身が入らない、または真剣に取り組めない理由として「成績の伸び悩み」を指摘しました。
    ここでは、いかにしたら「成績の伸び悩み」を解決できるか、言い換えればいかにしたら「成績は伸びるか」についてお話ししたいと思います。

    結論的には、
     ①計画性をもって受験勉強に取り組むこと、
     ②基礎力をしっかり固めること、

    であると考えます。以下に、この2点について詳細に見ていきたいと思います。


    ①計画性をもって受験勉強に取り組むこと

    志望する中学校に絶対合格したい、という目標が決まれば、次には具体的な行動です。それは、いかにして効率的かつ実効性のある受験勉強ができるかということです。漫然と学習していても良い結果は望めません。計画性をもった学習が不可欠です。
    様々な中学受験生に接してきて感じることは、「志望校に確実に合格している受験生」に共通しているのが、計画性ある学習習慣です。受験は「戦い」であると言われます。これは、他人との戦いであるという意味合いもありますが、究極的には「自分との戦い」であると思います。

    そして、その戦いに勝つための不可欠な要素は「自己管理」です。これは言葉を換えれば「弱い自分に負けない」ために何をすべきかということであり、「今日やるべきことは今日中にやる」という決意の強さです。そのためには、学習に計画を立てるということです。計画の立て方は人それぞれでしょうが、理想をいえば3種類の計画が必要でしょう。
    第一には「週間計画」です。曜日ごとに何をすべきかを明確にすることです。その際に必ず週に一日は「調整日」を設けることが大事です。予定していたことをできなかった時のための調整日ですので、日曜日が望ましいと思います。
    第二には「3カ月計画」です。大雑把に3カ月で何をどこまでやるか、明確にしましょう。
    第三には「半年計画」です。夏まで、年内までというように中期的な観点で計画を立てることです。
    ここで大切なのは、志望校合格へ向けた視点です。具体的には「偏差値をここまで伸ばそう」という具合に、志望校合格へ向けたイメージ作りが重要です。


    ②基礎力をしっかり固めること

    お子さんが中々勉強に集中できないという状況は、今学習していることの理解が不十分であることが大きいと思われます。この様な状況を克服する方法は、ただ一つです。「基礎からの徹底した反復演習」です。

    特に、算数の学力向上のためには、基本的事項の習得が不可欠です。やみくもに志望校の過去問演習を行っても、基礎学力が不十分である場合には望ましい成果は期待できません。学力が思うように伸びない悩みを抱えている場合には、是非思い切って一行問題のような基礎問題の徹底した反復演習を行うことを勧めます。

    どの程度やれば良いかという判断は、一行問題の正答率が9割を超えるまでやるべきでしょう。そして、短期集中であるべきです。
    有効な時間活用ということを考慮すると、早朝の30分(登校前時間)をこれに充てるなどの工夫が必要です。
    このような演習を地道に繰り返すことで、自信がつき積極的に学習に向かう姿勢も身についてきます。このような積極的学習姿勢に至るには、個人差はありますが、2~3カ月は必要でしょう。このような「基礎学力」なくして「応用力」及び「実戦力」の構築は難しいと言わざるを得ません。

  • 「自分の頭で考える楽しさ」を実感できているか。

    私がこれまで多数の中学受験生を指導してきた経験上、痛切に重要であると感じるのは、「自分の頭で考える楽しさ」を受験生自身が実感できているかということです。
    定型的なスキル演習としてのテクニックはある意味で、努力を重ねればある程度は自分のものに出来ます。その先に到達するためには、「学び、理解し、分かることの喜び」を実感できるかどうかです。

    このような「喜び」を感じることなく中学受験を経て志望校合格を勝ち取ったとしても、入学後の学習において、与えられるのではなく「自分で考え解答を導く」という習慣は確立できません。
    したがって、この中学受験を通じてお子さんには「自分の頭で考える楽しみ」を是非体験して欲しいと思います。

    それでは、そのためには何をやるべきか。結論から言いますと「初めに正解を見て問題を解くのではなく、最後まで諦めずに『自分の答え』を導く」ということです。
    この『自分の答え』に至る迄には時間がかかると思います。ここが大事なところです。じっと我慢し、待つことが必要です。

    この際大事なことは、基本問題から徐々に実戦問題へと高めていくことです。そして、中々理解ができない場合には、問題の「視覚化」をお勧めします。
    算数であれば、必ず線分図、空間図形であれば見取り図などを描くことです。
    国語であれば、問題文に書き込みを行うことです。形式段落ごとの冒頭にある「接続詞」を順接と逆説とに違うマークをつけて、視覚的に本文の流れを把握するなどの工夫が必要です。

    このような作業により何が行われるかというと、「問題により与えられた情報の集約化」です。
    結論すれば、設問に対しいかに短時間で正解を得られるかというポイントは、設問の種々の条件の中から必要な条件だけを的確に抽出できるかどうかです。必要情報は、「太郎君」でも「次郎君」でもなく、AB間を時速何kmで移動したかという事実のみです。
    この事実を的確に迅速に見抜けるか、これが合否を分ける学力の核になります。

  • 家庭学習において大事なこと

    塾へ通われているお子さんも多いでしょう。したがって、家庭学習において大事なことは「予習と復習」です。
    塾によってはその日に教材を配るため、現実的に「予習」ができない場合もあると思います。その場合には「復習」に力を入れるべきです。

    したがって、その様な場合を除き、予習は徹底して行ってください。算数においては一通り問題を演習する、国語においては問題文を最低一読し分からない語句や表現を調べる、という作業が必要です。

    そして、さらに重要なのが「復習」です。学習した内容をその日のうちに再度演習することで、知識は定着して学力となり合格を勝ち取る実戦力となるのです。これは日々地道な、どちらかというと無味乾燥な作業ですが「継続は力なり」です。

    また、お子さんたちは様々な「模擬試験」を受験すると思います。模試については大事なことは、「自分の弱点分野はどこか」という事実を発見することです。いたずらに、偏差値の上下に一喜一憂していると、「模試」を受験することの本質(弱点把握)を忘れてしまいます。
    したがって、「模試」の復習も家庭学習における重要な位置を占めます。

    また、私が中学受験においては大事なことと自覚してきたのは「受験生をホメる」ということです。初めて自力で解答できたとき、大きくホメてあげます。ホメられて嬉しくない人間はいません。ホメるという行為は相手のことを「認める」行為でもあります。お子さんは「認められる」ことで、自信が付きます。この自信が確実な学力上昇につながることはいうまでもありません。

  • 親子の絶対的な信頼関係が「安心感」を生む。

    親御さんにお願いしたことは1つだけです。
    塾の先生にも、家庭教師にもできない『親御さん』にしかできないことです。それは、親子の絶対的な信頼関係に基づく「安心感」を与えて欲しいということです。

    具体的には、中学受験に対してお子さんと一緒に最後まで取り組む姿勢を見せることです。
    例えば、塾で配布されたプリントや資料の整理を手伝う、模試の成績をファイルする、志望校についてじっくり話し合うなど、親御さんがお子さんに寄り添い、お子さんとおんなじ目線で中学受験を一緒になって考える姿勢を示すことです。
    そのような場面を通じてお子さんは「お母さんやお父さんは、ちゃんと自分のことを考えていてくれるんだ」という信頼感と安心感を得るのです。
    このことは、親御さんにしかできないことであると強調しておきたいと思います。

    逆に、お子さんを追い込むような行為から、望ましい結果が出る道理はありません。
    追い込むとは、「なんで勉強しないの」、「なんで成績が下がったの」、「なんでこんな問題が分からないの」という具合に、「なんで」をお子さんに対し連発することです。
    お子さんにとって一番そのようなことを言って欲しくない相手が、「親御さん」であるということを認識してほしいと思います。

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