2013年度の高校入試はここが変わる
高校の募集再開
2012年度も関東学院の募集再開があったが、2013年度は東京純心女子が高校募集を再開することになった。推薦10名、一般10名。
高校の募集停止
高校募集を停止する学校が相次いでおり、2012年度も攻玉社、麹町学園女子、東京女学館、那須海城、神奈川県立相模原、神奈川県立大原が高校募集を停止したが、2013年度は今現在公表しているのは、私立では聖セシリア女子、都立南多摩、都立三鷹の3校だけ。
募集定員の増減
●募集増
- 男子校 日本学園(220→240)、明大中野(126→141)
- 女子校 北豊島(100→110)、共立女子第二(80→120)、戸板女子(70→100)、新渡戸文化(60→80)
- 共学校 多摩大目黒(130→150)、帝京(160→170)、明大中野八王子(120→150)、立正(60→80)
●募集減
- 男子校 早大高等学院(480→360)
- 女子校 女子美術大付(80→65)
- 共学校 中大附(350→200)
公立高校の募集減
都立大泉、都立富士がそれぞれ200→80に減る。
公立高校の改編
●神奈川
〇専門高校の大規模改編を実施
- 県立商工を改編して横浜保土ヶ谷方面総合ビジネス科・総合技術科併置校開校予定。
- 平塚商業、厚木商業、相原の商業科・情報処理科・国際経済科を統合して総合ビジネス科に。
- 平塚農業、中央農業の生産流通科を農業総合科に。
- 相原の環境土木科を環境緑地科に。
〇普通科専門コースの改善
- 磯子の国際教養コースをグローバルコミュニケーションコースに。
- 山北の体育コースをスポーツリーダーコースに。
- 有馬の外国語コースを英語コースに。
- 津久井の社会福祉コースを専門学科の福祉科に。
このほか2014年度には多部制(午前部・午後部)定時制高校を港南台高校跡地に開校。
横浜市立高校関係では、
- 2013年 横浜市立横浜総合が上大岡高校跡地に移転。
- 2014年 横浜市立戸塚に芸術コース、横浜市立横浜商業にスポーツマネジメント科
(仮称)を新設予定。 - 2015年 横浜市立東にスポーツコースを新設予定。
●千葉
千葉県では昨秋、「県立学校改革推進プラン(案)」の第1次実施プログラム(2012~2016年)を発表したが、その主なものは下記の通り。
東葛飾に2014年度に私立高校のような「医歯薬コース」が設置される。単に優秀な生徒を集めるということでなく、医師や研究者による出前授業、病院でのインターンシップなどを通して、医療従事者になる意欲を高める方針という。千葉女子、安房に設置される「教員基礎コース」も、近隣の小学校と連携し、小学校での授業実習や行事での補助など、学校現場での体験学習を重視。教員養成系大学との連携で出前講座を設けるなど本格的な内容になる予定だ。
●埼玉
県立高校10校が5校に統合される。
- 普通科単位制 本庄(本庄と本庄北が統合)、豊岡(豊岡と入間が統合)
- 総合学科 吉川新校<パレットスクール>(吉川と草加定時制が統合)、幸手新校(幸手と幸手商業が統合)
- 普通科とスポーツサイエンス科の大井新校(大井と福岡が統合)
情報提供:安田教育研究所