愛知医科大の英語は2017年度以降2024年度まで、全て同じ問題形式でマーク式となっています。
試験時間は2016年度以降80分です。
大問数は2017年度以降2024年度まで、全て７問構成です。
一般入試合格者最低点は4科目合計500点満点中、2024年度288点、2023年度251点、2022年度281点でした。単純計算では50.2～57.6％です。従って、おおよその最低ラインの目安としては、60％程度が予想されます。

数Ⅲの微分積分に関する問題は、毎年出題されています。その他の分野では、数列、場合の数・確率、ベクトルの問題もよく出題されています。頻出分野があるとはいえ、幅広い分野から出題されているので、偏った分野の対策は有効ではないでしょう。

力学、波動、電磁気、熱、原子の全単元から満遍なく出題されます。よって、特定の分野に偏らず、全分野満遍なくしっかりと対策をする必要があります。

2024年度、2022年度の大問は２題でした。2020度、21年度では大問3題でした。2021年度は新型コロナウィルスの影響の特例措置のため後半部分の「合成高分子化合物」は出題範囲から外れました。記述式および選択式による出題で用語の空欄補充や、正誤問題、計算問題が出題されています。

遺伝子、動物の反応、代謝、発生といった医学部らしい分野で構成される傾向にあるものの、それに加えて、植物に関する問題や進化と分類に関する問題も出題されます。また、大問としては扱われにくい生態系に関する知識も小問の中で問われることがあり得るため、学習範囲の極端な絞り込みは危険です。