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江戸川女子高等学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2025年度「江戸川女子高等学校の英語」
攻略のための学習方法

問題全体としては、600単語を超えるような長文は出題されていないし、複雑な構文の理解を確認するような出題もなされていない。基本的で標準的な300~400単語の長文総合読解問題を1週間に2~3題演習することで、長文読解対策は十分である。その際に、英文中で使用されている基本的な構文(so ~ that …、not only A but also B、it is ~ for … to - など)を目にしたら、すぐにその訳や文構造を頭で思い描くことができるようになるまで、徹底した構文読解が必要である。
受験生の多くが「時間が足りなくて英文が全部読みきれなかった」「英文が長くなるとどこで切ってどうつなげるのかが全く見えてこない」などの悩みを抱えている場合が多いのではないだろうか。それらの悩みを解消する方法として以下に何点か挙げてみよう。

正確で迅速な読解力

合格するためには「正確で迅速」な読解力を必要である。つまり、精読と速読を同時に行うことができる能力である。仮に、この能力のことを「速精読力」と呼ぶこととする。速精読力を習得するために必要なことは、「一つでも多くの英文に接すること」なのである。具体的には、時間があれば一文でも多くの英文を読み込むことである。その際に、英文を目で追いながら、頭の中で英文の構造を理解し、適切な日本語訳を考えることである。そのためには、以下のことが重要である。

ⅰ)英単語・イディオムの知識を蓄えること

英文を正確に読むためには、「単語」や「イディオム」の知識が不可欠であることは言うまでもない。さらに、シンプルな単語であればあるほど、その単語が持つ意味は重層的であり、その複数ある意味の中から適切な意味を選択しなければ英文を正しく読解することは難しい。一つの英単語に一つの訳しか覚えていないと正確な長文読解もあいまいになり、自分の知っている英単語の意味をつなぎ合わせて「自分で作文をしてしまう」ことにもなりかねない。例えば、poorという単語を見てどのような訳を思いだすだろうか。まずは殆どの受験生は「貧しい」という訳をあてはめるであろう。しかし、poorにはその他にも「かわいそうな、劣悪な、苦手な(不得意な)」などがある。なぜそのような意味が出てくるのかといえば、poorとは「ある基準に達していない(不足)状態」という根源的な意味があるからである。つまり、その不足が「経済的」であれば「貧しい」となり、「スキル的」であれば「苦手な(不得意な)」となるのである。したがって、シンプルな単語ほど、その根源的な意味をしっかり押さえておくと、より正確に英文を理解できるようになるのである。そのためには「英英辞典」の活用も一つの有効な方法であろう。

ⅱ)文法事項を押さえること

単語・イディオムが理解できたとしても、目にした英文を適切に日本語訳ができない、という悩みをよく耳にする。その原因として考えられる最大の要素は、文法知識の欠如である。入試で問われる文法知識は、5文型(特にS、V、O、Cになり得る品詞の識別)、関係代名詞、比較級、不定詞、仮定法、話法、分詞と動名詞である。特に分詞については、現在分詞も過去分詞も形容詞的用法を持っており、入試英文では必ずこれらに関する知識が問われるのである。江戸学女子高校の入試においては、長文読解の問題数より文法問題やイディオムの知識を問う独立した問題が多く出題される。配点的には6割を超える高い配点であるので、そこで高得点を得るためにも基本的な文法事項の理解は、合格答案作成のためには不可欠である。

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2025年度「江戸川女子高等学校の英語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

大問Cは、適語補充問題<3分>。
基本的文法事項、動詞の用法などに関する正確な知識があれば完答も可能である。
大問Dは、整序問題<5分>。
文法事項、基本イディオム、語法などの知識を正確に当てはめること。
大問Eは、説明文の長文読解問題<10分>。
適文を選択する問題である。文脈を正確に把握して適切な選択肢を選ぶ。
大問Fは、説明文の長文読解問題<10分>。
内容真偽問題である。本文を正確に読み取ること。
大問Gは、説明文の長文読解総合問題<17分>。
適語選択、下線部訳、内容把握、整序問題、適語補充など総合読解問題。

【大問C】整序問題

  • 時間配分:3分
  • 1.最上級の英文を比較級で表す問題。最上級の内容は、比較級、原級でそれぞれ書き換え可能であり、この書き換え問題は頻出である。

    2.一般動詞の中には目的語を①to不定詞、②~ing(動名詞)のどちらかを取ることが決まっている。①の代表はwant、②の代表はenjoyであるが、①と②のどちらも目的語として取る動詞がある。stop、rememberなどがそうである。「~したことを覚えている」はremember ~ingとなる。また、remember to ~は「忘れずに~するように」という意味になる。

    3.日本文は「何度(回数)」を聞いているので、How many times である。また、timeは本来「数えられない名詞(不可算名詞)」であるのでtimesは「時間」という意味はなくなり、「回数」「~倍(3倍、4倍など)」「時代」の意味になる。

    4.「~があるか」というのはIs there ~である。

    5.「とても~なので…できない」はtoo ~ to …である。

    ※類似問題に挑戦しよう!

    問題
    1.次の文を、as と as を使った文に書き換えなさい。
    He is the fastest runner in his team.

    (解答)No other runner in his team runs as fast as he does.

    2. (  )内の動詞を適切な形に変えなさい。
    He stopped( smoke )for his health.

    (解答)smoking (タバコを吸うのをやめた)

    He stopped to smoke. となると「彼はタバコを吸うために立ち止まった」となる。to不定詞は「未来(これからのこと)」を表現するということもこの機会に覚えておこう。

    3. 次の文の空欄のうち適切な語を選びなさい。
    ( When / What / How ) is your favorite subject?

    (解答)What

    4. 次の2つの文を too… to… を使って1文にしなさい。
    She was very busy. She couldn’t help me.

    (解答)She was too busy to help me.

 

【大問D】整序問題

  • 時間配分:5分
1.「(人が)~して驚く」はI was surprised to ~である。「メールをもらう」という場合の「もらう」という動詞はgetを使う。
2.「明日の朝、雨が降ったら」という日本文は「条件」を表しており、その中の時制は仮に本問のように「未来形(明日雨が降る)」ではなく「現在形」を使う。
3.「話しかけられる」は受動態で表現する。「~に行く途中」はon one’s way to ~である。
4.「~(人)に…(物)を持ってくる」はbring+人+物である 「何か暖かい食べ物」はsomething hot to eatである。
5.「~するつもりである」はbe going to ~を使う。「大阪行きの電車」は関係代名詞を用いてthe train which goes to Osakaとなる。
 
【出題意図】
本問題は、日本語の文を構成する要素を理解し、それを適切な英語の語順で並べ替える能力を試すことを目的とした問題である。特に、以下の3つのポイントに重点が置かれている。
 
1.基本的な文型(S+V+O)の理解: 英語の文章の基本である「主語 (S) + 動詞 (V) + 目的語 (O)」の語順を正しく組み立てられるか。
 
2.句動詞と前置詞句: by way of、 look for、 go to のような複数の単語で一つの意味を持つ表現(イディオム)や、場所や方向を示す前置詞句を正しく配置できるか。
 
3.定型表現と慣用句: be going to、 be surprised at、 something hot など頻出する決まった言い回しを正確に使えるか。
 
※上記出題意図を踏まえて類似問題に挑戦しよう!
 
問題
以下の日本語の意味になるように、(   )内の語句を並べ替え、英文を完成させなさい。ただし、文頭に来る語も小文字にしてあります。
 1.私たちの先生は、私たちに英語を話すことをめったに許してくれません。 
( us / speaks / our / lets / to / teacher / rarely / English )
 
 2.私は、彼女が今までに見た中で最も美しい女優の一人だと思います。
 ( I / of / ever / most / one / think / seen / the / beautiful / actresses / she / is / has )
 
 3.その少年は、昨夜、何が起こったのか私に話すことを拒否しました。 
( what / me / last / to / happened / refused / tell / the / night / boy )
 
 4.もしあなたが明日来るなら、私はあなたを駅まで車で送ることができます。 
( drive / I / you / to / if / can / come / the / you / station / tomorrow )
 
 5.その絵は、とても高価なので、私はそれを買うことができませんでした。 
( it / so / buy / expensive / that / was / I / couldn’t / the / was / painting )
 
解答と解説
1.解答: Our teacher rarely lets us speak English.
o解説: let O do(Oに〜させる)の構文と、頻度を表す副詞 rarely の位置がポイント。動詞 lets の前に rarely を置く。
 
2.解答: I think she is one of the most beautiful actresses I have ever seen.
o解説: one of the most…(複数形)(最も〜なもののうちの一つ)の最上級の表現と、関係代名詞の省略が問われてる。actresses の後に I have ever seen が続く。
 
3.解答: The boy refused to tell me what happened last night.
o解説: refuse to do(〜することを拒否する)という不定詞を伴う動詞の用法と、what が導く間接疑問文の語順がポイント。what はここでは名詞節を導く。
 
4.解答: I can drive you to the station if you come tomorrow.
o解説: if 節(条件節)と主節の組み合わせである。if 節の中は現在形 come を使い、主節は未来の意味を持つ can drive を使う。drive は他動詞で、drive you となる。
 
5.解答: The painting was so expensive that I couldn’t buy it.
o解説: so~that…(とても〜なので…)という結果を表す構文です。so の後に形容詞 expensive が続き、that 以下で結果を述べます。
 

【大問E】説明文長文読解(適文選択)問題

  • 時間配分:10分

1.直後にYou should have taken the garbage out yesterday.とあることから、the garbageから「何かの匂い」が生じていると考えられる。
2.直前にremove the smellとあるので「匂いを取り除く」ためにどうするかを選択する。
3.「匂い」を消すための「芳香剤(These products)」の特性について述べた個所である。
4.「悪臭」の発生源として「腐った食べ物」「カビ」「ペットの匂い」が挙げられており、これらの悪臭を除去するための物質として何が例示されているかを示す英文を選択する。
5.直前の文はIf you don’t want to use…とあり、「強烈な化学物質」及び「強い香り」を家庭内で使用したくない場合に、「芳香剤を全く使用したくならないかもしれない」と続く。

※類題に挑戦しよう!

長文読解問題
以下の文章を読み、空欄 【 1 】 ~ 【 5 】 に入れるのに最も適切な文を、後の選択肢(a)~(e)より一つ選びなさい。
Last summer, my family and I went to Hokkaido for a trip. It was my first time to see a real lavender field. 【 1 】 We decided to rent bicycles to explore the area. The air was fresh and a little cool, even in the middle of summer. I was so excited to see the beautiful flowers.
As we rode our bikes, we saw a small farm selling fresh lavender ice cream. 【 2 】 We stopped to buy some, and the taste was wonderful. My little brother didn’t want to try it at first. He said, “It looks like something from a cartoon!” 【 3 】 But after he took one bite, he said, “Wow, this is so good!”
After that, we rode to the top of a small hill. From there, we could see the entire valley. The field looked like a purple carpet, and the colors were so bright. 【 4 】 I took many pictures with my camera and my smartphone. I wanted to remember this moment forever.
When we finished our ride, we returned the bikes and headed to a souvenir shop. My mother bought some lavender soaps and a small bottle of lavender oil. 【 5 】 We also bought some small lavender sachets to put in our clothes drawers. It was a perfect way to end our day.

(a) I tried to tell him that it was a famous local dessert.
(b) The farm’s owner told us that it was a very popular product.
(c) The sky was a clear blue, and the view was breathtaking.
(d) Our goal was to see the famous lavender fields in Furano.
(e) It was the most delicious ice cream I have ever tasted.

解答と解説
1.解答: (d)
o解説: 前の文で「北海道に旅行に行った」と述べており、この文は旅の具体的な目的を説明してる。次の文で「自転車を借りて探検することにした」と続き、旅の目的である「富良野のラベンダー畑」へ向かう様子が自然に繋がる。

2.解答: (b)
o解説: 空欄の前の文で「小さな農場がラベンダーアイスクリームを売っているのを見かけた」と述べている。この文は、そのアイスクリームが「とても人気のある商品だ」と説明しており、私たちが立ち寄って買った理由を補足している。

3.解答: (a)
o解説: 弟がアイスクリームを「漫画に出てくるものみたいだ!」と言って食べるのをためらっている状況である。それに対し、(a)の「それが有名な地元のデザートだと彼に伝えようとした」という文は、弟を説得しようとする行動を表しており、次の文の「一口食べたら、『すごくおいしい!』と言った」という結果に繋がる。

4.解答: (c)
o解説: 空欄の前の文で「丘の上から谷全体を見渡せた」と述べており、この文は、その時の天候と景色が素晴らしかったことを描写している。後に続く「カメラとスマートフォンでたくさんの写真を撮った」という行動の理由を補強している。

5.解答: (e)
o解説: 前の文で「ラベンダーアイスクリームを買った」と述べ、この文はそのアイスクリームの味について感想を述べている。続く文で「弟も美味しいと言った」という話に繋がっていく。

【大問F】内容真偽に関する長文読解問題

  • 時間配分:10分

内容を正確に読み迅速に選択肢の正誤を判断する。内容が正しい選択肢は、
3.「古代エジプトの王は、運びやすいベッドを使用した」
5.「暖かさとプライバシーを保つために、人々はベッドの周りに柱やカーテンを利用した」
6.「1820年以降、木製ベッドよりも健康に良いという理由で金属製ベッドが人気となった」
8.「本文は、歴史上の色々なベッドと人々がいかにしてより良い睡眠をとろうとしていたかを主に述べた文章である」

【出題意図】
本問題は、英文を正確に読み解き、細かなニュアンスや事実関係を正しく判断する力を試している。特に以下の点に注意が必要である。
1.比較表現の理解: better for health than(〜よりも健康に良い)のような比較表現を正しく読み取ること。
2.時制の把握: after 1820(1820年以降)など、時間の前後の関係を正しく理解すること。
3.部分的な単語の一致に惑わされないこと: 本文に同じ単語があるからといって、必ずしも文全体が正しいとは限りません。文脈全体を把握する必要があります。

【重要文法事項】
1. 比較級と最上級
本文には、better for health than beds made of wood(木製のベッドよりも健康に良い)などの表現が出てくる。

•比較級: 形容詞/副詞 + -er + than または more + 形容詞/副詞 + than で「〜よりも…だ」という意味を表す。
•最上級: the + 形容詞/副詞 + -est または the most + 形容詞/副詞 で「最も…だ」という意味を表す。
•文章の細部を正確に理解するためには、何と何を比較しているのか、何が最も優れているのかを正しく把握することが不可欠である。

※上記事項を踏まえて類似問題に挑戦しよう!

問題
次の英文を読んで、下の質問に対する答えとして正しいものを一つ選びなさい。
The history of bicycles is quite interesting. The first bicycle, called the “velocipede,” was invented in Germany in 1817. It had two wheels but no pedals. Riders had to push the ground with their feet to move forward. This was slower and more tiring than running.
Later, a man named Kirkpatrick Macmillan from Scotland invented a bicycle with pedals in 1839. This was a very important invention. People could now ride the bicycle much faster than before. But it was still not very popular because it was hard to control.
The modern bicycle, which we use today, became popular in the late 19th century. These bicycles were much lighter and easier to ride. They made it possible for many people to travel longer distances than they could on foot. The bicycle became one of the most important forms of transportation in the world.

1.The first bicycle was invented in 1839.
2.Riding the “velocipede” was faster than running.
3.Kirkpatrick Macmillan invented the modern bicycle.
4.Modern bicycles are lighter and easier to ride than early bicycles.

≪日本語訳≫
自転車の歴史はとても興味深いものです。最初の自転車は「ヴェロシペード」と呼ばれ、1817年にドイツで発明されました。2つの車輪がありましたが、ペダルはありませんでした。乗り手は地面を足で蹴って前に進まなければなりませんでした。これは、走るよりも遅く、より疲れるものでした。
その後、スコットランド出身のカークパトリック・マクミランという男性が、1839年にペダル付きの自転車を発明しました。これは非常に重要な発明でした。人々はそれまでの自転車よりもずっと速く乗れるようになりました。しかし、操縦するのが難しかったため、まだあまり人気はありませんでした。
私たちが今日使っている現代の自転車は、19世紀後半に普及しました。これらの自転車は、はるかに軽くて乗りやすかったのです。これにより、多くの人々が徒歩よりも長い距離を移動できるようになりました。自転車は世界で最も重要な交通手段の一つとなりました。

解答と解説
解答: 4

解説:
1. The first bicycle was invented in 1839.
o本文に The first bicycle, called the “velocipede,” was invented in Germany in 1817. とあり、間違いです。

2. Riding the “velocipede” was faster than running.
o本文に This was slower and more tiring than running. とあり、間違いです。slower than(〜よりも遅い)という比較級の表現を正確に読み取る必要があります。

3. Kirkpatrick Macmillan invented the modern bicycle.
o本文に Kirkpatrick Macmillan from Scotland invented a bicycle with pedals in 1839. とありますが、これは「ペダル付きの自転車」であり、The modern bicycle, which we use today, became popular in the late 19th century. とは別のものです。したがって、間違いです。

4. Modern bicycles are lighter and easier to ride than early bicycles.
o本文に These bicycles were much lighter and easier to ride. とあり、これは初期の自転車と比べて現代の自転車が「はるかに軽い、そして乗りやすい」ことを示しています。この文は本文の内容と一致するため、正しいです。

【大問G】説明文の長文読解総合問題

  • 時間配分:17分

1.適語選択問題<2分>。
(a)後半の文章(主節)の形から、仮定法過去の文章になっている
(b)空欄の前後関係は逆接であるので、逆接を表す接続詞を選択する。
(c)直前のgolden eaglesを説明する文章が続いているので、物を先行詞とする関係代名詞を選択する。

2.語句解釈問題<2分>。
下線部(1)の単語には「保護、保存」という意味がある。

3.語形変化問題<1分>。
文法的に受動態の意味を持つ過去分詞に語形を変える。

4.下線部訳問題<3分>。
比較級構文の訳である。正確に比較の対象を識別し訳出すること。

5.語句解釈問題<1分>。
前文のthe scientists moved the golden eagles away from the island foxes.を参考に考えること。

6.整序問題<3分>。
help+人+動詞原形を中心に英文を組み立てる。さらに間接疑問文を続ける。

7.英問英答問題<3分>。
英問の内容は以下の通り。

「アメリカ合衆国国立公園局(NPS)の役割は次のうちどれか」

以下は本問における重要文法事項と類似問題である。

【重要文法事項】

1. 関係代名詞 (which、 who、that)
文章中の空所(a)〜(c)を埋める問題などに関係代名詞が問われている。
•who: 人を先行詞にとる(〜する人)。
•which: 人以外を先行詞にとる(〜する物・事)。
•that: 人、物、事の両方を先行詞にとることができる。特に、先行詞に最上級などがある場合にはthatを使う。

2. 動詞の形(現在完了、不定詞、分詞など)
•不定詞(to + 動詞の原形): 目的や理由を表します。「〜するために」
•分詞(-ing形 / -ed形): 動詞から形容詞や副詞の働きをする言葉です。
•現在完了形(have/has + 過去分詞): 過去に起こったことが現在に影響していることを表します。

3. 品詞の働き(形容詞、副詞、名詞、動詞)
下線部のconservation(保存)は、動詞conserveの名詞形です。このように、単語の品詞が問題のポイントになる。
•名詞: 物や事を表す。conservation、 transportation、 invention
•動詞: 動きや状態を表す。conserve、travel、 invent
•形容詞: 名詞を説明する。important、lighter
•副詞: 動詞、形容詞、他の副詞を説明する。much、 very、 fast

※類似問題に挑戦しよう!

問題
1.次の空所( )に入れるのに最も適切なものを、それぞれ下の①〜④から選び、記号で答えなさい。
A. The professor, (   ) reputation is well-known, will give a lecture next week.
① who  ② whom  ③ whose  ④ that

B. The reason (   ) she was absent from school was that she had a bad cold.
① for  ② why  ③ which  ④ because

2.次の下線部が文法的に誤っているものを一つ選び、正しい形に直しなさい。
A. He didn’t know what to say to her.
B. This is a serious problem that needs to be addressed.
C. She is the only person whom I can rely on.
D. The movie I watched it last night was very exciting.

3.次の日本文の意味になるように、[ ]内の語句を並べ替えなさい。(1語不要)
何が起こったのか、彼には分からなかった。
He didn’t know [ what / happened / was ].

解答と解説

解答:
1.A. ③ whose  B. ② why
2.D. I watched it last night → I watched last night
3.He didn’t know what happened.

解説:
1.AとBの関係詞:
oAの空所は、先行詞であるthe professor(教授)の「評判(reputation)」が「よく知られている」という所有関係を表している。このような場合はwhoseが適切である。whoseは所有格の関係代名詞として使われ、the professor’s reputationをwhose reputationに置き換えている。
oBの空所は、the reason(理由)を説明している。先行詞が理由の場合、関係副詞のwhyを使う。

2.文法的に誤っている部分の特定と修正:
oA. what to say to her: what to doの形で、「何を〜すべきか」という名詞句として正しい。
oB. that needs to be addressed: a serious problemを修飾する関係代名詞thatの主格用法として正しい。
oC. whom I can rely on: the only personを修飾する関係代名詞whoの目的格用法として正しい。
oD. I watched it last night: the movieが目的語なので、関係代名詞が目的語の役割を果たす。itは不要である。The movie I watched last night was very exciting.が正しい文になる。

3. 語句の並べ替え:
oこの文は、He didn’t know …という主節の後に、whatで始まる間接疑問文が続く構造である。
o「何が起こったのか」は、whatが主語になっているので、what happenedという語順になる。
owasは不要である。
上記問題を通じて、関係詞の格(主格、所有格、目的格)や、関係副詞、そして間接疑問文の構造について理解を深めることが重要である。

攻略のポイント

全体的に、複雑な構文や文法事項は出題されていない。極めて標準的な設問である。基本的な文法事項や語法、イディオムは確実に覚えておきたい。文法事項としては、関係代名詞、不定詞、動名詞、比較、話法、分詞(現在分詞・過去分詞の形容詞的用法)などは、特に要注意である。基本的なイディオムも単に暗記しているだけではなく、英文の中でどのような使われ方をするのかをより実戦的に理解する必要がある。そのためにも、さまざまな英文を読み、その中で使われているイディオムや構文に対する理解を深める対策をしっかり行うことが重要である。

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