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東邦大学付属東邦中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2025年度「東邦大学付属東邦中学校の算数(帰国生入試)」
攻略のための学習方法

まずは、本校における帰国生入試と1月以降の入試との比較から説明していくことにする。

試験時間はどちらも45分であるが、問題の難易度は異なる。1月以降の入試では、やや高度の問題も出題されているが、帰国生入試は、高度な問題はあまり出題されていない。ただし、小問集合については、どちらの入試も難易度にそれほどの差は見られない

また、要求されるスピードについては、帰国生入試の方がやや試験時間にゆとりがある。

以上のことから、本校の帰国生入試では、分野を問わず、オーソドックスな問題にきちんと対応できるかが問われていることがわかる。「高度な応用力まではあまり要求しないが、中学受験をするうえで学ぶ標準的な内容は身につけておいてほしい」という学校からのメッセージが込められているように感じられる。

塾などで使っているテキストの標準的な問題にきちんと取り組み、定着させることができれば、本校の帰国生入試に十分対応することができるだろう。頻出分野は存在するが、入試問題の特性を考えると、特定分野の学習に偏り過ぎないようにしたい。ただし、苦手分野がある場合は、その分野の強化をしっかり行う必要はある

また、帰国生入試は試験日が12月の初めと早いことにも注意しなければならない。12月初めということは、冬期講習が始まる前ということになる。各分野の最終確認は冬期講習以降で行うことが多いが、その機会を待つことができない。したがって、6年生の学習スケジュールは通常より早く進めておくか、定着度を高めておく必要がある。学習スケジュールなどに不安を感じた場合は、早めに信頼できる指導者にアドバイスをもらうことが重要である

つづいて、過去問演習について説明する。本校の帰国生入試の過去問は、一般的な過去問題集に数年分掲載されているので、しっかり取り組むことができる。計画的に取り組めるようにスケジュールを考えておきたい。なお、平均点などについては、学校の公式ページで確認できるようになっている。

さて、1月以降の本校の入試を受験しないのであれば、1月以降の過去問まで手を広げる必要はないと考えてよい。もちろん、余力があれば1月以降の入試に取り組んでもよいが、終盤の大問は難易度にかなり差が見られる。また、帰国生入試、前期入試それぞれの分析において、時間配分の目安を設定しているが、帰国生入試の時間配分の方が時間を長めに設定していることにもご注意しよう

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2025年度「東邦大学付属東邦中学校の算数(帰国生入試)」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

計算問題→小問集合→大問形式という一般的な問題構成になっている。
今年度の受験者平均点は、45.9点であった。帰国生入試としては、標準的な平均点といえる。
試験時間は45分である。特にスピードは要求されてないので、慌てて解く必要はないだろう。

【大問1】計算問題

  • 難度:
  • 時間配分:4分
  • ★必答問題

計算問題が2問。式が長いので注意深く計算したい。

【大問2】小問集合

  • 難度:標準
  • 時間配分:11分
  • ★必答問題

(1)は循環小数についての問題。分母が999なのでどのような小数になるか分かりやすい。

(2)は空欄にあてはまる数を求める問題。

(3)は速さの問題。つるかめ算を利用する典型的な問題である。

(4)では、おうぎ形を転がしたときに点Pが何cm動いたかを求める。基本的な問題である。

(5)は場合の数の問題でサイコロの目の出方が何通りあるかを求める。計算よりも調べる要素が大きい問題になっている。

【大問3】約束記号

  • 難度:標準
  • 時間配分:3分
  • ★必答問題

(1)は素直に計算するのみ。

(2)は、aとbの比を求める問題。まずは、与えられた式をaとbを使った簡単な式に直してみればよい。a-bとa+bの比が分かるので、そこからaとbの比を求めればよい。

【大問4】平面図形

  • 難度:標準
  • 時間配分:6分
  • ★必答問題

相似比・面積比に関する問題である。

(1)ではQR:ACを求める。AR:AC、AQ:QCに注目すればよい。

(2)ではBC:CSを求める。相似な図形に注目していけばよい。

(3)では、三角形CQSと三角形APRの面積比を求める。底辺の比、高さの比に注目するとよい。

【大問5】立体図形

  • 難度:標準
  • 時間配分:6分
  • ★必答問題

立方体を切断する問題。難易度はそれほど高くはなく、きちんと練習していれば3題とも正解できるはず。

(1)はP、Q、Rを通る平面で切ったときの体積を求める問題。三角すいの体積を求めるだけの易しい問題である。

(2)ではD、Q、Rを通る平面で切ったときの体積を求める。切断すると三角すい台となる。

(3)ではA、Q、Rを通る平面で切ったときの体積を求める。三角すいから、2つな小さな三角すいを切り取った立体ができる。

【大問6】点の移動

  • 難度:標準
  • 時間配分:10分
  • ★必答問題

2点P、Qがきまりにしたがって動く問題。やや複雑な設定になっている。

(1)ではPが出発してから11/3秒後の位置関係を考える問題。角速度を求めれば、あとは難しくない。

(2)は、2点P、Qがはじめて同時に出発地点につくまでの状況を考える問題。2点の位置関係(角度)の変化がわかるようなグラフを書いてみるとよい。

(3)では、100回目に3点O、P、Qが一直線に並ぶまでの時間を求める。(2)で書いたグラフを利用するとよい。

攻略のポイント

今年度も、全教科合計の受験者平均点と合格最低点が近かった。算数は55点以上を目標にしたいところ。
全体を通してみると、オーソドックスな問題にきちんと対応できる力が問われている。日々の学習で学んだ通りの解法で解いていけばよい。
【大問1】の計算は、やはり落とせない。時間をおいて、見直しをするとよい。
【大問2】の小問集合は、典型的な問題が中心。ここで得点を重ねておきたい。
【大問3】以降の大問では、解きやすい小問がいくつか含まれている。【大問3】以降は、半分正解できればOKという感覚で取り組むとよい

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