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ラ・サール中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2025年度「ラ・サール中学校の社会」
攻略のための学習方法

[形式・分野]

大問数4・小問数40~50前後がラ・サール中のほぼ定型の問題構成となっている。
小問ごとに短いリード文がついている問題が多く、その中に下線部で細かい問いが設けられているものもある。用語記入と記号選択では記号選択の方が多い傾向。記述問題は年度によって異なるが、1行ほどのもの1~2問出されるのも通例である。
分野別では地理・歴史・現代社会分野(政治経済分野も含む)でほぼ均等の出題量となっている。

基本事項を問う問題が多いが、その中にやや細かい知識を問う難しい問題もまぎれており、答えられれば他と差をつけられる
問題数は特に多いわけではないが、リード文を合計するとけっこうな文章量になり、迷うことなくてきぱき答えていかないと40分という時間は足りなくなる恐れもある。スピードが必要とされる試験となっている。

[地理分野]

国土と自然、各地域の農林水産などの産業、人口統計を用いた問題などが出題されている。
地図を用いた問題も見られる。地形図・統計・表やグラフなど、地理分野では資料が多く用いられるのが本校の試験の特徴である。データを読み取ったり比較したりするのにある程度の時間はかかるので、この分野は最後にまとめて考えてもいいかもしれない

各地の地形と気候、それに基づく産業の特色など、地図や白地図などで体系的に整理して暗記し、統計資料の数値の意味なども考えながら学習を進めよう

[歴史分野]

地理分野と異なり、資料はあまり使われていない。
各時代から幅広く出題され、大きな偏りは無い。人物や出来事についてまずは基本事項を押さえる。そして年表などで、「誰が」「どこで」「何をして」「その結果どうなる」というようなつながりをまとめるようにすれば、よく出されている並べ替え問題などでも迷わず正解を選べるだろう。

[政治分野・現代社会分野]

政治経済分野では日本国憲法や政治のしくみ、現代社会分野では前年度など直近の出来事などについて訊かれる問題が多い。国際連合や日本と関連の深い国々についての問題も見られるので、時事問題集などで簡単に説明できるくらいには覚えておこう。

[記述問題]

記述問題は1行ほどの文量で、出来事の理由・原因を説明するタイプの問題が多く出されている。統計を読み取って自分の考えを述べるなどの論説タイプではなく字数も少ない。基本的な記述問題集などで、短文記述の練習を積んでおけば役立つだろう。難関校の記述問題としてはさほど難しくはないので、しっかり得点できるよう準備しておきたい。

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2025年度「ラ・サール中学校の社会」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

総解答数は45問ほどで、記号選択の問題が多く、1行程度の記述が2問出されている。残りは適語記入と時代順の並べ替えなど。
選択肢問題・適語記入は出来るところを速やかに終え、ある程度時間がかかりそうな資料の読み取りが多い地理分野は最後に考えるのが良いかもしれない。

【大問1】現代社会分野

  • 難度:やや難
  • 時間配分:7分

2024年の出来事を題材とした問題。

問1 桃の節句(3月)→端午の節句(5月)→七夕(7月)→お月見(9月・10月)→七五三(11月)

問2 ア. 台湾は中華民国として中華人民共和国とは別の国であると主張し、中国は反発し軍事的な圧力を強めている。

問3 イギリスは労働党と保守党の二大政党制が長く続いており、スターマー氏は労働党の党首である。

問4 
 ア. スペインではなく、ポルトガルの植民地であった。
 オ. 日本の最大の鉄鉱石の輸入先はオーストラリアである。

問5 
 ア. メッカやメディナはサウジアラビアにある。
 ウ. イスラム教では偶像支配は禁止されているので、神の像はない。
 オ. イスラム教は豚肉を食べることを禁じている。

問6 ベルリンの壁

〔ワンポイント!――大問1では前年の出来事について訊かれる場合が多い。鹿児島県(2024年度)など、地域を限定した問題もあった。前年の出来事について重大ニュース集や新聞・テレビなどで注目して覚えておこう。

【大問2】地理分野

  • 難度:標準
  • 時間配分:13分
  • ★必答問題

各地の人口や産業の特徴などについて訊かれている。

問1 
 (1) 西から順に、木曽川・長良川・揖斐川である。
 (2) 輪中
 (3) 輪中は川の氾濫などに備えた地帯なので、選択肢イが選べる。

問2 
 (1) 東京都
 (2) 図で示された年齢層が生まれたのは1946~1950年で、戦時中は出産を控えていた人たちが一斉に子供をもうけ、第1次ベビーブームが起こった。
 (3) 
  ① 就職先や進学先が少ない
  ② 学校や職場が多く存在する都市部ほど10代・20代の転居が多くなるので、アが新宿区、次に多いエが福岡市と考えられる。同様に考えてウは鹿児島、イは屋久島であろう。

問3  
 (1) 大都市に近くて発電量が大きく、燃料などの搬送に適した臨海部に多いであろうから、選択肢エが選べる。
 (2) アは海岸に面していて季節風など風が強く吹く地域が多いので、風力発電と考えられ、青森県が選べる。イは地熱発電、ウは水力発電である。

問4 
 (1) B. 表ウは日本のシリコンバレーとも称される九州地方・熊本県を示している。半導体や精密機器の生産に石炭は使用されない。
 (2) 千葉県はコンビナートが石油化学製品の生産が盛んなのでイ、広島県は自動車や関連部品の生産が盛んなのでア。

問5 
 (1) 伊豆半島
 (2) エは渥美半島を示している。豊川用水が引かれ、水の安定供給が可能になった。

〔ワンポイント!――地理分野では地図・統計などの資料が多く用いられる。資料集などで、データの見方や比較のしかたなど十分慣れておこう。

【大問3】政治経済分野

  • 難度:標準
  • 時間配分:7分
  • ★必答問題

憲法や政治のしくみなどについて訊かれている。

問1 エ. 他人の名誉を侵害した場合は名誉棄損で罪に問われることがある。

問2 すべて正しい。

問3 ⅰ. その選挙区でもっとも得票数の多い候補が当選するので、必ずしも過半数は必要ない。 

問4 ア. 第一党でも過半数に満たず、野党の連立政権が組まれることもある。

問5 ⅱ. 公正取引委員会は独立した機関で、委員長は国務大臣でなくてもよい。

問6 ア. 辞任するか、議会を解散するかである。

問7 ウ. 弾劾裁判所は国会内に設置され、「下級裁判所」にはあたらない。

問8 過半数が無罪の意見なので無罪となる。有罪の判決を下す場合は少なくとも1名の裁判官を含む過半数が必要である。

〔ワンポイント!――覚える項目は少ないので、一度しっかり暗記してしまえば得点源にできる分野である。

【大問4】歴史分野

  • 難度:標準
  • 時間配分:13分
  • ★必答問題

各時代の出来事や人物について訊かれている。

問1 
 ウ. 満州事変・1930年代・国際連盟脱退のきっかけになった
 エ. 太平洋戦争・1940年代・「欲しがりません勝つまでは」という標語が広められた

問2 エ. 農民の税負担に大きな変化はなかった。

問3 
 イ. 東海道新幹線の開業は1964年。
 エ. ウクライナへの侵攻は2022年に始まった。

問4 
 イ(1590年)→オ(1600年)→ウ(1612年)→ア(1615年)
 東照宮は家康が死後祀られた場所である。

問5 ⑦ 飛鳥時代→⑥ 奈良時代→⑤ 鎌倉時代

問6 
 ア. 卑弥呼については『日本書紀』ではなく、『魏志』倭人伝に記されている。
 イ. 来航禁止にしたのはスペインではなく、ポルトガルである。
 エ. 1951年のサンフランシスコ平和条約には、ソ連や中国は参加していない。

問7 
 (1) 関東大震災
 (2) 1925年に満25歳以上のすべて男子に選挙権が与えられる普通選挙法が施行された。

問8 選択肢ウの中の「綿糸」を「綿花」に変える。

問9 オ(平安時代中期)→ア(平安時代後期)→カ(戦国時代・安土桃山時代)→ウ(江戸時代)→イ(大正時代)→エ(昭和時代)

問10 ⑪(山口県)→⑩(京都府)→⑨(神奈川県)→⑫(青森県)

〔ワンポイント!――時代順の並べ替えが毎年出されている。年号で覚えてしまえば自信をもって答えられるので、学習したら極力暗記してしまうようにしよう。

攻略のポイント

地理分野で地図や統計、グラフや表を使った問題が多く出されている。類似問題を多くこなしてよく練習しておこう。
他の分野は文章だけの設問が多いが、小問ごとに短いリード文がつき、合計すると読む量は多くなる。他分野をまず先に終え、資料が多い地理分野は時間がかかる場合もあるだろうから最後に考えるといいかもしれない。全体としてスピードは必要なので、意識して過去問に取り組もう。

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