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2010年 首都圏私大入試総括(2010.4)

2010年 首都圏私大入試総括(2010.4)

 ● 明治大が志願者数で早大を抜いてトップに

2010年入試も終わりました。全国の私大の50%近くが定員割れを起こしているという状況とはまったく別次元で首都圏の私大入試は展開されているようで す。年毎に多少の増減はあるものの、志願者の規模は上智大を除けば、5万人以上のレベルで推移しています。中央と地方の大学間格差はもう埋めようがないま でになっているといえるでしょう。

今年の首都圏私大入試の最大の話題は、志願者数で13年間首位をキープしてきた早大が明治大に抜かれたことでしょう。明治大の総志願者数が115700 人、早大が115515人でその差はわずか185人でした。対前年比の数字で見ると、早大が5651人減に対して、明治大は9464人増となっています。 しかし、両大学の入試システムの違いを考慮すれば、早計に明治大の躍進・早大の凋落と結論づけることにあまり意味はないでしょう。入試のシステムが全く異 なるからです。

早大の入試は一般入試とセンター利用が各学部1回で極めてシンプルですが、明治大は一般入試の複線化がかなりあり、センター利用にも複数のパターンがあり ます。さらに学部別入試のほかに、全学部一斉入試があり、この全学部一斉が学部共通問題で併願可能という複雑なシステムになっています。受験機会の数にか なりの違いがありますので、同じ土俵で単純に比較をすることに無理があります。

また志願者数の増減から見ても、確かにマイナス5651人、プラス9464人というのは大きい数字ですが、少子化状況下で志願者数が10万人以上の入試に なると、これくらいの増減はいくらでも起こりうると考えた方がよいでしょう。受験機会が増えているだけで、実質的な志願者数が増えているわけではないの で、志願者数アップと言っても見かけ上の数字に過ぎない部分が多いといえます。

● センター試験の平均点ダウンで私大のセンター利用が増加

私大全体の志願者数に目を移すと、有力大学は多少の増減はあっても、全体的には堅調であったといえるでしょう。その理由のひとつとして、センター試験平均 点が低かったことが挙げられます。国立大受験生が私大に保険をかけたケースが多かったと想定されるためです。実際に入学するかどうかは別にして、とりあえ ずどこかを押さえておきたいと考えるのが受験生心理だとすれば、それにピッタリなのが私大のセンター利用です。受験生は、私大の個別入試を受けに行く必要 はなく、センターを受けていればいくつでも出願ができるからです。各私大のセンター利用が全体的に増えているのはその反映と言えます。

個別の大学の結果を少し拾ってみると、慶大は今年も学部新設や入試の変更・受験機会の複数化などをほとんど行っていないのに、5万人近い志願者を集め、相 変わらず慶応ブランドの強さを見せつけています。前年より1352人減は、実質的にはプラスと言ってもいい数字です。上智大も志願者の規模は少ないです が、ブレ幅が少なく人気は安定しています。

MARCHでは都内にキャンパスの中心がある明治大・立教大・法政大がプラス、郊外にキャンパスの中心がある青山学院大、中央大がマイナスという結果がはっきり出ています。

2年後に渋谷へのキャンパス回帰で注目の青山学院大の志願者ダウンは意外ですが、今年から全学一斉方式も導入してのマイナスなので、数字以上のダウン幅と 言えます。渋谷移転のアナウンス効果がまだ出ていないのか、前年の大幅アップの反動なのか、これから検証されることになりますが、移転が具体化する来年以 降が青山学院大にとって本当の試金石となるでしょう。

明治大・立教大・法政大は前述のようにいずれもセンター利用の志願者が大幅に増えています。センター利用の志願者は国公立の併願が多く、レベルが高いがそ の分歩留まりが悪く、上記の大学でも2割に達しないと言われています。見かけ上の志願者が増えるだけで入試としては健全ではありませんが、私大を取り巻く 厳しい環境を考えるとそんな綺麗事も言っていられないのかもしれません。

MARCHに続く、日東駒専がそろって志願者アップになったのも今年の入試の特徴です。このクラスの大学もセンター利用を含めて受験機会が多いシステムに なっていますが、このあたりのレベルで志願者が増えているのは、とにかく現役で入りたいという受験生の志向が反映しているためでしょう。

なお各大学のセンター利用志願者の占める割合(センター依存率とでも呼ぶべきもの)は中央大学が最も高く、全志願者のほぼ半分を占めています。

情報提供:安田教育研究所

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