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中央大学 経済学部 国語
入試対策と勉強法

出題傾向・攻略のための勉強法・推奨テキスト

中央大学 経済学部 国語

ここでは、中央大学の経済学部を目指す方に対して、国語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。

※本大学では2021年度に大幅な大学入試制度改革が実施されました。それに伴い一般の選抜は、「6学部共通選抜」・「学部別選抜(一般方式/英語外部試験利用方式/大学入学共通テスト併用方式)」・「大学入学共通テスト利用選抜[単独方式]」という3つの選抜方法となっています。
本稿では、経済学部の学部別選抜Ⅰ・Ⅱの説明となっています(ⅠとⅡは試験日が異なるのでもちろん、別問題だが出題形式・内容はほぼ同じです)。また、一般方式・英語外部試験利用方式・大学入学共通テスト併用方式ともに国語の問題は同じです。尚、本方式の試験は20年度以前の経済学部の学部別選抜ともとても類似しています(但し、20年度以前は出題形式・内容は同じながら、学科によって問題そのものは違っていました)。
尚、準拠しているのは基本的に21年度の学部別選抜Ⅰ(2月14日実施分)の試験問題です(但し、一部は22年度や20年度以前にも言及しています)。

中央大学経済学部 国語試験の出題傾向とは

出題範囲(分野)

試験教科・科目は「国語総合(漢文を除く)」です(2020年度以前も同じ)。
「現代文」は2題で論説文(評論文)がほとんどです(稀に随筆が出題されることもあります)。文章内容は科学論・公共論・教育論・生命論、社会論・哲学論・芸術論・映画論・文明論・文学論等と実に多種多様で、「現代文」では珍しい歌論が出題されたこともあります(15年度)。硬質な文章も多くやや読みづらく、高度な語彙力も求められます(21年度の学部別選抜Ⅰは、社会論の百木漠「ポスト・トゥルース」と哲学論の酒井隆史「暴力の哲学」)。「知識」は小問として扱われ、漢字(読み・書き)、語句の意味、四字熟語、慣用句、故事成語など、幅広い分野から出題されます。
「古文」は1題で、主に古代~近世の説話(頻出)、日記・歌論書・随筆・物語といった題材(和歌も含まれる)が多いですが、中には江戸時代の古語用例集といった馴染みの薄い題材もあります(15年度)。21年度の学部別選抜Ⅰは鎌倉前期の擬古物語である「住吉物語」でした。文語文法から内容解釈までの総合的読解力、そして、文学史や歴史的背景を含めた古典常識も問われます。語句の意味、現代語訳は必出です。

出題量と時間配分

問題文の文章量は、「現代文」が2題合わせて6000~8000字強ほどで他の私大上位校と比較してやや多め、「古文」は400~900字程度とバラつきがありますが、標準的です。
試験時間は60分です。もちろん、あまり余裕はありません。正確さと同時にスピードも考慮する必要があります。先に「古文」を15分強で手際よくこなし、「現代文」は45分弱をかけてしっかりと解いていきましょう。

出題形式

大問3題が完全に定着しています。
大問一は論説文(評論文)で、小問は6~9問ほどです(解答数は10~20程度。そのうち5~7問ほどが記述方式)。2021年度の学部別選抜Ⅰは小問7問で解答数は15、記述方式は5つの漢字の書き取りのみでした。
大問二も論説文(評論文)(稀に随筆)で、小問は4~6問程度です(解答数は4~9ほどで、そのうち1問ほどが記述方式)。21年度の学部別選抜Ⅰは小問4問で解答数は7、全てマーク方式でした。
大問三は「古文」で、小問は6~7問ほどです(解答数は6~12程度。そのうち1問程度が記述方式)。21年度の学部別選抜Ⅰは小問6問で解答数は12、全てマーク方式でした。

解答形式

2021年度までは「マーク方式」と「記述方式」の併用型だったが、22年度の学部別選抜Ⅰ・Ⅱは全てが「マーク方式」となりました(今後の動向に要注意)。
「現代文」のマーク方式では内容(非)合致判別(択一での合致判別が必出)、空所補充語句判別、内容・理由説明正誤判別、換言説明正誤判別など、記述方式では抜き出し問題(空所補充・換言説明等)や、漢字(読み・書き)、語句の意味、四字熟語、慣用句、故事成語等の知識問題などがあります。
「古文」では、文語文法や単語の意味・現代語訳(必出)の他、内容解釈・換言説明・主語特定・本文合致・和歌修辞などがマーク方式と記述式で出題されます。また、文学史、古典常識が出題されることもあります。
「現代文」「古文」ともに、いわゆる説明記述の出題はほとんどありません。
※22年度は「マーク方式」のみでしたが、今後も記述方式が出題されないとは限らないので、留意しておきましょう。

 

中央大学経済学部 国語試験を攻略するための勉強法

知識

本学部の漢字(読み・書き)等の知識問題は、他学部と比較して標準的です。従って、誤答は致命的になるので注意が必要です。また、2022年度の学部別選抜Ⅰ・Ⅱでは漢字問題が同音異字判別となっているので、その点にも配慮しなくてはなりません。いずれにしても、先ずは「己が実力」を把握することが重要です。共通テスト(センター試験)の漢字問題(要は「同音異字」「同訓異字」の判別です。22年度と同形式)が基礎的語彙力のひとつの目安になります。最低10年分以上の過去問をこなしましょう。その結果次第で、具体的な学習を進めていきましょう。

尚、以下のサイトは「漢字問題」だけがまとめられていて便利です。

http://www.kanjijiten.net/center/index.html

「現代文」解法①

論説文(評論文)や随筆に特有の解法、そして全てに共通する解法を理解し定着させ、応用するために重要なのは「復習」の仕方です。「考え方のプロセス」をトレースすることが必須です。特に「間違った問題」が肝要です。誤ってしまった「分岐点」をしっかりと確認しておきましょう。さらに、いくつもの練習問題を通じて同種の設問に共通する「解き方のプロセス」を身につけましょう。それが解法となります。
尚、「具体的解法」に就いては本HPの別サイト「大学入試”王道現代文”」を御覧ください。

「現代文」解法②

本学部の「現代文」で注意を要するのは、判別しづらい本文内容(非)合致判別問題です(合致は「A」、非合致は「B」という択一式の解答形式にも注意)。2021年度はⅠ、Ⅱともに「現代文」2題で出題されています。論説文(評論文)であれば論旨合致と捉え、基本的には序論部と結論部の趣旨と照合すればいいのですが、出題されることのある随筆では本文全体と照合する必要があるので、スピード重視のより高度な選択肢消去のテクニックを習熟するように練習を重ねることが重要です。また、一般的な選択肢設問対策としても、選択肢消去の仕方を習得しておきましょう。換言説明であれば傍線部の原意(要は本来の意味)にこだわった原意消去、理由説明であれば直接的理由として結びつくかどうかによる消去などを常に意識することが肝要です。さらに、空所補充では代入確認を絶対に忘れないように練習を重ねましょう。

「現代文」解法③

2022年度は全てマーク方式で未出ですが、今後記述方式が復活するかも知れないので、抜き出し問題の対策もしておきましょう。基本練習を徹底させることが重要です。最初に抜き出すべき内容を的確に把握した上で、抜き出し範囲を絞り込みます(論説文(評論文)では原則的に同一意味段落、随筆は同一場面)。そして、条件に合致する抜き出し候補を探します(候補はひとつとは限らないので要注意)。空所補充では代入確認を忘れないようにしましょう(内容だけではなく文脈等も適合させます)。こうした練習を積み重ねることが肝要です。

古文

先ずは重要古文単語および文法を徹底的に習得する必要があります。現代語訳をする上での最重要ポイントでありますし、文法や単語の意味は直接問われます(必出)。特に助動詞、助詞の意味・用法・接続は完全に定着させましょう。また、敬語も頻出なので習得が必要です。さらに、文学史も含めた古典常識や和歌修辞法も出題されます。しっかりと確認しておきましょう。また、「古文」でも択一式の本文内容(非)合致判別問題が出題されるので、十分に練習しておきましょう。

 

推奨テキスト

*テキストには相性があります。できれば書店で手にとって確かめてから選びましょう。

知識編

(1)『入試漢字マスター1800+(四訂版) (河合塾シリーズ)』(河合出版)
(2)『現代文最重要語句(暗記いらずの)らくらく練習帳―熟語・慣用句・評論語句・外来語』(学研プラス)
(3)『新版完全征服 頻出現代文重要語700 三訂版』(ピアソン桐原)
(4)『ことばはちからダ! 現代文キーワード―入試現代文最重要キーワード20 (河合塾シリーズ)』(河合出版)

前項の共通テスト(センター試験)の漢字問題チェックで、5割未満の場合は(1)から、6割は(2)から、7割は(3)から、8割は(4)から始めるのが目安です。反復練習して完全習得させましょう。特に(4)では、「キーワード編」のみならず「頻出テーマ編」も熟読し、完全に理解しましょう。
尚、文学史、古典常識等に就いては、学校配布の「国語便覧」を活用しましょう。

現代文編

(1)『システム現代文 バイブル編(改訂新版)』(水王舎)
初級レベルです。「解法」って何? といった皆さんにお薦めの入門書です。根本を徹底的に解説しており、マスターすれば解法は一通り理解できるでしょう。

(2)『マーク式基礎問題集 現代文(河合塾シリーズ)〈六訂版〉』(河合出版)
初~中級レベルです。正解の根拠を明確にした詳細な解説に定評があり、入試現代文への突破口を開く一冊です。

(3)『現代文 解法の新技術(大学受験スーパーゼミ徹底攻略)』(桐原書店)
中級レベルです。あらゆる問題形式に対応した解法を明示しています。中堅からGMARCHへのステップアップ段階の一冊です。

(4)『入試現代文へのアクセス 完成編(河合塾シリーズ)』(河合出版)
中~上級レベルです。読解へのアクセスで問題点を喚起し、選択肢設問の消去の根拠も明記されており、解法理解度を自己確認できます。自らの実力を把握することで、中大合格に自信が持てる一冊です。

(5)『現代文読解力の開発講座(駿台受験シリーズ)(新装版)』(駿台文庫)
上級レベルです。読解力と解答の論理力を講義形式の解説で養成します。文章を客観的に捉える術が習得でき、本大学経済学部合格を確実にする一冊です。

(6)『中央大学経済学部(学部別選抜)の過去問』
実戦レベルです。10年分以上確実にこなし、解法をトレースしましょう。

古文編

(1)『重要古文単語315(三訂版)』

(2)『標準古文単語650(三訂版)』(ともに桐原書店)
前者を反復して完全定着させた上で、後者を数回丁寧に通読しましょう。それで語彙はほぼ心配ないでしょう。

(3)『ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル(三訂版)』(河合出版)
文法の基本が分かりやすくまとめられています。例文は品詞分解し現代語訳も必ずこなしましょう。

(4)『大学入試 全レベル問題集 古文 4 私大上位・私大最難関・国公立大レベル 新装版』(旺文社)
最難関私大などの良問14題を収録し、分かりやすく解説しています。古文の5つのジャ
ンル別対策が掴める古文ジャンル解説、重要な文法と語句を併記した現代語訳、全
ての問題に通じる最強の読解ルール等で、古文の読解に自信が持てる一冊です。

(5)『首都圏「難関」私大古文演習(河合塾シリーズ)』(河合出版)
本文と本文解釈を上下に併記し、主語特定、品詞分解、背景知識等の説明があり、応用力が確実に涵養できる一冊です。

(6)『速読古文常識』(Z会出版)
古典常識習得用です。必修300語を収録しており、実戦的トレーニング文章の文脈で効率的に定着可能です。共通テストから難関私大まで対応しています。上記の「国語便覧」と併用することで、より確実に習得できるはずです。センター試験から難関私大まで対応しています。

 

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