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慶應義塾大学 総合政策学部 小論文
入試対策と勉強法

出題傾向・攻略のための勉強法・推奨テキスト

慶應義塾大学 総合政策学部 小論文

ここでは、慶応義塾大学の総合政策学部を目指す方に対して、小論文試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。

※2021年度より実施される大幅な「大学入試制度改革」に伴う本大学の方針として、学部一般入学試験では全学部において「大学入学共通テスト(センター試験の後継)は利用せず、従来のとおり、各学部のアドミッションポリシーに則った入学者選抜を実施する」と発表されています(2018年11月19日)。したがって、本稿もこれまでに準じて「入試傾向と対策」を説明します。ただし、方針の微調整がなされることもあるため、今後の動向を注視してください。尚、以下の入試傾向は、2018年度までの入学試験に準拠しています。

慶応義塾大学総合政策学部 小論文試験の出題傾向とは 

 出題範囲(分野)

総合政策学部は「実践知」を理念とし、「問題発見・解決」に拘る学生を求めており、入試でも「自主的な思考力・発想力・構想力・実行力の有無」が判定基準になっています(同学部HPより)。
「多様で複雑な社会に対してテクノロジー、サイエンス、デザイン、ポリシーを連関させながら問題解決」を図り、「既存の学問分野を解体し、実践を通して21世紀の実学を作り上げること」(同HPより)を目標に掲げる本学部(SFC)では、文理を問わず学際的で多種多様な分野からの出題がありますが、特に同学部の主要テーマである「公共政策」に関する理念や具体的方策を問うものが多い傾向にあります。
複数の資料を比較・分析して、問題発見・解決能力やそれと結びついた政策科学の基本的な理解力、デー分析力などが問われます。

出題量と時間配分

文章(英文の場合もある)や図表・図版等、2~10種類ほどの膨大な資料(文章だけで1万字以上の年度もある)を読み解いた上で、全問で800~1700字程度の「説明・要約」+「見解」を論述をすることになります。試験時間は120分です
資料の読解・比較・分析・論点整理を30分強で終わらせ、説明・要約問題などを20分程度でこなしましょう。見解論述問題では、「構成メモ」を30分程度でしっかりと作成し、残りの40分ほどで丁寧に自らの見解を論述していきましょう。
尚、説明・要約問題などがない年度もあるので、臨機応変に対応しましょう。

出題形式

複数の資料(2~10と不定)が示され、それに関しての設問があるという形式は定着していますが、設問数や設問内容は年度によって異なります。
必出は、論点を提起した上で、受験生自身の見解を問う「論述問題」(400~1700字ほど)です。また、資料の内容理解が問われる「説明・要約問題」(200~800字程度)なども頻出です。
尚、図示(チャート・座標等、多種多様)が求められる問題も近年増加傾向にあります。さらに、数式記入(2015年度)や計算(2018年度)が求められる場合もあるので、要注意です。

慶応義塾大学総合政策学部 小論文試験を攻略するための勉強法

前提

総合政策学部の小論文では、必ず「問題の発見・解決」という視点が求められます。それは同学部(SFC)の理念そのものだからです。そして、出題分野は同学部の主要テーマである「公共政策」に関するものが多くなっています。したがって、公共政策を中心とした「総合政策学」についての高い見識がなければ、論述もままならないということになります。「グローバル化と情報化の進展という21世紀的な視点で、政策問題を解決する学問」である総合政策学の具体的内容を、情報収集を通じて早い段階から十分に理解しておく必要があります。
また、公共政策の研究手法に関して理解するとともに、広い意味での公共政策の争点(外交政策・エネルギー政策・地球環境問題・憲法改正・社会保障制度改革等)について広い関心を持って臨み、日頃から知識を蓄え、どのような意見の対立があるのか、政党間や立場の対立に留意しながら複眼的に考察できるようにしておきましょう。
さらに、本学部にはどのようなカリキュラムがあり、どのような研究が行われているかをリサーチし、本学部の研究領域と学問の方法に慣れ親しんでおくことも肝要です。 

知識

資料としての学際的で硬質な文章を理解し咀嚼する為には、難解な語句やキーワードを読み解く知識が必要になります。公民の政治・経済、現代社会、倫理の教科書レベルの知識も必須です。
また、論述での誤字・脱字は確実に減点要素なので、漢字ひとつたりとも疎かにはできません。高度な語彙力が求められます。
先ずは"己が実力"を把握することが重要です。そこで、センター試験の漢字問題がひとつの目安となります。最低10年分以上の過去問をこなしましょう。その結果次第で具体的な学習を進めていきます。尚、以下のサイトは漢字問題だけがまとめられていて便利です。
http://www.kanjijiten.net/center/index.html 

読解

小論文といっても、文章が示され、それについての設問としての説明・要約問題もあるので(必出ではない)、その点では「現代文」の問題と捉える必要があります。文章の内容を如何に正確に読み取るかが最優先です。
基本は論説文(評論文)なので、肝要になるのが最重要解法の「Nの法則」です。本文を序論・本論・結論に分け、論旨が述べられている序論部・結論部の対応関係及び、本論部での段落相互関係に着目して読解するという手法を完璧に理解・定着させましょう。

発想

資料と論点が提示されているとはいえ、それをなぞっただけでは単なる作文になってしまいます。
受験生各位の見解を論述するのですから、当然、独自の発想が必要です。幅広い議論の可能性を有している中で、如何に説得力のある視点を提起できるかが成否を分けます
そこで、常日頃から現在の政治的・社会的課題に対して、如何なる「新たな解決策」を提示できるのか、研ぎ澄まされた問題意識を持つことが重要です。身近に溢れる情報を、そうした観点で批判的に捉え発想力を磨き続けましょう。つまり、単なる知識の有無にとどまらない『社会科学的思考のセンス』を身につけることが必要だということです。そのためには、ありふれた日常的な事象について、多角的に考察しようという意思が肝要になります。

論述

自らの見解を的確に論じるには、脳内イメージを視覚化、客観的に捉える「構成メモ」の作成が不可欠です。
最重要な論旨、説明に必要な論点・視点を無作為に記し、整理してチャート化しましょう。その上で、見解を頭括型の論述になるように各要素を取捨選択します。
序論・本論・結論は「1:3:1」が基本です。こうした「構成メモ」の作成練習を重ねましょう。論述練習では、添削指導を受けることが必須です。 

推奨テキスト

ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。

「総合政策学」習得対策

(1)『総合政策学――問題発見・解決の方法と実践』(慶應義塾大学出版会)
「今」を分析し、問題解決へ主体的に対応する実践知の学問である「総合政策学」を解説しています。

(2)『コラボレーション!――SFCという「融合の現場」』(慶應義塾大学出版会)
研究領域を融合し未来的ビジョンを示す為に、SFCで何をしているかを説明しています。

(3)『入門 公共政策学 ――社会問題を解決する「新しい知」』(中央公論新社)
本学部の主要テーマのひとつである「公共政策」。本書は、政治学や行政学・経営学など様々な学問の知識を総合化し、問題解決に取り組む新たな学問である「公共政策学」のエッセンスを伝える入門書です。

 ※尚、2010年度過去問の資料1に「総合政策」の説明があります。参考にしましょう。

知識対策

(1)『漢字 一問一答【完全版】』(東進ブックス)
(2)『現代文最重要語句 暗記いらずのらくらく練習帳』(学研)
(3)『頻出現代文重要語700(三訂版)』(桐原書店)
(4)『現代文キーワード読解(改訂版)』(Z会出版)

前項の「センター試験(漢字問題)」チェックで、5割未満の場合は(1)から、6割は(2)、7割は(3)、8割は(4)から始めるのが目安です。反復練習して完全習得しましょう。
特に(4)では、「キーワード編」のみならず「頻出テーマ編」も熟読し、完全に理解しましょう。
また、政治・経済の教科書は必携。勿論、『政治・経済用語集』(山川出版社)等の用語集も準備しておましょう。

説明・要約問題対策

(1)『システム現代文 論述・記述編(改訂新版)』(水王舎)
初級レベル。記述問題から説明・要約問題までを明快に解説し、記述習熟の為に何を学習すればいいかが分かる1冊です。

(2)『得点奪取 現代文 記述・論述対策(三訂版)』(河合出版)
中級レベル。実例答案をもとに、答案作成のコツを具体的に提示しています。自己採点ができて、記述問題に自信がつく1冊です。

(3)『[記述篇]現代文のトレーニング(改訂版)』(Z会出版)
上級レベル。頻出テーマに沿った問題構成で、完成度も自ら把握できます。説明・要約問題の総仕上げへ向かっては不可欠の1冊です。

(4)『上級現代文Ⅱ』(桐原書店)
最上級レベル。これまでに演習してきた論述問題の考え方、解き方が定着しているかどうかをチェックできます。総合政策学部の説明・要約問題攻略へ最終段階の1冊です。

見解論述問題対策

(1)『吉岡のなるほど小論文講義10(改訂版)』(桐原書店)
初級レベル。「小論文とは何か?」「どのように文章を組み立てたらよいのか?」という基礎・基本を体系的に解説しています。入門から基礎力養成の1冊です。 

(2)『合格できる小論文』(河合出版)
中級レベル。「系統別実践演習問題」を収録、自己評価グラフで到達度確認もできる。総合政策学部の見解論述問題への完成度を高める1冊です。

(3)『小論文を学ぶ――知の構築のために』(山川出版社)
上級レベル。「読みと書きの技術論」「小論文に必要な知の構築」「実践演習を通じての知の習得」の3部構成で、総合政策学部で8割以上の得点ゲットをターゲットに据える1冊です。

(4)『小論文 テーマ別課題文集 21世紀を生きる〈改訂版〉』(駿台文庫)
最終レベル。主要頻出テーマごとの論点整理、キーワード解説が充実しています。万全を期すための1冊です。

(5)『慶応大学総合政策学部(過去問)』
最終レベル。数多く解き、総合政策学部合格への仕上げをしていきましょう。

「発想」「論点」「視点」対策

(1)『○○✕✕年の論点100』(文藝春秋/毎年11月発売)
毎年の日本の様々な争点が多角的に提起されており、論点・視点の捉え方を習得できます。時事対策にもなる1冊です。

(2)『NEWSWEEK Japan』(CCCメデイアハウス/週刊)
政治・経済・国際情勢などのグローバルな視点を磨くのに便利です。

(3)『人類はどこへ行くのか』(講談社)
世界史的観点での論点の把握方法を学べます。

※尚、新聞は毎日通読し、未知の内容や気になる記事はスクラップしておきましょう。また、朝日新聞から産経新聞まで、主張の異なる各紙の論説を必ず確認しましょう。

※[読解力対策]は割愛しました。不安な人は本サイトの同大学法学部対策を参照してください。

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