医大・医学部受験プロ家庭教師 藤田医科大学 生物の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

藤田医科大学 生物
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)

医学系の内容に特化した分野だけではなく、生態系などの分野も大問単位で出題されるため、全分野の学習が必須です。ヒトにかかわる数値も出題されるので、血球数や細胞の大きさや数などは押さえておきましょう。考察問題では有名ではないものをリード文から考えさせる出題もなされます。

出題量と時間配分

理科2科目120分で大問は4つです。一つの大問で10設問弱ですが、論述量が多い年度もあり、また考察内容も重めであるため、それほど時間的な余裕はありません。知識問題を即答できるようにすること、論述問題の解答作成速度を上げることが必要です。

出題形式

大問ごとに特定のテーマに沿った出題がなされます。まず大問の初めに文章が提示され、空欄や下線に対する設問に答えていく形式です。稀に、大問内が二つのパートに分かれていることもあります。図表は必要に応じて載せられるものの、それほど多くはなく、どちらかというと文章による記述が多いです。考察問題は純粋な実験考察というよりも、文章を踏まえて考えさせる類のものが多いです。

解答形式

記述式です。記述問題における指示は原則として「簡潔に記せ」であって字数の定めがありませんが、必要な字数の目安には設問間で多少の幅があります。概ね10〜30字程度になると考えて良いでしょう。選択肢問題は「すべて選ぶ」場合と、指定された個数を選ぶ場合とがあるので、設問の指示を読み落とさないようにしましょう。また、計算問題では立式を記述させる問題も出題されています。

攻略のポイント

空所補充問題や一問一答形式で用語を答えさせる設問が多く、記述問題も全般に教科書的な知識を説明させる問題が多いので、まずは正確な基礎知識の定着に徹しましょう。生物の進化・分類と絡めて代謝や発生・生殖の機構を答えさせるような総合問題が出題されたり、大問1つがバイオームに充てられたりと、幅広い分野で確かな知識を問われる傾向があります。したがって、特定分野の発展的知識を学ぶよりは、苦手分野を作らないように満遍なく、確実に基礎知識を学ぶことが求められます。

教科書や傍用問題集を用いて上記の基礎知識を押さえた後には、資料集を用いて知識を深堀していけば、自信をもって試験に臨めるでしょう。ただし、本学では論述としてアウトプットが求められるので、問題集での演習も忘れてはなりません。

考察問題は選択肢であることも多く、難易度も他の設問に比べれば高めです。実験考察問題ではないことが多いですが、学習の仕方としては実験考察問題の演習を積めば対応できると考えます。というのは、実験という形で情報を与えるか、単に文章として提示しているかの違いでしかないからです。いずれにしても、書かれている事実を使って考察していくことが必要であり、マスターするためには場数を踏む必要があります。

過去問については早めに触れておいた方が良いでしょう。本学はマークがほとんどである他の私大医学部とは異なり記述式です。医学部受験生は多数の大学を受けることが珍しくないこともあり、受験校の過去問演習を十分どころか1年分すらできない受験生もいます。受けてみたら記述でびっくりしたという話を聞くことも珍しくないので、遅くとも受験年度の夏休みには、実際に自分の目で傾向を確認し、時間配分や追い込み学習の戦略を考えて欲しいところです。

推奨テキスト

(1)『リードLightノート生物』(数研出版)
対象:初学者、教科書に沿った学習に着手する方
単元ごとに解説文中の空所補充、一問一答、基本問題、発展問題が与えられています。知識の出力機会が様々に設けられていることから自然と基礎学力の定着が行われ、自覚的な学習フローの設計が難しい初学者には特に好適な教材です。まずは教科書の進度に沿って、単元ごとに全問正解できるようになるまで学習を繰り返しましょう。ただし、免疫やヒトのホルモンなど、一部扱いの薄い重要単元がある点に注意が必要です。

(2)『生物用語の完全制覇』(河合出版)
対象:重要用語の定着を図りたい方、空所補充問題を練習したい方
空所補充問題は用語そのものの知識に加え、文脈から「答えて欲しい用語」を特定する力も必要です。本書は入試問題の文章を下敷きに空所補充形式で用語確認の問題が作成されており、実践的な演習教材として使い勝手が良いでしょう。ただ、用語についての詳しい解説は問題文中以外に存在しないので、参考書などを併用しながら使用すると良いでしょう。

(3)『生物(生物基礎・生物)基礎問題精講』(旺文社)
対象:教科書の学習を終えた方、必修レベルの演習を行いたい方
復習作業においては「分かったつもり」の知識ほど放置されがちです。本書は設問の直後に関連知識の精講や解説が掲載されており、必修知識を再確認するうえで心理的な負荷が少ない構成になっています。解答の正誤にかかわらず精講は熟読し、定着や理解が不十分であった点を学び直しながら解き進めましょう。

(4)『生物総合40題』(駿台文庫)
対象:基礎知識の定着を終えた方、総合問題形式の演習を行いたい方
文学作品や対話文の内容を生物学の知識へと関連付けながら総合問題を提示する、ユニークな問題集です。内容的に高度な設問も少なくありませんが、解説も詳しいので、より出題の難易度が高い大学を併願する場合にも活用できます。

(5)『生物重要問題集−生物基礎・生物』(数研出版)
対象:問題を沢山こなしたい方
基本から難問まで幅広く扱われており、記述問題も多いです。本学の考察問題のレベルを超えてしまう問題もありますが、長文問題も多いので全体として良いトレーニングになるでしょう。

 

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

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